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勇者シリーズ20周年記念
<勇者20th超合体盤>
GREATEST
ついに発売!!!

ズッギャーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


あー、もう泣きそうですね。
20周年記念商品、ついにきました。

勇者シリーズ生誕20周年を記念し、
テーマソングベスト&歴代ノンクレジットOP/EDを収録した2枚組more BRAVEST
そして、有名ミュージシャン総出演で名曲をカバーするHARVESTを同時リリース!!
さらに、それらをセットでBOX封入でお届けするGREATSET!!(しかも安い!)

最強の布陣で、ついに発売です!
勇者シリーズの根っからのファンである自分は当然、GREATSTをチョイス!普通の合体価格でも大満足なのに、なんと割引してくれるという。びっくりです。懐事情はよくないでしょうに、このサービスはなんなんだと。

さて、中身。
more BRAVESTに関しては、過去のBRAVESTにエクスカイザーとガオガイガーのテーマ計4曲を新規収録。もちろん、幻の名曲Alwaysもそのまま収録と、20年来に渡って待ち続けた完全版たる出来です。
DVDもついていますが、こちらは残念ながら本当に「おまけ」程度!リマスターどころか、DVD-BOX版より画質が悪いのもチラホラ…。この惜しさがまた勇者グッズらしいですけど。俺だったら寝る間を惜しんでリマスターしてたでしょう。しかし、DVD-BOXを持っていない方にしてみれば懐かしいこと間違いなしです!

さらに、カバーソング盤HARVESTは歴代OPテーマを大胆にアレンジ。
ガオガイガーの意外なアレンジにはじまり、中盤の米倉さん、終盤では風の未来へ、太陽の翼、そしてGATHERWAYと初代3作品は圧倒的迫力のチューニングが施されており、否応なく盛り上がってしまいました。とりわけ、ダ・ガーンとファイバードの大好きな2作品のアレンジがめちゃくちゃ好みだったのはうれしかったです。
 
BRAVESTを持っていない勇者ファンは当然のこと、既に前作を持っている人も必携の一枚!
勇者シリーズ、今後の展開にも期待したいです。
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なんもニュースねぇな…さびしすぎるぜ。

というわけで、こんなことやってほしいですリスト。
①新世紀勇者大戦がけっこう渋い味だったけど、やはり今一度ゲームを出してほしいね。
ハードはPSPがいいです。
アクションシミュレーションがよいかな。戦場のヴァルキュリアみたいな。ある程度までマップ操作で、攻撃時にはアクションモードに切り替え。アクションシーンは過去のACE作品くらいを目指してほしいところ。
アクションの腕でカバーできるっていうのがほしいですね。

よくよく考えれば、ブレイブサーガ2のフルボイスってすごいよね。今なかなかフルボイスゲームってない気がする。声優さんの調整ップリも完璧だったし。

②新作アニメ
ご新規はもういです。多分、今地上波で放送しようものなら「幼児向け」の勇者の良さは完全に消え去ること間違いなし。なので、ブレサガ的なOVA見たいです。2万くらいなら十分戦えるぞ俺はーー!!!
高松監督か、…谷田部監督か…。SUNRISE頑張ってくれよーー!!!

今の技術で当時の合体シーンとか作ってくれたら全身から液を出せる。自信がある。

③アニメが無理ならCDドラマでも…
いいですよ。えぇ。できたらアニメがいいですけど。



しっかし今のところなにもニュースがなくて悲しいですね。まだ3か月あるから、…3か月!!
勇太とレジーナなやっぱ結婚するんだろうけど、もうそんときとかデッカードとデュークはやばいんだと思う。
感動的な意味で。勇太は警察を統率し、たぶんレジーナはBPを始め超AIを持つロボットについて広く関わっていくのだと思います。


かなり深いんですよね。これ。
結婚とか、子供の顔見るとかは良いんですけど、基本的にデッカードたちは年をとらない。だから人間との友情って、どこかで終わりが来てしまうはずなんです。とても悲しい形なのかな。

そういう話がどこかで・・アンドリューか。
アンドリューはたしか、最終的に人間みたいになるんですよね。

デッカードたちもそうするのかな。
もしくはやっぱり、パソコンのHDDなどの記憶部分が劣化するように、デッカードたちもだんだんと物忘れをしていくのかもしれないですね。それだと、幸せかもしれないですね。

作中に、ロボットに意思を与えることとかどういうことか、という重いテーマをちりばめているこの作品。クローンとかへの警鐘とも受け取れます。実は、この作品ってすごいメッセージ性を持っているんだと思います。一見、人間とロボットとの友情っていう感動物語なんですけど、そこには壁とか、暗い闇が潜んだりしている。

僕もあれから15年たって大人になってます。今見ると、すごい発見が出来るかも。

あと最近涙腺が緩まりすぎてダメだ。
「人間の・・人間の感情には、創造した者への愛情は無いのか・・!?」
のナイト刑事の台詞で涙出た。あとレジーナが合体を止めるところで泣いた。

ダメだ。
最後の最終回は、オリジナルサウンドトラック2に収録されていますラストトラック。

「ダ・ガーンへのメール」です。

「ダ・ガーンに手紙を書かないか?」星史は皆に声をかけるが、どうにもこうにも・・
宛先はどこにすればいいんだ?
ということで、そこで繰り広げられるいつもの日常。地球を守った隊長たちは相変わらずで・・・



オフィシャルで展開された最後の物語です。

伝説の勇者ダ・ガーン。
勇者シリーズ3作目にして、勇者の父谷田部監督の最後の作品。
そして、俺がはじめて1年視聴したアニメでもあります。

あれから十数年経ち、購入していたBOXをついに見ることになりました。きっかけはなんだったか。確かレポート仕上げる傍らで再生していて、
「・・・見るか!全部!」
となった次第です。

 懐古・・という感じになってしまうのでしょうか。こういうアニメ、無くなったな・・。と、つくづく思うんですね。サンライズで言ったらコードギアスとか、ぶっちゃけ最近の流行りアニメはよく分からないんですが、(萌え系とか人気なの?)絵は奇麗、話もよくできてる。本当にそう思う。でもその一方で、なんかこう、心に染みいるというか、メッセージ性が感じられないんですね。見終わって、もう一回見ようとか、自分の中で色々落とし込む気にならない。ギアスなんかは感情の琴線を揺らすのは人の生死だったりで、ある意味反則技なんですね。重ねられるとイラッと来る演出。伏線の連続で、それを読み解こうとすることが中心にきてしまっている。小難しいセリフを解読することが中心になってしまっている。見てて疲れる時がありますよね。
 ところが、勇者シリーズってのは必ずしも生死ではない。むしろ、星史の親父のVサインだったり、母の胸で涙したり、親友との別れに涙したり・・そういう、より日常的な中で、ずっと見てきている人にグッと来させるような感動のさせ方なんだと。ストーリーも、今のみたくやたら複雑ではないが、なぜかシーンだけは思い浮かんでくる。頭に訴えるんじゃなくて、本当に心にダイレクトに沁み込んでくる。
 まさに子供向けアニメなんだと思う。最近は仮面ライダー同士で殺しあっているようで、お兄さんとても悲しいです。デスノート見て育った子供と、勇者見て育った子供ってやっぱ違う感じになっちゃうと思うんですね。悪をくじく正義。卑怯を憎む心。そんな人間としてのスタンスが、勇者には詰まっていると思います。面白いアニメ、じゃなくて、子供に何かを伝えたい、子供に見てほしいと真剣に作られたアニメって減ってる気がします。そして、やっぱりアニメって子供が見るもので、そういうのを必死に作る大人って必要なんだと思います。悲しいけど、収益考えたら厳しいのだろうけれども・・。

 色々書きましたが、やっぱ勇者シリーズは面白いと!小難しい話抜きに、ガッツリ心に訴えてくるものがある。頭で考えるんじゃなく、心で考えれば考えるほど味が出てくる。今のアニメが失ってしまった、「本当に大切なもの」が詰まっている。そんな気がしてなりません。

 


 オーボスとは一体なんだったのか、オーリンとは一体何だったのか。
 ドライアスやダイノガイストと違い、実態あるものではなく、巨大な悪という「記号」としての意味あいが強かったオーボス。奴を倒したことが正しかったのか、間違っていたのかはわからない。地球は防衛したけれでも、果たしてそれが本当の解決になるのかも。けど、そんな分からないことも含めて人間は生きている。人のこと、この自然や宇宙のこと、何もわからないんだけど、分からないから、互いに支えあって生きている。
 この日常こそが、互いに生き支えあう大切な日々こそが、星史たちが守ったものであり、そしてこれから作っていく新しい道なのかもしれない。

 Thank you  Da-garn.
   Good bye Da-garn.
数年の時を経て、ダ・ガーンが帰ってきた!


ということで、放送終了後の90年代後半に発売されたCDドラマ、ミステリアス・ツアー。
時間軸的には劇中のどこかだと思うのですが、ヤンチャーと仲良くなっていること、レディは星史が隊長だと知っておりかつダイレクターを狙っていること、など色々と整合性はない。しかし谷田部さんがしっかり監修をしているので、一応は正史になるのか。

まぁ、細かいことは気にしない!

いきなりばあやのセリフから始まって、「鬼」に関する古くからの言い伝えを語りだす。北北西の村に古くに出現し、消えていった鬼たちの話である。
そして時同じくして、星史、ひかる、ヤンチャーや蛍のもとに、「北北西に行け」という手紙が届く。北北西・・・。果たしてそこに何があるというのか?!星史たちの不思議なツアーが今始まる!


なんかもう、うれしいですね。OPはとにかく感動。OPテーマをバックに星史の掛け声!
そして中身も遊び心満載で、勇者シリーズお得意の声優ネタもあります。ダ・ガーンとセブンチェンジャーは互いの主について本音をポロリしてしまったり、オチがしっかりついていたりと、久しぶりに味わうダ・ガーンに当時のファンは酔いしれたのではないでしょうか。

またやってほしいですこういうの!

 皆がいて、俺がいる
 これからも、ずっと、ずっと―


 絶体絶命だった。ヤンチャーを強制的に降ろし、セブンチェンジャーは渾身の力を込めレッドロンと相撃った。「星史・・・王子を・・・頼む・・・!」
 シアンの圧倒的な戦力に、ダ・ガーンもなす術を失いつつあった。勝利のためには、もはや伝説の力しかない。
 厳光寺にセットされたプラネットエナジー活性化装置。もはや無理かと思われたその時、ひかるの、蛍の、ヤンチャーの、世界中の人たち、動物や、木々、海、空の全てが、それぞれの思いを共にした。湧き上がる金色の光。そして、いつしか勇者たちも光のエナジーとなり、ダ・ガーンに集まって行った。あふれだす力。

 「星史・・・」
 「分かってる。いよいよだ・・」

 巨大な光がシアンを吹き消し、光り輝く伝説の勇者ダ・ガーンはオーボス星へ向かう。もう、恐れるものなど何もなかった。「俺は明日を信じてるんだ・・・明日は、俺たちが作るんだ!!」

 

 1年という長い時間をかけ、多くのものを伝えてくれたダ・ガーンがついにフィナーレを迎えた。このブログでは2カ月にわたり実況してきて、間にPS3故障などを挟み大変だったが、無事に終えることができる。
 過去2作を経験した谷田部監督のお力はお見事だった。全体に一貫性を持たせつつも、決してそれが強すぎること無く、1話1話を素直に楽しめる。一話完結でもない、一貫したストーリーでもない、その間を行くことで、退屈な展開を防ぎ、予想外な展開がありつつも、全体としてみるととてもよくまとまっているという素晴らしい作品だった。

 そしてまた、魅力的な敵キャラクターも大きなポイントだ。敵のボスの手足として動くだけでなく、皆それぞれに意志があり、考えがある。
 <レッドロン>
 最初はただのおちゃめなメカマニアだったが、失敗から改造人間にされてしまう。最終的に撃沈した初期の敵メンバーは彼だけというのが意外だったが、そもそも好戦的なので本望か。彼のようなキャラクターは、前半と後半の色分けの象徴になりうる。レッドガイストは反則的な強さ。
 <ブッチョ>
 アヤシサーカスの団長しかしてその実態は。自分が蔑まれたことを忘れられず、自分だけの楽園を作るべくオーボスの手先となっていた。しかし、蛍に触れることで本当の自分というものに気付いてゆく。機械獣にジョアンナちゃん、蛍にジュラるディんちゃんなどと名付け、塩谷さん声優ということもありかなりキャラがたっている。
 <レディ・ピンキー>
 山本ピンク、マジカルピンキーの正体でかなりの女王様気質。星史の心に大きな穴をあけるという大役を担った。子どもからおばあちゃんまで、冬馬さんはさぞ大変だったであろう。傲慢にして自己中心的。物事の全てを損得勘定で考え、若さに執着するというひどい正確だが、物語終盤、彼女も星史と心を通わせるようになるというのはダ・ガーンならでは。ダイレクターを奪った回を担った功績は大きい。
 <ビオレッツェ>
 俺の大好きな幹部。真面目で策士なんだがおっちょこちょいがたたるなど、実は一番コメディに映えるキャラかもしれない。オーボスに心酔していたが、ついにその正体、目的に気付くことになり寝返る。オカマという反則的特徴を持つも、その意志は男の中の男。愛する者の為に命を惜しまないその姿に感動。「同じ宇宙に生きる」ということに共感しているなど、実は美しい心の持ち主だったのだ。

 初期幹部は本当に憎めない奴ばかりで、むしろ好感が持ててしまう。個人差はあろうが、俺に至ってはダグオンの敵キャラは全く覚えていないがダ・ガーンはよく覚えていた。そこには、子供心に訴える敵としての魅力が大いにあったということだろう。デブで緑、ピンクで女、紫のオカマと一見しての記号がはっきりしていて飲み込みやすく、深く味わうと様々な表情を見せるという描き方はお見事。
 <シアン>
 物語終盤から出てくる絶対悪オーボスの親衛隊。とにかく強い。エグゼブがどうとか、フォルツォイク親子がどうとかいうレベルじゃない。惑星を破壊しかねないGXバスターをはじく姿は印象的だった。
 <オーボス>
 宇宙そのものであり、我々人間の投影である。恐らくは宇宙の誕生とともに今までずっと生き続け、この宇宙の全ての歴史を見てきた存在。プラネットエナジーを集め、伝説の力を求める。伝説の力で全てを虚無に染めあげようとするが、実は死の願望があったのかもしれない。最後のセリフは「これで死ねるのか」。
 存在のもう一つの意味は、我々の投影だ。地球のエネルギーを我が物顔で吸いつくす存在。地球を危機に陥れる存在だ。

 勇者シリーズの中でも、ブッチョ、レディ、ビオレッツェのように、こちらに協力し改心していくという展開は類を見ない。罪は完全に許されることはなく罰は受けることになるが、勧善懲悪に終始しない、人間の優しさというものを描いている。
 
 <香坂春夫・つくし夫妻>
 ダ・ガーンがシリアスな展開になってもいやしてくれる貴重な存在。そして星史の生命線を担う存在でもある。なぜこんなおっとりした抜けている夫妻からしっかりしたひかるが生まれたのか?!いや、こんな夫婦だからしっかり育ってしまったのか?!ともかく、なんていうか、ほんわかしてて大好きですこの人たち。
 <根元巡査>
 「本官のパトカー!」本当に、街を愛し守る警官です。こんな警官がいる緑が浜がうらやましい。ダ・ガーンがシリアスな展開になっても笑わせてくれる貴重な存在。実はすごいど田舎の出身で、それでも警察官という仕事に誇りを持っているから頑張っている、というあのエピソード一つで、その人を深く見れるんですよね。始末書だらけでパトカーもなければろくに仕事も出来なくて大変だったけど、最後にダ・ガーンとお話できて報われました。ブッチョのウサギをバタバタとなぎ払うその姿は、動物愛護団体とやらが騒ぐんじゃないかと冷や冷やした。
 <桜小路蛍>
 この子がいなければ星史は成長のカギを得ることができなかったし、伝説の力も発動しなかっただろう、自然と心を通わせることができる不思議少女。星史にアドバイスをしたり、ブッチョに説教したりと、貧相な外見とは裏腹、強い意志を持るインパクトのある存在です。ひかるとダブルヒロインなのか?!と思いきや蛍は正統派の不思議系で、どうにもこうにも・・・。彼女自身も、星史やひかる、ヤンチャーとともに闘って友情を深めていくことで、大きく成長していますね。すごく笑うようになったし。これからも皆仲良くいてほしいです。
 <香坂ひかる>
 正真正銘、星史の嫁さん。しっかりしていて男勝り。だけれど、誰よりも星史のことが心配だし、星史がデレデレしてるとイライラしてしまう。・・ツンデレか!!いや、少し違うか。「誰かを守る」と考えた時に、星史が真っ先に想い浮かぶのがひかるなんだと思います。いつも近くにいすぎて気付かない大切な存在。うっとおしいと思っても、ふと考えると、すごく大切な存在。そんな大事なポジションに彼女はいますね。喜怒哀楽があって強く、見ていて楽しい少女。ピンクへの嫉妬とか、本当は本当に星史が好きなんだと思う。
 <ヤンチャー>
 星を滅ぼされたという事実を星史に持ってくる大事な役目。最初は野性味たっぷりだったが、ヤンチャーも地球人と触れ合うことで、次第に成長していく。父親と母親、いやそれどころか故郷ごとおさなくして失くしているので、人間と分かち合うということに、実は欠如していたのかもしれない。(それでも、セブンチェンジャーの教育は功を奏しているはずだ)星史の家庭をしごくうらやましがり、香坂夫妻の手料理をうまいうまいと食べるその姿に、少し心が痛む。
 <高杉光太郎、美鈴夫妻>
 偉大なる父親、地球防衛機構大佐である。星史の正体にはやく気付き、ダ・ガーンに協力を要請しては広い心で信じあうことができる非常に理解のある方。オーボス星でもたじろぐことなく敵と渡り合い、どんな窮地でも崩さぬその表情、まさに軍人の鏡である。一方で、ときたま帰ってきては真顔でギャグをぶっとばすというおちゃめな面もあり、忙しい中でも星史に剣道の稽古をつけるという父親の鏡でもある。
 そして美鈴は敏腕ニュースキャスター。とにかく料理がどうしようもなく、家をあけがちだが、その一方で誰よりも星史の心配をしている。星史が家事得意になったことに心を痛めているが、これが実は確信犯だったりする。しかし、星史がへこめばそこは母親。星史に最後の力を与えてくれたほかならぬ人物である。母の力は偉大。

 <セブンチェンジャー>
 ひたすらに王子ラブ。王子の勇者であり、父親でもある。ダ・ガーンに引けを取らない苦労人だろう。復活するも故郷を守れなかったという枷に、ずっと苦しめられてきた。敵として登場しセイバーズを死に至らしめるなど圧倒的な強さを見せていたが、味方になるころには敵の勢力も協力になり、パッとした活躍は見せれられないでいた。そして見所は何と言っても最終回。最後の力を振り絞ってのレッドロンとの玉砕、ヤンチャーの絶叫は多くのファンを泣かせたことだろう。彼がいつしか星史やダ・ガーンと打ち解け合っていく様は、とても面白かった。
 <ランダーズ>
 「ラァァアアアアアアアアアアアンド、バイッソン!!」でおなじみ、口の悪いランダーズ。セイバーズ正反対の正確にすることで、双方とも個性が際立っている。リーダーが脚部担当など、かなり珍しい合体方法を持つ。そのパワーたるや絶大、いやそれ以上に固いものでもそれ以上固いものと気合ぶつけりゃなんとかなるだろ!!みたいな元気は星史の心を強く後押ししたはずだ。
 <セイバーズ>
 ランダーズとは対照的な礼儀正しき空の勇者たち。ジェットセイバーなのかジャンボセイバーなのかリーダー争いはあるが、俺はずっとジャンボセイバーだと思っていたぞ。セブンチェンジャーにやられるも、ペガサスセイバーにパワーアップして登場。このペガサスセイバーは勇者史に残る挑戦であった。あとにも先にもこの合体方法は存在していない。飛行能力と安定した戦闘能力は、きっと星史も頼りにしていたはず。残念なのは、必殺技のバンクが佐々門作画だったこと・・かわいそうに・・・。ちなみにCDドラマでも彼らの一幕は笑必死だ。
 <ガ・オーン>
 「酋長、疑う、よくない」キリマンジャロの勇者ガ・オーン。ダ・ガーンがアフリカにいる間、星史の一番勇者として地球防衛の任務を担った。さびしがりやで無口。きっと皆好きだったはず。その強さたるや絶大。しかし、Gダ・ガーンGX登場後は完全なツールに化してしまい残念だった。
 <ダ・ガーン 高杉星史>
 我らがリーダーダ・ガーン。本当に勇者らしい勇者。カタブツとも思えるほどのまじめな性格で、星史を信頼し続けていた。星史とはやっぱり、親友っていう間柄が一番いいのかな。実は、根元巡査に迷惑をかけつづけていたことを気にしていた。ブレストアースバスターやGXバスターなどの超強力技をはじめ、技のバリエーションはかなりある。
 そして隊長、高杉星史。まさに主人公の中の主人公。わがまま放題、地球のことより今日の晩御飯とかわいいあの子のこと~というようなまさに少年の中の少年。それがなぜかオーリンに選ばれ、勇者たちの隊長になった。数々の試練に見舞われ、そのたびに成長していく姿は、1年放送の醍醐味。地球の誕生からプランクトンの発生、そしてそれが魚になり、陸にあがり、多くの祖先がいて、今の俺がいる。そして今の俺をとりかこむひかるや蛍、ヤンチャー、父さんや母さん。自分はひとりで生きているんじゃ無く、皆がいて俺がいるんだ。ということを、辛く過酷な戦いを通して学びとってきたのだ。1話と46話の星史を比べれば、まるで別人である。なぜオーリンが星史を選んだか。それは、星史が信じる未来の可能性をダ・ガーン同様に信じていたからなのだろう。そして、ダ・ガーンやオーリンや星史たち若者に、自ら地球を考え、生命を考え、その上で彼ら自身で、進むべき道を歩んでほしいというメッセージを残したかったのだと思う。もちろん、ダ・ガーンはそんなこと一言も口に出さない。大事なことは、言わないものだ。それは、星史や皆が感じ取り、そしてこれから作っていくものだから。

 
 優しく、しかし深い声で、ひとことひとことが心に沁み込んでくる。
 「ダ・ガーン!!」
 お別れだ。もう。
 「君の言った未来を、私も、信じている」
 そう残し、ダ・ガーンは再び長い眠りについた。

 ダ・ガーンの最後のぬくもりを感じながら、星史は空を降りてゆく。その故郷の風が、星史の体を包みこんでゆく。見渡せば、自分の故郷。戦いでボロボロになっても、命の輝きできらめいている美しき緑が浜だ。
 ひしゃげたパトカーがきれいに突っ込んでいる厳光寺では、根元さんが、ひかるの父さん母さんが、団長が、蛍が、ヤンチャーが、そしてひかるが、俺の帰りを待っていた。

 ―みんながいて、俺がいる。今まで、これからも……ずっと、ずっと……!―


 伝説の勇者ダ・ガーン
 最終回 風の未来へ

伝説の勇者ダ・ガーン
第45話 地球絶体絶命

 俺は絶対に未来を信じる!

 ついに地球への総攻撃が始まった。レッドガイストとセブンチェンジャーは緑が浜で戦闘。星史はその間に、GDOへ向かっていた。
 伝説の力は、本当に発動するのか。全人類が、利己益の為では無く、本当に地球と想いを共に出来るのか。残念ながら、発動のカギがそろわずにいた。そんな時、全世界に日本のテレビ局から放送が入る。美鈴だった。

 星と運命を共にする者達よ
 星と想いを共にせよ
 星と願いを共にせよ
 黄金の光集いきて
 新たな道を照らすであろう

 そこへ現れるは分からず屋の郷上だが、美鈴の啖呵がそれを圧倒した!
 そして時同じく、シアンの放つプラネットエナジー活性装置が作動。南米、チベット、アフリカの解放点がヒットした。そしてオーストラリアへ向かってくる敵を迎撃するダ・ガーンだったが、シアンの力は絶大だった。惑星に損害を与え、地球圏外まで伸び続けるブレストアースバスター同様に強力なGXバスターをいとも簡単にはじく。ダ・ガーンの絶大な力をもってしてもかなわぬ相手。そしてそれは、レッドガイストも同様だった。
 思わず弱気になるダ・ガーンを、星史が一喝した。「俺たちはまだ生きている!俺は絶対に未来を信じる!!」伝説の力発動への準備はすべて整い、敵ももう全ての解放点をヒットさせようとしている。両者の激突の舞台は、始まりの街・・最後の解放点がある緑が浜へ。

 最終決戦における勇者の絶体絶命はお約束だが、だがしかしいやがおうでも盛り上がる。全ての勇者が分散し、解放点をつなぎとめようとする。圧倒的な敵の戦力。絶体絶命の状況。

 地球の未来は―

 次回、最終回  風の未来へ
伝説の勇者ダ・ガーン
第44話 オーボス星の決戦

 同じ宇宙に生きているから


 傷ついたビオレッツェとピンキーをかくまっていたのは、何と蛍だった!星史やヤンチャーはなぜそんなことをするのか分からなかったし、レディもそれを拒んでいた。蛍の言うその理由は、「同じ宇宙に生きているから」

 高杉大佐の居場所を教える代わりに、オーボス星へ連れていけというビオレッツェの要求。この策士に幾度となく追い込まれた星史だったが、彼を信じることにした。星史自身、「同じ宇宙に生きていること」と感じ取っていたのだろう。
 そして見逃せない根元さんの見せ場!目の前で洗車していたパトカーが変形・合体しGダ・ガーンGXへなる。巨大で謝るダ・ガーンに、久しぶりに笑みがこぼれる。そう、それだよ!これが根元さんのポジションなんだよな!!始末書も報われた瞬間だった。

 さて、レディの若さを取り戻してやったビオレッツェは、追い込まれた中レディに「同じ宇宙に生きる」ということを説く。命がけで彼女を救おうとしたこの男に、レディの強情な心も変わりゆく。「出来れば、あんたともう少しそういう生活がしたかったわ・・」くそ。なんてかっこいい野郎なんだビオレッツェ!勧善懲悪の否定、というテーマも大きい。悪は悪だが、罰せられぬ悪も存在する。それこそが、ビオレッツェであり、レディであり、ブッチョだ。人は変わることができる。それを示すのがこの3人であり、ダ・ガーンの面白いポイントだ。
 ビオレッツェは、オーボスのやり方に賛同できなくなった。いつしか、星史たち人間の言う絵空事のような希望に、彼らの優しさに賭けたくなったのだろう。巨大な敵にひるむことなく、自分の信じた道を貫き通すその姿は、敵味方の線を越え、心に染みいる。
 ビオレッツェは猫に変えられてしまったが、辛くもオーボス星から脱出。レディの心も氷解し、星史たちと分かりあえることが出来た。父の存在、母の存在、そして昨日の敵は今日の友。この3作で、最終決戦への道は開かれる。

 かつては敵だったが、この同じ宇宙に生き、分かりあえた友の想いを心に―

 次回、地球絶体絶命
伝説の勇者ダ・ガーン
第43話 隊長、命令を!

高杉星史の決断。


 今まで、地球のことなんて何も考えていなかった星史は突然、何の前触れもなく、地球を守る勇者たちの隊長になった。勇者たちが忠実なのを良いことに最初はお遊び半分だった。
 だがしかし、敵が地球のプラネットエナジーを狙っているということ、そしてプラネットエナジーを失った惑星は滅びるということを知った。実際に同じ目にあった惑星の生き残り、ヤンチャーやセブンチェンジャーと出会った。このひとつひとつが星史の肩に重くのしかかっていた。
 そして極めつけは父を失ったこと。自分のもっとも身近な愛する人を、初めて失ったこと。自分のミス一つで、母親を、ひかるを、蛍を、大切な仲間たち、そして地球を失う恐ろしさを思い知った星史に、もはやダイレクターを握ることは出来なかった。

 同時に、若さを失い功を焦るピンキーが緑が浜へ攻め込む。容赦ない攻撃が続くが、命令が無い限り勇者たちは行動できない。

 星史は今まで、ヤンチャーが母親とべったりしているのを見てはたびたび怒っていた。普段そんなそぶりは見せないが、父も母も家を空けることが多い中、星史は意識していなくとも愛に飢えていたのだろう。そこへのしかかってきたのが地球防衛というプレッシャー。星史は、あふれだす感情を抑えきれなかった。そして、そんな星史を動かしたのは、ほかでもない母の力だ。震える手で、大丈夫だと星史を抱きしめる美鈴。星史は悟る。自分がここで逃げていては、全てを失うことになってしまう。自分がここで立ち向かわないと、もっとも恐れていた事態になってしまう、と。いないのだ、自分のほかに。オーリンに選ばれ、勇者たちを率いる隊長は、自分の他にはいないのだ。
 全ての迷いを捨て去り、真の隊長の気概を得た星史の顔は澄み切っていた。1年を経て、星史は真の隊長となったのだ。

 戦闘が終わり、まさかシアンによって撃墜されたレディを助けたのはビオレッツェだった。彼は、オーボスの存在に疑念を抱き始めている。上級幹部であったはずの彼の意志の変更。ダ・ガーンの面白さは、敵にも非常に強い個性があることだが、はたして、ビオレッツェの次の行動は・・・?

 次回、オーボス星の決戦
伝説の勇者ダ・ガーン
第42話 出現!伝説の力

<エピソード概要>
 高杉大佐を乗せオーボス星へ乗り込んだダ・ガーンはいきなり攻撃を食らうが、高杉大佐の機転により、それを防ぐとともにオーボスをあぶりだすことに成功した。オーボスと和平なんか出来やしないと考える星史に、大佐はあくまでも和平を貫く。
 「おたまじゃくしは蛙の子。蛙が立派な生き様を見せてやらねば、オタマジャクシもどうやって手を出し足を出せばいいか分からんだろう・・・。
 「大事なのは生き様だ」
 と、心に響く数々の名言を残している。それは地球の隊長に語りかけるでもなく、敵をひるませるために言うわけでもなく、ただひたすら、自分の息子に語りかけているようだった。あまりにも深すぎる。
 「この2本の指がくっついたとき、伝説の力が発動する」
 そうハッタリ切って、あせるヴィオレッツェを尻目に「冗談だ」と言う。オーボス相手に交渉の主導権を握るというのは、さすが地球防衛機構の大佐。オーボスは下品な高笑いをし、伝説の力は「退屈しのぎだ」と言った。

 激高する大佐と政治。拷問を受ける二人に、ダ・ガーンも出力を上げていく。

 地球では、蛍やひかるたりが祈りをささげていた。
 星と運命を共にする者達よ
 星と想いを共にせよ
 星と願いを共にせよ
 黄金の光集いきて
 新たな道を照らすであろう

 みんなの思いが募るほどに、ダ・ガーンは力を増していく。感動の展開である。
 しかし、シアンはダ・ガーンに執拗な攻めを繰り返し、ついには高杉大佐を捕らえた。「大佐!」かけより助けようとする隊長に、

 「来るな、星史!!」

 お前が地球に帰らなくては、誰が地球を守るのだ。
 星史は半ば強制的にダ・ガーンに連れられた。シアンに押される中で見えたのは、攻撃されながらも、あまりにも凛々しくたくましい父のVサインだった。

 「父さん!!!」

 星史は涙を流し絶叫した。そして同時に、星史の、美鈴の、ひかるや蛍の気持ちにこたえるかのように、伝説の力が一時的に発動したのだった。

<レビュー>
 ・・つまり何がいいたいかと言うと。
 泣いてしまったわけですよ・・。俺は。昨日の夜中に。

 父さんはきっと、ずっと、はじめて会ったときから星史だって気づいてたんでしょう。だからダ・ガーンたちを誰よりも信頼していた。素性を知ることなんて大事な問題じゃないと思っていた。実際にそうだったのだろうし、何より、その正体を知っていたのだから。
 先に生きる大人として、子供たちに見せてやれる背中は何か。『蛙』として、その小さな背中に地球の重みを乗せて戦う星史に見せてやれるものは何か。高杉大佐の答えは、「勇気」だったんだと思います。戦わないという勇気。生身ひとつでおくさず敵と渡り合う勇気。窮地に陥っても、堂々とVサインを見せ付ける勇気。
 緊張感の漂う音楽が突然ぷっつり切れて響く父親の言葉。あのシーンはもうたまりません。とにかく今回は名シーンの塊で、これは一生に一度見ておくべき、父と息子の熱い物語です。

 オーボスって、実は僕らなんだな、と。高杉大佐が「欲望の奴隷め!」と激高していましたが、今の人間も際限ない欲望を満たすため、エナジーを地球から奪っている生命体なんですよね・・。このオーボス、その新の姿は何なのか。多くのプラネットエナジーを搾取し惑星を壊し続け、伝説の力を得、絶対の孤独の先、その果てにあるものは・・?ここはもう少し、後のレビューでも触れていきたいと思います。

 
 父が行方不明になった今、隊長はどうするのか・・。
 次回、 隊長!命令を
Zero
HN:
Zero
性別:
非公開
ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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