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俺デミー賞上半期総ざらいのその前に、可能な限り見て行こうと思います。

さて、「アイ・アム・レジェンド」
公開時はCMなどの驚くべき映像でかなり話題になった本作。
僕も見に行きたかったのですが、「最終的にゾンビ出てくるホラーなん?」というのが、公開後数週間で分かり、「そういうの苦手だし、まぁいいか」とスルー。
4月にレンタルが開始され、やっと見つけてレンタルしてきた次第です。

舞台はNY。
しかしそこには、鹿がおり、ライオンがおり、街の真ん中にはとうもろこし畑がある。道の脇には草が生え放題で、車が無造作に駐車している。そして、人間がいない・・・。
そんなNYで、一人の男がサバイバルをしているところから物語は始まる。



 作品の空気感は抜群です。身にしみる寂しさ、絶望感。ドッと重たい空気。音楽は基本的に劇中で実際に流れているもので、余計に作品の空気をこちらに伝えてきます。ある転機で、狂犬と対峙するシーンがあるんですが、あの画の撮り方は王道だし、ありきたりなんだけど、なるほどしびれるものがあった。もひとつ、ラストシーンでのガラスの割れ方など、憎い演出が多くしびれます。そのほか、ゾンビどもにもボスがいて、その知略のせいで結果的にウィルが追い込まれてしまうこと。無知なのかと思いきや、その中でも進化や組織化をしているゾンビとたった一人のウィルとの戦いなど、細かいところでいろいろ描かれています。
 しかし、やはりストーリーは最終的にホラーで帰着してしまったのが残念。基本的にテーマも薄味なので、とにかくNY一人暮らしという目を疑うほどの画や、ハラハラするカメラワーク、演出を楽しむという感じである。 

 あー、こここうすりゃいいのに!」と思うところややきもきするところもあるが、それはそれでまた面白い。
 NYの街で一人暮らしになって自分はどうしようか?何をしてくれようか?と想像を膨らませるのも一興である。そんなことを想像してしまうほどに、この映像は驚きだ。

 しかしホラー要素があるので、気になるけど、ホラー苦手な方はリモコンの1時停止に指を当て、いつでもストップをかけられるようにしてごらんアレ。そして、一人で見ないこと。
 夜中に一人で見ましたが、僕はこの辺がホラー限界です。ドッキドキでした。
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ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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