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民主党が勝利したことの価値は、自民党の一党独裁を止めたこと、につきる。
戦後ずっと(わずかな1時期を除いて)自民の独裁であったがために出てきた数々の問題が、今になって露呈している。これもまた民主が勝利したおかげ。
ねじれ国会という言葉を耳にするが、何一つねじれちゃいねぇ。
小泉さんが郵政民営化の時期に、2/3という歴史的圧勝をしたために、安倍政権においても法案可決強行など、かなり強引な真似ができた。というのも、あの選挙は表面は郵政民営化の是非を問うための選挙であったが、あそこで勝利したことで自民党が法案を通しやすい地盤を作ってしまっていたのだ。卑怯な。
だが今は違う。今までは自民の一党独裁だったから、衆議院参議院あっても関係なく法案はたいていするりと通っていた。だが、参議院にて民主が勝利したことで、自民の法案は通りにくくなる。確かに、制度上衆議院→参議院否決→衆議院に持ち帰って何分の何かをとれば(すまん、忘れた)その法案は可決されるのだが、それだと世論の目が厳しくなる。
それだとまずい。しかし、このままでも法案が通らなくてまずい。そこで福田は動いたのだ。民主への連立政権提案。こうすれば、民衆を自民に取り込むこととなり、法案を通しやすくなる。
だがマスコミの矛先は福田のあくどいやり方ではなく、小沢さんに向いてしまった。あぁ、悲しいかな。

なんにせよ、これで妥協の国会、妥協の法案の形が模索されることになる。いいことではないか。野党が正常に機能して、2院制が正常に機能して、国民が主役の民主主義は成り立つのである。一党独裁は正常な民主主義政治ではない。
何十年も同じ状況にいると、ものさしの感覚が狂う。自衛隊だって、長いことメスが入らなかったためあれだけグデグデになっていた。ミャンマーも、武器を持った兵士がただの民間人を平気で射殺する。そういうような、異常であるのに、あたかもそれが当然であるような状態というのを打ち破っただけで、これが本来の国会。決してねじれてはいないよね。
自民がいいとか、民主がいいとかっていうのは、正直わからない。だが今回本当に価値があったのは、一時的かもしれないけど、民主が勝ったことで、自民のメッキが剥がれだしたこと、国会が正常になりつつあるということだと思う。
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ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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