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Vガンダムおしまいです。


壮大なネタバレ注意。

なんていうか、まぁこの作品の魅力といえば、この間書いたリアルな戦争物語というところなんだな、と。最後はヒロイックで少し残念でしたが。

ウッソ少年が本当にいい子でね。お姉さんたちから人気があったのもうなずけます。最初はただの人助けだったのでしょう。そこに、父親や母親の存在を感じ、次第に戦いに身を投じていく。シュラク隊やオリファー、そしてオデロと、多くの大切な人を亡くし、そのたびに強くなっていく技術的にも精神的にも。宇宙世紀でもっとも悲しい思いをしたのは彼ではないでしょうか。そして、もっとも多くの人を幸せにしたのも彼だと思います。感受性が豊かで、仲間思い。きっと誰しもが交換を抱くような主人公であったと思います。


 そして、ガンダム悪女の一人カテジナさん。おそらく学があったのだと思います。かつて日本の闘争のような。まぁそれは置いておいて。彼女の終盤における思想というものは、ザンスカールの目指す未来への興味であり、ひいてはその先の女尊社会があるのだと。と思っていたら、実はクロノクルに惚れてただけでした、というベタな理由をご披露。
 彼女自身が、ふがいない父親を持ち、ほかの男と遊ぶような母を持ってしまったこと、母親がそのような状況になった父親の行動への反発など持ち合わせていたものが、クロノクルやマリアに触発され、女尊社会思想を突出したとも考えられます。加えて、そのような環境で愛を知らず、クロノクルからの愛情に狂ってしまったのかもしれません。もとは一緒に戦ったリガ・ミリティアの仲間をあらゆる鬼畜な手段で殺戮し、ひいてはウッソの母親が死んでしまう原因を誘因したり、シャクティを殺そうとするなどのやり手。またMSの操縦技術の向上も顕著で、恐ろしいです。それでもなおこの女を手にかけられ無いウッソ君はちょっとお人好しすぎる?とにかく、あのファラさんよりも狂っています。
 しかし最後は、そんな彼女も罪を償わなければなりません。その犠牲にした人間の命の重みすべてを背負うことになるのです。視力を失い、それでも故郷ウーイックに戻ろうとするのですが、そこにはもう、家族も、かつての仲間ももういないのです・・。悲しいものですが、これこそ人生の縮図なのかもしれません。そして、人間のあるべき因果関係なのでしょう。

 そのほか、勢いや努力ではジェリドに劣り、カリスマ性ではハマーん様に全くかなわず、騎士道ではゼクスの足下にも及ばぬクロノクル。彼も最初はおもしろそうな男かと思っていましたが、結局カテジナの尻に敷かれただけでした。そして、シャクティやオデロなどの仲間たち。マーベットさん生き残って良かったね・・。オデロさん・・。おじいちゃんたち・・。と、思い起こせば多くの戦士たちの人生がありました。そんな物語。


 
 ラスト2話は感動必死。宇宙世紀最後の物語を、是非堪能してください。

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ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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