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ヴェルサスのPVを見たけど、これほんとすごいなこれ!
荒野とか実際に見たことない風景なら実感わかないんだけど、市街地なんかをここまでのクオリティで創られると、大興奮する。

FF13-2は…。まぁ、前回の「反省」をしっかりやって作ってもらえれば傑作になるとは思いますけども、大丈夫かなぁ…と不安が大きい。

零式はUMD2枚組て…!!どんだけやらすんじゃ!!

と。
最大の問題は、4月から社会人なのでやる時間があるんだろうか、ということで。このブログもいよいよプレイ日記として活躍しそうな予感。
最近になって思ったが、勉強とかのことを一切書いていない。いや、一切ではないが、愚痴以外はほとんど書いていない。まぁいいんだ。当初からそのつもりだったし。
楽しいことを書いて、楽しいことを思い出して次に進む。その陰で「あぁ、こんなこと頑張ってたんだねぇ」みたいに振り返れたら良いなぁ、と思って始めたんだから。
自分日記だからな。メモ帳につけとくと絶対更新しねぇ、と思ったから、一応ウェブストレージとして掲載してるわけで…。

そんなこんなで、今勉強中です(汗
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まぁ、でも…うん…


いいんじゃない?
あんま、思い返せば特に何も思い出せない出来だったし。

戦闘は良かったけどね
キャラがやっぱね…ライトニング姉さんのデレっぷりが見たかっただけだったかなと。

どれくらい売れるんだろう。

最後までやったし手元にも残してるけど、DLCが無くなったりとかなり無責任な発言が散見されるのはかなり気になる。ゲハがどうこうってより、会社としての信用の問題が。
信じ続けることが奇跡を呼んで

未来につながっていくよ

ずっと ねぇ ずっと 見守っていてほしい

Dear my friend



前回、レインズについてまとめて書いたということは故郷・コクーンへ変えてきたときだったのだと思います。

ついに終結、FF13です。

結論から申しますと、このゲームかなり満足度が高かったです。
嫌いな人にとっては、許せないレベルのストーリーだとは思うんですが、個人的にはなんとか整合性のとれた、良い話だったと思っています。

<ストーリー>
まずはここから行きたいと思います。
アルティマニアで、「群像劇」を描きたかったという今作。まさにその狙いは的中で、人間の生生しさっていうのが随所に表現されていたんじゃないでしょうか。クラウドやスコールなど、感情をひた隠しにするクールな主人公を中心に据えて…という感じではなく、今作は、パーティーの全てが主人公であり、ありのままに感情をあらわにし、その末に絆と、決意とを得ていくという印象を受けました。

特に、ホープの成長っぷりに関しては、「実はこいつが主人公なんじゃないか?」と感じるほどでしたし、彼が主人公になる数年後のFFも見てみたいな、と思うほどでした。

ライトニングをはじめ、スノウ、サッズ、ホープは、何のことはない普通の生活を送っていたが、ある日突然、外界の遺物によってルシとなり、自らの人生と無関係な「使命」を背負わされることになる。
物語はここから始まるので、どん底状態だ。
どうすればよいかもわからない、たとえ使命を果たしたとしてもその先にあるのは「永遠の命」という「死」のみ。

理不尽な運命に翻弄される人間の描写と考えると多少甘さはあったかもしれないが、様々な試練を乗り越え、強さと絆を手にしていく一行にはグッと来る点はあった。また、システム面においてもそういった試練として「召喚獣」を持ってきたのはなかなかおいしさがあると思う。

ヴァニラ・ファングもパルスのルシであり、パルスのルシの使命は、「コクーンを破壊すること」であった。
そして、反対するかと思われたコクーンのファルシの一人バルトアンデルスも、なんとコクーンの滅亡を願っていたのだ。

神はファルシを作った。そしてファルシは人間を作った。

その人間は、長きにわたる深化の末に、同じ修族同士で殺しあうことができる稀有な存在となった。
この事態を憂いたバルトアンデルスはこう考える…「人間のプラント」である「コクーン」を滅ぼし、それを贄としこの世界の創造主である神を降臨させ、この世界を再建するほかない、と。
終局・滅亡・絶望という救いしか、残された手はないのだと…。
それゆえに、バルトアンデルスは大総統として君臨しつつもライトニング達に陰ながら手を貸し、彼らにとっての奇跡、と演出していくのだった。

一方で、ライトニングたちは誓いを立てる。
たとえルシの使命が「コクーンを滅ぼすこと」であっても、人間としての使命、「故郷であるコクーンを守る」ということを貫き通すということを。
ファルシに飼われているという現実を訴え、人間の手で、人間の命をふたたび手にするということを。それはレインズが自らの命と引き換えにライトニングたちに訴えかけたことでもあった。志半ばで命途絶えた者たちの思いを背負って、進むのであった。

その昔、黙示戦争といわれる戦争で、ファングはラグナロクとなり、コクーンの外角に傷をつけた。しかしその瞬間、「女神」というものが姿を現し、「ラグナロク」の力を奪ったのだという。
彼女とヴァニラは数百年を経た今目覚めた。


…というお話しですよね。
単純に、パルスとコクーンという二つの世界の衝突かと思っていたんですが、各々の人間関係が深くなることでかなり面白くなりましたね。
そして最終決戦…。
絶大な力と目的を持ち、しかし生まれながらにして繭にとらわれ、その生を呪ったファルシと、
力も目的も持たないが、信じる心が起こす奇跡で繭を破る力をえた人間と闘いが面白い。

滅ぶことが救いだと考えるファルシに対しての、
それは逃げにすぎず、たとえ救いはなくとも、生き続けることが人間だ、というライトニングの言葉は、この50時間の旅路を本当に記していると思います。
絶望の中でも、彼らは生きることをあきらめず、お互いを信じここまで生きてきた。
だからこその思いセリフだなぁ、と思った。

信じ続けることが奇跡を呼んで 未来につながっていくよ

EDテーマのこの詩は、実はこういう意味があったんだ、と。
皆は、人間の使命というものを、人間の可能性というものを信じ、逃げないという誓いを持ち続けてきたわけで、だからこそ奇跡が起こったのだと。

また、ファルシが放った「絶望の先に希望がある」かなんかという言葉も相まって、
最後の奇跡の復活演出も「えーーーっ!?」ってならなかったんですよね。ここだけ見れば完全にご都合主義なんですけど、しかし彼らのこれまでの行動を見てきたら、実はそれがファルシの理論にそぐっている。

ファルシは、滅びという絶望ことが実は奇跡であり希望であると思ってきた。

一方で、ライトニングたちは絶望という状況をずっと味わってきて、その極みこそが仲間全員が死骸になることで、ラグナロクになってしまうことだった。そこを経験し、真の絶望を味わった瞬間、「皆が笑っていたという希望のビジョン」を見ることができた。

…なるほど。と、なってしまうわけだ。


最終的に、ファングとヴァニラはコクーンの支えになりその命を永遠のものとします。
数百年の時を経て、彼女たちは帰るべき場所に戻ってきた、そんな感じですね。
すごく良い物語だと思います。EDテーマと美麗なグラフィックと相まってラストの感動はすごいものだし、これまでの物語がその感動に厚みを持たせていますね…。

いうことなし。

気になるのは、

女神
ファルシ
このあたりの存在意義というか、どんなものなんのか

後日明かされるのかもしれませんね。
なんにせよ、ライトニングさんは最高です。



<システム>
オプティマがとにかく良い。
行動順位、「ヘイスト優先」「デプロテ優先」なんかを決められればなお良かった。まぁ自分でエンハンサーやれば良いんだけど、実際にそちらのほうが良いリザルトが出たりする。
しかしサポート役っていまいちつまらんよな。やっぱ攻撃したいよな。

愚痴っぽくなりましたが、システムは過去最高です。

クリスタリウムについてはスフィアをより深くしたようなものだったんですが、このキャラはこのアビリティ覚えるけど、こいつは覚えないなどが決まっており、最後までキャラの差別化ができているのが良い。

経験値が戦闘せずとも全員に入るのは良い。今後もこうしてほしい。

装備はおまけみたいなものだけど、主張しすぎずそこそこ重要な感じが良い。アクセサリも数が適度。

そして何よりオプティマですよね。
戦況を想定して、あらかじめ戦闘パターンをセットし、戦闘中はワンタッチで変更し戦況を転換していく。最初難しいんじゃないか、と思ったんですが、これがやってみると簡単かつ奥深くかなりはまる。素晴らしいです。

戦闘はかなりスピーディーで、ブラスターやアタッカーなど、ブレイクとのバランスも考えつつ闘いを進めていく感じは、はまるとなかなか抜け出せません。



<グラフィック>
これは周知のとおりで。現在では最高ランクだと思います。
プリレンダリングはFF7ACをやるほどなので説明不要と思いますが、リアルタイムでも素晴らしい。というか、ライティングがお見事ですね。その風景と完全に一体化しているし、これはムービーだけでなく通常のマップや戦闘でもこだわりまくられています。ゲームなのか映画なのか区別がつかない、というのは使い古された言葉ですが、いよいよそんな時代の到来に期待してしまいます。

ストーリーが一本道なのは、(つまりダンジョンがないというのは)このグラフィックを維持しつつ、非常に広い多くのマップを既定の期間で仕上げるということが難しいからなのだと思います。たとえば、FF8のフィッシャーマンズホライズンやFF7のミッドガル、さらに神羅本社などをこのグラフィックで再現するとなると、とてつもない時間がかかるのは容易に想像できます。グラフィックがすごい分、一本道は全く気になりませんでしたが僕は。

「試練」システムは面白いですね。限りあるマップをうまく使った良い方法だと思います。
できればもう一回ノーチラスに行きたいけど…。

これは7のリメイクは相当に難しいはずです。
しかし時間がたち、PS3の開発環境が整ったその時は、ぜひやってみたいですね。



<音楽>
音楽も良かった。植松さんではなくなったけど、印象に残る音楽がたくさんあって、しかもフィールド音楽にそれが多かったというのが今回は珍しいなと思った。戦闘曲「閃光」も、非常に印象的で大好きです。


毎度書いている気もするんですが、
FFらしさっていうのがすごく難しいことなんだと思うんですよ。

1からプレイされている方からすれば、ジョブシステムとか、クリスタルとかがすなわちFFと同符号になるのだと思うのですが、私のように本当に最近始めたものからすると、FFっていつの時代でも、その時代にできる最高の品質を求めている気がしています。
その時代の一区切りのファイナルを飾るにふさわしい作品であり、次世代のスタンダードを立てていくような作品。特にこの傾向は、ハードがPSに移ってから強くなっていったような気がします。

私はこういう考えを持っているので、たとえば一本道だとか、斬新な戦闘システムとかをFFがやる分には、すんなり入ってくるんです。むしろ感心するくらい。

だからこのFF13をしっかり楽しめたのかもしれませんね。
人を選ぶゲームだとは思いますが、間違いなくこの時代を代表し、次世代の基準となるにふさわしい作品だと思っています。

素晴らしい作品を、ありがとう。
ちょっと整理。

シド・レインズは、ファルシによる政治支配に疑問を感じ、人間による統治を取り戻すべく活動していた。
聖府を打破し、コクーンを人間に再建する、という目的があった。しかし、彼は志半ばでルシにされてしまう。その使命は、「パルスのルシを導くこと」。
そして、パルスのルシ一行の使命は、「コクーンを破壊すること」正確には、「コクーン内の人間を犠牲にすることで神を再び降臨させ、この世界を再構築(リセット)する為に、コクーンを統治しているオーファンを倒す」というものだった。
レインズ自身は「人間によるコクーンの再建」を目指していたため、彼が与えられた使命は間接的とはいえ、彼の目標にそむくことになってしまった。レインズはフィフス・アークにてクリスタルとなるも、バルトアンデルスによって再び命を得た。
しかしそれはバルト・アンデルスの駒としてであった。大総統になった彼は、パルスの魔物をコクーン内に転送する。

バルト・アンデルスの目的は、
・コクーン再建を狙っていたレインズが裏切ったと騎兵隊に感じさせ、そこにファルシを関与させることで、騎兵隊にオーファンを倒させること
・魔物の襲来に乗じて民衆の不安をあおり、戦争を引き起こし自壊させること
のどちらか、もしくはどちらだった。どちらにせよ、レインズの存在が必要だったわけだ。

レインズは最後の瞬間、今の自分は自分ではないことを打ち明け、自らの偽の生を、部下に始末させるのだった。

こんなところか。

それから、
・黙示戦争の際、ラグナロクの力を奪った女神とは一体何?
うーん、うん!


・グラン=パルス広い。
・テージンタワーにいた石造の正体は?彼らは彼らなりに、ファルシとたたかっているみたいだけど
・ヲルバ廃墟説


・スノウ空気。完全に空気。
・セラの服は安っぽい。嫌いじゃないけど
・ヴァニラがなんとなく主役に見えてくる
・ファング姐さーーーん!!!
・実際ファングははまっていると思う。この役どころは良い。今までにないタイプでは?
・サッズ若干空気。まぁスノウよりは好き。
・ホープ君ときどき調子こくけど、ホープが成長した後のものあたりとかは見たい。
・ライトニングも少し空気になってきた。なんかヴァニラとファングとホープが引っ張っているかんじ。グラン=パルスだからか?なんかそれらについてく人って感じになってる。大好きですが。


・次はヲルバに潜入します。グラン=パルスは長いわりに内容は薄めですか?


ネタバレありまーーす

・実は皆の使命は、ラグナロクとなりコクーンを滅ぼすことだった。
・正確にいえば、コクーン内の全ファルシを統括するファルシ
=エデンにエネルギーを供給している、オーファンを仕留めることである。

・セラの使命も実は、下界の遺跡内部にライトニングたちを集めることだった。

・でも本当に使命はそうなの?

・大総統の真の狙いは何?飛行機に魔法をかけて主人公勢を生き残らせたのは大総統だと思うのだが…。
・大総統のモンスターモードのデザインは久しぶりにグッときた。これはすごい。

・ヴァニラがうざい。
・ファング姐さん頼れすぎる。
・ホープ君が成長してきた。こいつ隠し主人公だろ。
・スノウも大人になってきた。まぁうざいけど。
・サッズはもう少し元気なキャラで良かったんじゃね?(またか)
・ライトニング姉さんは間違いない。ザ・主人公。

本当に今回は伏線がすぐに明らかになってくので、困らないですねぇ…。
戦闘にもかなり慣れてきました。
目指せオプティマ・マスター。

その01なんですが、今回は特にストーリーで分からないことはないんですよね…。
まぁ強いて挙げれば、ファルシっつぅのが何なのかってのと、ご一行の使命はなんなんのか、ということですか。


・サッズの声は江原さんより山寺さんのほうがよかったのかんでは、と思った。
ほんと少しのことなんだけど、なんか違和感がある。

<システム面>
・一本道 別に言うほど気にならない。
・でもせっかくのグラフィックなので、もう少しじっくり鑑賞したい。色々動き回りたいとは思った。さして批判するほどでもない。むしろ盛大なグラフィックなのにちょっとしか見せないという贅沢仕様。
・道なりに敵を倒せば詰まることもなく。まぁそれが気に入らない人はだめなんだろうけど、良いバランスだと思います。

・クリスタリウム。別に気にならない。むしろスフィアより深化してて良いのでは?一様に上がるレベル制より、こうやって成長を選択できるシステムのほうが好きかも

・武器。少しだるい。現在9章だけど全く改造していない。

<ストーリー面>
・ライトニングさんの優しさに燃える。そういうお話し。(いや、本当は違いますよ)
別にわかりづらいこともないので盛大に燃えることができる。

・最初は皆うざいけど、だんだん良くなるから皆頑張ってほしい。

・相対する二つの世界があって、なんかそこでいざこざが起こっているというまぁ少し頭使えばすぐに出てきそうなお話し。でもグラフィックの力もあって、盛大かつ圧倒的な表現力で描かれていて、結構おなかいっぱいになる。

就職活動でできなかったゲーム第2弾を、ついに今晩始動します。
KHBbSでは全くかけずに終わってしまいましたが、FFの場合はストーリーを整理していくためにもじっくり書いていきたいと思います。

PS3で描かれる新たな物語。
そこに待ち受ける世界、人、そして運命とは、一体何なのでしょうか。
とても楽しみです。



「双対する世界の真実に触れた時、人は定められし宿命と対峙する」

 男たちは己の悲運より、友のために涙を流した。


 泣いた。
 ことばだけではなく、文字通り涙が流れた。こんな作品、反則だ。


 Final Fantasy Ⅶのその前の物語を描く今作。主人公は、本編では回想でしか登場しなかったザックス。こんな脇役の脇役(無論非常に重要なポジションには位置しているが)が主人公でも80万本売るとは、ロックマンファンとしてこの贅沢はうらやましいなぁと思う。
 多くのコンピレーショん作品(映画などのスピンオフも含めて)は、どことなく満足度の低い作品になりがちだが、今作は決してそんなことなく、本当に一つの英雄譚として満喫することができた。

 ゲームシステムはRPG。モンスターハンターに近い操作性。アクションは難易度低めで、雑魚戦はボタン連だの単調なものになりがちだが、背後をとることでクリティカルになったりと自分次第で戦い方を変えて楽しむことは十分可能。DMWというスロット機能が搭載されており、戦闘中はスロットが自動で回る。リーチ画面になるとカットインが始まり、そろった絵柄や数字に応じて、リミット技や、マテリアやザックスのレベルアップが決定されるという面白いシステム。窮地になってリミット技が発動したりした時は爽快感MAX。
 難易度は低めで、シナリオをクリアするのみなら初心者でも安心して挑めるレベル。ちなみにミッションという突き詰めると鬼難しいのもあるが、こちらはストーリーには大きくかかわってこないので安心。
 物語を進めると昔のマップに行けないのは少し物足りない部分はあるものの、終盤以降はストーリーとしてもその意味が大きくなってくるので納得。彼には帰る場所がたくさんあったはずなのに、ある日突然それが奪われてしまうのだから。


 さて、いよいよ核心に迫る感動の感想を描いていきたいと思うので、この先はネタばれ注意です。
 この物語のキャッチコピー「男たちは己の悲運より、友のために涙を流した」は、本当にこの作品そのものを描いている。
 ザックスが実にその象徴で、どんな苦境でもあきらめず、夢を持ち、ソルジャーの誇りを捨てず全身し続ける。万人が好きになれるまさに主人公。しかし彼を襲う悲劇の連続には心を痛めずにはいられない。信頼していた先輩アンジールに降りかかっていた悲劇、そしてそれを集結させるために己が手で彼に剣を振うこととなる。このアンジールがまたいい男で、ザックスの師匠たるさすがの人物。
 セフィロスが実はとてもいい人で、でもアンジールのような強さは持ち得なかったというのがFFの核。アンジールは自身がプロジェクトGの結果生み出された怪物であり、劣化により自分の生命の終りが近づいていることを悟るも、愛でるべき後輩ザックスの言葉に、勇敢な人間としてその生涯を終えることとなる。自分の運命を受け入れ、その中で夢を、誇りを捨てなかった。
 一方でセフィロスは、アンジール同様悲しい過去を持ち、自身の過去を誤解し(事実を知っていても同じ結果になり得たかもしれないが)狂気に陥り、過去の占有も無関係の村も破壊し、果てには星そのものも破壊せんとする。セフィロスにアンジールのような精神的強さがあれば、それ以上に心を許せ、救ってくれる友人がいたとしたら、(アンジールがその時生きていれば)結果は変わっていたかもしれないと思う。
 ラスボスであるジェネシスは意外と空気だったりして何ともコメントしにくいのだが、ガクトヴォイスが意外とよかったこと、それからその自己中心ブリには敬意を表さねばなるまい。

 さて、エアリスについても。
 不思議少女に変りはないのだが、この作品で俺は確実にエアリスにも心が動いた(FFⅦ本編ではティファ派)。というのも、これはクラウド、ザックスどちらが好きかに左右される問題だと思う。クラウドが好きならば、彼に献身し時に叱咤するティファに心が動くし、今作、ザックスが好きになれば彼の生きる原動力であり、支えであるエアリスに心が動くであろう。
 古代種としてツォンに幼少期から監視されていたという彼女が初めて恋した相手がザックスだった。知らない世界を恐れるのか、空を怖がり、しかしザックスと一緒に見に行くと決意する。おそらく、それは「ささやかなニジュウサンの約束」の一つだったはずだが、残念ながら果たされることはなかった。
 「もう一度会う」
 その簡単なはずな約束は、ザックスがニブルヘイムにいったその日、そして電話で話したその日を最後に守られることはなく、彼女が出した89通の手紙は、最後の1通だけ読まれるも、おそらく彼女はその事実を知らぬままだったはずだ。ツォンから真相を聞いたのかどうかは定かではないが、その後ミッドガルのプレートで花を売るその姿に、感動を覚えざるを得ない。
 その後出会ったクラウドはザックスを完全に忘却しており、ザックスがエアリスを思い続けていたことなどは、その生涯を閉じるまで遂に知ることはないと思うと、よけいに悲しくなってきて、そしてACで二人一緒なのを見ると感動で前が見えなくなってしまうだろう。

 親友を全て亡くし、それでもなおその存在は無くさず、ひたすら前に進み、自由と約束を求めた男ザックス。その最後はあまりにも悲しく、このはかない人生に「なぜ?」と疑問を投げかける以外にどうしようもない。主人公の死がEDという事実は知っていたはずなのに、彼の生涯を振り返ると涙が止まらなくなる。
 「お前が、俺の生きた証だ」
 彼に手渡すは親友から譲り受けた夢と誇り。あまりにも重いその剣を引きずるように歩くクラウドの戦いは、ここから始まったのである。

 テーマソングは、あっていないという声もありますが、僕はありだと思います。『eyes on me』程ではないけどね。「Why?」はまさにこの悲劇、ザックスへの悲運や人生への疑問であると思うし、その歌詞は、ザックスを忘れたクラウドへのそして振り返るザックスへのエアリスの思いが表れているんじゃないかな、って。この歌詞が描く人物はまさにクラウドだと思う。で、おおさびの前でフラッと出てくるのは、クラウドを見てて思い溢れるザックスのことだと思います。


 さて、On the way to a smileも読み、すべての土俵は揃いました。
 すべての物語を、その感動を胸に、今一度Advent Childrenを視聴します。

セフィロスの真の目的は星と一体化し、神となること
そして母親を今も思い続けている

ジェノバ(厄災)が舞い降り、星に大空洞を作った
セトラたちはそれを修復しようと試みるも、ジェノバにウィルスをばらまかれモンスターと化した

残ったセトラがジェノバを封印
星の防衛システムウェポンは使用されることはなかった

ガストとイファルナの子供がエアリス
生後20日、宝条を筆頭とする神羅に連れ去られてしまう

5年前、セフィロスは死亡したとアナウンスされている。

クラウドは7年前神羅兵になるも、セフィロスの事件を機に引退。
というより、ニブルヘイムでの事件で負傷し、宝条の実験体となる。ソルジャーとは本来、ジェノバの細胞を人に埋め込み身体能力を強化したものである。精神力が強く、細胞をコントロールできるものだけが無事ソルジャーとなれるのだが、そうでない人間にジェノバ細胞を埋め込んだ場合は細胞に支配されてしまう。これこそが「セフィロス・コピー」であり、コピーはジェノバを求め「リユニオン」する。
クラウドは北条のセフィロス・コピーの一つであり、失敗作でナンバーはなかった。ザックスの手で脱出に成功するも、ザックスは途中で絶命。クラウドはその存在を忘却し、ミッドガルにてティファと再会。ティファの記憶に適合・擬態し、自身の存在をザックスと置き換えていた。

セフィロス・コピーは5年前に動き出し、黒マテリアをセフィロスのもとへ集める。セフィロスは5年前のニブルヘイムで死ぬことなく、そのままライフストリームに流され、意識を拡散させることなく北に身を置く。クラウドたちの目の前に現われていたのはセフィロス自身ではなくそのコピーであり、ジェノバの奪還に成功した。星を傷つけ、その際に集中する星のエネルギーを得、一体化することを企てる。
そのために必要だったものが、「メテオ」を使用できる黒マテリアであり、セフィロス・コピーのリユニオンを利用した。もちろん、クラウドも例外ではなく、セフィロスを追っていたと思っていたが実際には呼ばれていたというこ側面もある。


 さて、歴史に残る名作のなかの名作FFⅦついに終結を迎えました。
 エアリスの顛末についてはすでに有名でしたが、クラウドの生い立ちについては明かされておらず(物語を理解する必要が出るのでネタバレしにくいのか)、驚きました。
 毎度毎度のことですが、40時間のプレイ時間を飽きさせることなく、しかもどんでん返しをこめて送ってくるFFシリーズには脱帽です。FFは毎回新たなシステムの導入をしてきますが、このⅦはわりとシンプルだな、という印象を受けました。レベルをあげる意味がまだ残っており、かつマテリアを利用することで魔法、召喚やその他アビリティを付加させることができる。今までのRPGを正統に進化させたというかんじです。
 さて、世界観は毎度のごとく壮大。
 Ⅶの大きなテーマは命。
 この星には、今生きているものだけではない・・これまでに死に行く命の上にわれわれは存在している。そして亡くなった命は消滅することなく、この星の中に、ライフストリームとして生き続けている。石油なんですよね、魔晄って。今までの命を糧にして今の生活を豊かにしている。物語の始まりは、そんな魔晄を際限なく消費する神羅への反抗グループアバランチに、クラウドが参加するところから始まります。
 そして彼らは、多くの出会いと別れを繰り返し、その人の夢を見て、その人の死を経験し、いつしか星を守る、というより、大切な人を守るという目的を得ていくのです。ジョブなどでキャラクターの差別化は薄くなりましたが、個々のキャラクターには強烈な個性が与えられ、敵味方問わず動き回る。最後にスタッフロールを見ているとき、「あぁ、これは本当に映画だな」と思える作品でした。
 FFシリーズが大きな転機を迎えることとなった今作は、その後も語り継がれる日本ゲームの金字塔となった。そのゲームをプレイできたことに、そして10年前、この作品を生み出したすべての人の力に敬意を表する。

Zero
HN:
Zero
性別:
非公開
ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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