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●特命係長 最後の劇場版
 日本のサラリーマン必見。これ見てると、男を理解してくれよ、世の嫁さんたち!!と叫びたくなりますね。家庭と仕事のバランスって、本当に永遠のジレンマですね。今回の特命は非常にハード。只野まさに絶体絶命!って感じで、かなり楽しめましたしガッツを補給さしてもらいましたよ。
 
●アポロ13
 アポロ13帰還に全力を尽くした男たちの勇士、ここに。NASAの人の頭の良さにしびれます。

●十戒
 人は誰もが運命を背負っているのでしょうか。今、このときに必要なことは何なのかを考えたい方はぜひ。

●TF;R
 新たなるトランスフォームは、リベンジから始まる-。サムの成長に主軸を置いた衝撃の第2作!劇場での大迫力とBDの高画質両方をあじわいました!ストーリーには時間の都合もあるのか、いろいろとおかしな点はあるものの、究極のCGクオリティと爽快感は顕在。2009年を代表する名作です、ぜひご覧あれ!

●テイルズオブヴェスペリア
 ユーリとフレンの過去を描いた作品。彼らの道はどこで分かれたのか、しかし変わらぬその思いはどこに由来していたのか…。ゲームのファンは必見。そういやBDはいつ出るんでしょうか。ただのファンアニメ化と思いきや、見せ所はしっかりしていて、泣いてしまいました…。映画館で。

●仏陀再誕
 これもある意味泣いた作品。作品について知りたい方は公式HPで調べてください。ドラゴンボールもビックリの法力戦はある意味感動。公式が病気であり、おれは教祖がこんな脳みその宗教には一切興味ありませんが…。EDテーマはこれまた衝撃の一曲なので、皆さんも悟りにチャレンジ。

●This is it
 仏陀の後の紹介で申し訳ねぇよ…。KING OF POPマイケル・ジャクソンの死後、急きょ製作が決定された作品。ライブ映像をつなぎ、あたかもそこでライブにジョインしているかのような感覚を覚えました。彼の才能と努力に驚愕し、謙虚さに感動します。彼のような人でありたい、そう思って生きていきたいです。この映画で、マイケルの見方は確実に変わることでしょう。これもまた、2009年映画史で欠かすことのできない一作です。

●重力ピエロ
 珍しく邦画。言葉の一つ一つが磨かれていて、「泣けない感動映画」というところ。これもまた、罪の背負い方について様々なことを考えさせられる名作です。

●天空の城ラピュタ
 合言葉はバルスと人がゴミのようだ。ネットをかじった人にとっては、この映画のもたらした「影響」の大きさはご存じでしょう。今見ても、映像の美しさ、アニメとしてのクオリティには脱帽ですね。個人的にはラストにもう数カット、パズーとシータの旅の様子がほしいところです。

●ターミネーター1
 シュワちゅわわわ~~ん。のムッチムチガチムチーンに惚れてください。噂どおり結構なB級のかほり漂う感じです。面白いけど。

●MOONWALKER
 MJが昔作ったMJマンセーな映画。しかしカッコ良いから許せちゃう。途中の映画は少し面倒だが、合間合間に挟まれるPVは本当に素晴らしい。特に、Smooth CriminalのPVはこれにしか収録されていないので、必見。かなり好きな一曲です。映画のオチも素晴らしいですぞ。

●ファイトクラブ
 また見たいorもういらね、のどちらかに分かれる一本でしょう。私は後者です。ブラピのキワモノ映画好きは異常。オチは半端ない。

●最高の人生の見つけ方
 留学前夜に見て大感動を巻き起こした一本。今までまるで正反対の人生を歩んできたじじい二人が、死を目前に夢をかなえまくるという、喜びと悲しさを上手に併存させた一本。死が目の前という状況なんですが、悲しさだけが前に出てくるわけでもなく、かといってハイテンションなおバカ映画でもない。非常にバランスよくまとまっていて、そう快感さえもらってしまって終わります。EDは泣いちゃいますよ。テーマソングもめちゃくちゃ良いです。自分の人生について考えますね、この映画みると。

●ストレンヂア
 和製アニメの境地ここに。剣術がカッコ良いカッコ良い。そして何より山ちゃんの全編英語演技!声優のプロ根性をまざまざと長瀬くんに見せつけた感じ。実際、長瀬くんの演技もなかなか良かったけどね!背景の美しさと圧倒的な動画はなかなかお目にかかれません。みれ!!

●ベンジャミン・バトン
 ベンジャミンの数奇な人生をたどっていくというだけの物語。見方によっては。だがしかし、彼に感情移入することができれば化け物級の作品になります。変わりゆく幼馴染に対応しきれなかったり、終盤で彼がいよいよ記憶を失い、そしてその命を終えるシーンは実に深いと思います。また、この映画は彼の数奇ぶりだけにフォーカスしていると思いがちですが、私個人としてはこれは、実はただ何のことはない人生に、焦点を当てていると思います。数奇ぶりでそれが際立つだけで。人生とは、さまざまな選択と、タイミングの連続で決まっている。それが運命なのか、そうだとしてそれを変えることはできるのか。時には操り、時には翻弄されることでその人の人生が形作られていく。そんな人生を描いた作品なのでしょう。これもまた、09年で外せない一作。必見です。

●WALL・E
 ディズニーピクサー渾身の新作!こーれも深い作品ですねー。ロボットのかわいさの陰で、今の人類に警鐘を鳴らします。味方によっては若干のご都合主義で、個人的には波長が合わなかった作品。良作ですが。

●MAKOTO
 深夜に見た邦画。東山くんがカッコ良いです。そんだけ!

●魔女の宅急便
 カーテンを開いてー、しーずかーなこもれびーがー♪ジブリ作品で一番好きです。ユーミンの曲がやっぱり良いよね。キキが成長する一端を描いた作品なんですが、盛り上がる⇒少し鬱になる⇒最後良い!っていう3段構成が完璧で、いつ見ても温かい気分になれますね。

●紅の豚
 今年はジブリ多かったなー。これも良かったですね。豚、かっこよすぎ。やっぱりヒロインは可愛くなくては。ネット界で大評判の理由がわかりました。この作品には男のロマンが詰まっています。

●FFⅦACC
 今年大本命。前作、FFⅦから2年後の物語。セフィロスによる星破壊の脅威は去ったものの、星痕症候群という奇病が人々を襲っていた。クラウドは運び屋として、エッジでバーを営むティファやマリンと生計を立て、町の復興に尽力していたが、彼自身、星痕を患い、今は一人教会に身を置き暮らしているのだった。ある日、クラウドは謎の3人組の襲撃にあう。彼らはクラウドを兄さんと呼び、そして母さんを返せと告げる。
 仲間たちが、次々に襲われる。愛する者が、そしてこの町が。そしてクラウドは、2年間引きずり続けてきた選択を迫られるのだ。あの男の復活を前にして。
 驚異のCG技術で制作されたFFⅦの続編、ADVENT CHILDRENのほぼリメイク版。フルHD化に加え、30分以上もの追加シーンと、野村氏の気合いの具合がひしひしと伝わってくる。というのも、FFⅦCrisis Coreの発売を経ることで、クラウドの心境に深みを加えることが可能となったことだろう。親友であるザックスが愛した人を守り抜けなかった罪をずっと背負い続けてきたクラウド。彼を許すのは、彼しかいない。それをできた時、彼は本当の心の強さを得て、そして人生が再開するのだ。まさにフィナーレを飾るにふさわしいクオリティとストーリーである。(DCは除こう、この際)そのCGには圧巻で、2次元でも3次元でもない、絶妙なバランスを保ち、服や紙の質感まで伝わってくるこだわりぶりだ。現代の技術を味わうには、このACCとトランスフォーマーが最適だと言いたい。

●漆黒の追跡者
 名探偵コナン13作目!ついに黒の組織が登場、と意気込んだものの、CMのクオリティが高すぎて、本編見ると若干スカしか気分になってしまったのが残念。しかし、啓作パートの描写の多さや孤立するコナンなど、過去の劇場版とは変ったテイストを提供してくれますので、お勧めです。あとOPのアレンジは最近めちゃくちゃ良いですね。来年は小五郎の声、神谷さんは帰ってこないのでしょうか。

●アイアンマン
 お金持ちがエゴ全開にして世界を平和に導くという物語。典型的なアメコミ。近未来的なセットとか装置に感動しました。CG含めた演出はトランスフォーマーを超えられなかったので、ちょっと地味な印象。

●クローバーフィールド
 後味悪いね。まぁ、ハンドカムでとらえたという発想には驚く。これを普通の具合に撮影すると、レジスタンスとゴジラを混ぜたような作品になるんでしょうけど、撮り方と発想の勝利です。あと一般市民目線でわけわかんないのも妙にリアルで怖いです。でもさすがに続編作っても飽きるだろ…。

●フォレスト・ガンプ
 ロバート・ゼメキスらしくトリックが満点の本作。ベンジャミンといい、フォレストといい、女ってやつは…!って思いますね。(笑)感動もするんですが、個人的には政治的メッセージが強い作品なのかもな、と思います。彼女は反戦主義、ガンプはとりあえず兵士に、っていう具合に。それでも、最後は本当に心に来る展開を見せてくれますね。さすが名作と呼ばれるだけありました。

●嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
●嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
 泣いちゃった、もう大人なのに。家族愛って素晴らしい。野原ひろしって素晴らしい。
 



この中からオレデミー賞を選べと言うのか…!
2007年も強豪ぞろいで選ぶのに苦労しましたが、(08はヘアスプレーが抜きんでていました)09年もなかなか苦労しますね。
 
さて、今年からはいろいろと部門をつけてまいります。
<俺デミー賞>
この枠は毎年CG映画がランクインしてくると思われます。というのも、CGガンガンのカッコ良映画って、アクションものが多くて感動って感じじゃないですしね。まぁ、ジャンルに偏るのもダメなんで、こういう枠つけます。以下2作。
トランスフォーマー;リベンジ
Final Fantasy VII Advent Children complete

WALL・Eは残念ながら落選。CG、ストーリーの両面でこの2作です。トランスフォーマーは毎回最高レベルのCG、そして爽快な演出とストーリーを押し出してきますので、最も俺デミー最優秀賞に近かった。しかし、2作目ということで衝撃の面では若干劣ってしまいました。そこだけですね、間違いなくすごい作品。
ACCは、これは衝撃という面でノミネートです。ゲームのキャラクターがここまでリアルになって動くということ、そしてやはりフルHDの素晴らしさをまざまざと見せつけられましたね。ストーリーもFFⅦ完結編として申し分ない仕上がりでした。

 
<俺デミー優秀章>
幸せな人生の見つけ方
ベンジャミン・バトン

 この2作も、トランスフォーマーと並んでかなり近い所に行っていました。ベクトルの方向は違っても、大きさは同じ。総合点で100点といったところなんです。この2作に共通するのは「人生」というテーマ。ここにかなり心動かされましたね。人には様々な生き方があり、そんな人生の素晴らしさを教えてくれた2作は間違いなく私にとっての優秀賞です。幸せな人生の見つけ方は、とにかく爺さん二人が実によい雰囲気を醸し出していて、2時間やさしい気持ちで映画に浸れます。男二人の友情はいつまでも永遠に。悲しさを感じさせないその死に、感動すること間違いなし。ベンジャミン・バトンは、感動する要素はそんなに無いのですが、その人生を追うことで、タイミングと選択の連続を実感します。自分の人生もそうでしたし、みんなの人生がそうなのだと思います。だからこそ、共感できる。共感できればこの映画は間違いなく名作になるのです。また、CGの技術も必見で、ブラピのおじいちゃん姿は驚愕。静かな映画なのに実はすごい技術が詰まっています。
 
<俺デミー最優秀章>
Michael Jackson   THIS IS IT
 映画なのか…自分の中で葛藤はありながらも、他の追随を許さぬ存在感を放った作品でした。ストーリーもない。目立ったCG技術もない。正直、これを1位にしてよいのかと思う部分はなくはありません。
 しかし何より、その衝撃度。
 これこそが、この映画に最優秀を称するゆえんです。07、08年と、今まで経験したことがないような「何か」を持っている映画に俺デミー賞を贈らせていただきました。ならば、やはり09年。数多くの名作あれど、この作品こそが俺デミー賞です。
 今年逝去したマイケル・ジャクソン最後のライブ。これが実現していたら、いったいどんなことになっていたのだろうかと息をのむ作品でした。彼の息遣いが、存在感が満載で、あたかもそこにいるような感覚、そして、彼はまだ死んでないんじゃないか、なんていう感覚さえ覚えた映画でした。マンパワーを存分に感じることができる本作。見た人すべてに、優しさを届けてくれる作品に違いありません。


 今年は俺ベリー賞はなしです。仏陀もなんだかんだ笑ったので。

 さて、今年は視聴した本数こそ少なかったものの、名作ぞろいでかなりの激戦でした。最後はやはり09年の人、MJがさらっていきましたが、正直、他の4作も間違いない作品勢です。来年はどんな映画が入ってくるのでしょうか。アバターなんかはCGが気になりますし、カールじいさんやクリスマス・キャロルも来年見ることになるはずなので、すでに激戦の予感がします。それでは、また俺デミー章2010で…。
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