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さて…
ロックマンX7のクオリティに絶望を覚えたファンに、衝撃的な発表がなされる。
それすなわち、ロックマンXがRPG化。
アクションゲームで金字塔を打ち立てたロックマンXをアクションゲームにするという愚行。これは許容されるべき内容ではなかった。
…はずだった。
それが、ロックマンXコマンドミッションだ。
結論から言うと、このゲームの評判は上々だし、個人的にはファン必携の一本だと思うほどの完成度の高さを誇っていると感じる。そもそも、ロックマンXのプロットは、ロックマン以上に重厚でハードなストーリー展開だった。このところ、演出の力不足が大きくストーリーはオマケみたいな感じであったが、本来それではいけないのだ。そういうことを再認識させてくれる一本。あくまで外伝的な扱いだが、ストーリーの起承転結ははっきりしているし、戦闘システムも小気味良いアクション風が残っており、素晴らしいものだった。
だがしかし、続編がパタリと出ないことを感が見ると、市場のウケは良くなかったに違いない。失った信用を取り戻すのは容易ではにないのである。
ロックマン暗黒期はまだまだ続く。正統続編ロックマンX8は、懲りずにまた3Dで出してきた。3Dはもはやファンの間ではトラウマものだったが、モデリングのみ3D、しかし伝統的横スクロールという新しくも懐かしいゲーム性は、往年のファンの心を見事にわし掴む。そして何より、エックスやゼロがロートルとなり、いよいよ新世代に突入するという悲しくも戦慄を感じさせる新シリーズ的ストーリー構成が良かったと感じる。
バリバリのアクションながらも完璧に調整された難易度など、非の打ちどころがないクオリティ。なのだが…売上は大爆死。聞くところでは5万本程度とかで、もはや限界収益点を超えているのではないだろうか。
こうして、ロックマンX史上久しぶりの大傑作は、日の目を浴びることなく退場していくこととなる…。
しかし、それでもまだ続いた。この時代は良かった。
PSPの登場間もなく発表されたイレギュラーハンターX。
初代Xのリメイクであり、かつXに続く前章譚が収録された30分アニメ、The Day of Σも収録しているという太っ腹ぷりに、ファンは感動を隠せなかった。ゲームはX8と似たような感じで、ボス戦前のカットも美麗だし、音楽もより厚みを増したアレンジに仕上がっているなど、Xは新路線を打ち出せたな、ちゃんとゲームになってきたな。と思えるほどの素晴らしさだった。また、アニメもどっちがオマケか分からなくなるくらいのハイクオリティだった。
ストーリーにいくつか本家と異なる部分があり、「これは全作リメイク宣言か!?」とファンは沸騰したが、残念ながらイレギュラーハンターX2は実現していない。PSP黎明期だったこともあり、初動売り上げが伸び悩んだのかもしれない。
そして2010年。ロックマンXは韓国ゲームメーカーによって、ネットゲームになろうとしている。(日本配信未定)ここにきて、ロックマンXの不遇があまりにも目立つ。ロックマンゼロコレクションの立ち上げに際してはシリーズの重大な真実を、軽々しく明かしてしまうなどということがあった。これは許せない行為だったし、納得いかない帳尻合わせだと感じたので、真剣に読みもしなかったし詳しいことは覚えてもいない。
いかにせよ、このロックマンXシリーズというのは、今の悪いゲームの見事なお手本になってしまっている気がしないでもない。そもそも、今では人気シリーズと棚上げされるロックマンゼロも、このエックスシリーズがあったからこそ人気になりえた。
しかし、原点であるロックマンXシリーズをおろそかにし、ゼロシリーズありきの帳尻合わせに利用される始末に私は我慢ならない。また、X5からX7にかけてのスタッフの無能ぶりがまさにこのシリーズを破滅に追い込んだと断定できよう。この時に落ちた信用は、その後3作がいくら良作でも取り戻すことはできず、そしてこのシリーズには、もはや信頼を奪回するチャンスさえ残されているのかもわからない状況だ。にもかかわらず、その版権を韓国に譲り、好き勝手に作らせている始末。ゼロのアーマーなどあってはならないと個人的に思うのだが。
私の中で、エックスシリーズがこう終わってほしいという考えがあって…。
世界各地で見つかった未知のエネルギー体をめぐり、世界で戦争が起きる。戦争に巻き込まれていく主人公たち、と簡単にいえばそれだけの話なんですが、アクセルの暴走から始まる全世界レプリロイドの活動停止宣言や、そこに暗躍するシグマ、人類との共存の可能性に戸惑いつつも、地球を救うため動くエックス・ゼロ、そして新エネルギー体を利用し巨大な力を得た第3勢力と、三つ巴の戦いになっていく。そして、ゼロはその戦いの責任全てをその一心に受け、処刑が決まるも、突然の逃亡を決め込み、自分の意思を持って封印・ウィルス除去の道を選ぶ。そこで、エックスとの最後のやりとりがなされて…。というお話し。
最終的には、ハッピーエンドじゃなくても良い。だけど、この二人の間の友情は決して簡単にちぎれてはいけないと、そう思っています。エックスが戦う理由は、友の為であり、守るべきものの為であるのだと思います。そしてまたゼロが戦う理由も、友の為であり、守るべきものの為なのでしょう。そういう結末こそがふさわしいはずです。
Σは善から悪になった。ゼロは悪から善になった。
そしてエックスはその狭間に立っている。
絶対的な善も、悪もないし、その境界を決めることすら難しい。だとすれば、理由はそれだけで十分なんだ思います。共に戦う戦友の為、そして失ってしまった恋人の為、この世界に生きる人間の為に。
善と悪という原則を超えて、ロボットである二人が己の意思を持って、何かの為に戦う姿を明確に描いてこそ、このシリーズは終焉の時を迎えることが出来るのではないだろうか。
ロックマンX7のクオリティに絶望を覚えたファンに、衝撃的な発表がなされる。
それすなわち、ロックマンXがRPG化。
アクションゲームで金字塔を打ち立てたロックマンXをアクションゲームにするという愚行。これは許容されるべき内容ではなかった。
…はずだった。
それが、ロックマンXコマンドミッションだ。
結論から言うと、このゲームの評判は上々だし、個人的にはファン必携の一本だと思うほどの完成度の高さを誇っていると感じる。そもそも、ロックマンXのプロットは、ロックマン以上に重厚でハードなストーリー展開だった。このところ、演出の力不足が大きくストーリーはオマケみたいな感じであったが、本来それではいけないのだ。そういうことを再認識させてくれる一本。あくまで外伝的な扱いだが、ストーリーの起承転結ははっきりしているし、戦闘システムも小気味良いアクション風が残っており、素晴らしいものだった。
だがしかし、続編がパタリと出ないことを感が見ると、市場のウケは良くなかったに違いない。失った信用を取り戻すのは容易ではにないのである。
ロックマン暗黒期はまだまだ続く。正統続編ロックマンX8は、懲りずにまた3Dで出してきた。3Dはもはやファンの間ではトラウマものだったが、モデリングのみ3D、しかし伝統的横スクロールという新しくも懐かしいゲーム性は、往年のファンの心を見事にわし掴む。そして何より、エックスやゼロがロートルとなり、いよいよ新世代に突入するという悲しくも戦慄を感じさせる新シリーズ的ストーリー構成が良かったと感じる。
バリバリのアクションながらも完璧に調整された難易度など、非の打ちどころがないクオリティ。なのだが…売上は大爆死。聞くところでは5万本程度とかで、もはや限界収益点を超えているのではないだろうか。
こうして、ロックマンX史上久しぶりの大傑作は、日の目を浴びることなく退場していくこととなる…。
しかし、それでもまだ続いた。この時代は良かった。
PSPの登場間もなく発表されたイレギュラーハンターX。
初代Xのリメイクであり、かつXに続く前章譚が収録された30分アニメ、The Day of Σも収録しているという太っ腹ぷりに、ファンは感動を隠せなかった。ゲームはX8と似たような感じで、ボス戦前のカットも美麗だし、音楽もより厚みを増したアレンジに仕上がっているなど、Xは新路線を打ち出せたな、ちゃんとゲームになってきたな。と思えるほどの素晴らしさだった。また、アニメもどっちがオマケか分からなくなるくらいのハイクオリティだった。
ストーリーにいくつか本家と異なる部分があり、「これは全作リメイク宣言か!?」とファンは沸騰したが、残念ながらイレギュラーハンターX2は実現していない。PSP黎明期だったこともあり、初動売り上げが伸び悩んだのかもしれない。
そして2010年。ロックマンXは韓国ゲームメーカーによって、ネットゲームになろうとしている。(日本配信未定)ここにきて、ロックマンXの不遇があまりにも目立つ。ロックマンゼロコレクションの立ち上げに際してはシリーズの重大な真実を、軽々しく明かしてしまうなどということがあった。これは許せない行為だったし、納得いかない帳尻合わせだと感じたので、真剣に読みもしなかったし詳しいことは覚えてもいない。
いかにせよ、このロックマンXシリーズというのは、今の悪いゲームの見事なお手本になってしまっている気がしないでもない。そもそも、今では人気シリーズと棚上げされるロックマンゼロも、このエックスシリーズがあったからこそ人気になりえた。
しかし、原点であるロックマンXシリーズをおろそかにし、ゼロシリーズありきの帳尻合わせに利用される始末に私は我慢ならない。また、X5からX7にかけてのスタッフの無能ぶりがまさにこのシリーズを破滅に追い込んだと断定できよう。この時に落ちた信用は、その後3作がいくら良作でも取り戻すことはできず、そしてこのシリーズには、もはや信頼を奪回するチャンスさえ残されているのかもわからない状況だ。にもかかわらず、その版権を韓国に譲り、好き勝手に作らせている始末。ゼロのアーマーなどあってはならないと個人的に思うのだが。
私の中で、エックスシリーズがこう終わってほしいという考えがあって…。
世界各地で見つかった未知のエネルギー体をめぐり、世界で戦争が起きる。戦争に巻き込まれていく主人公たち、と簡単にいえばそれだけの話なんですが、アクセルの暴走から始まる全世界レプリロイドの活動停止宣言や、そこに暗躍するシグマ、人類との共存の可能性に戸惑いつつも、地球を救うため動くエックス・ゼロ、そして新エネルギー体を利用し巨大な力を得た第3勢力と、三つ巴の戦いになっていく。そして、ゼロはその戦いの責任全てをその一心に受け、処刑が決まるも、突然の逃亡を決め込み、自分の意思を持って封印・ウィルス除去の道を選ぶ。そこで、エックスとの最後のやりとりがなされて…。というお話し。
最終的には、ハッピーエンドじゃなくても良い。だけど、この二人の間の友情は決して簡単にちぎれてはいけないと、そう思っています。エックスが戦う理由は、友の為であり、守るべきものの為であるのだと思います。そしてまたゼロが戦う理由も、友の為であり、守るべきものの為なのでしょう。そういう結末こそがふさわしいはずです。
Σは善から悪になった。ゼロは悪から善になった。
そしてエックスはその狭間に立っている。
絶対的な善も、悪もないし、その境界を決めることすら難しい。だとすれば、理由はそれだけで十分なんだ思います。共に戦う戦友の為、そして失ってしまった恋人の為、この世界に生きる人間の為に。
善と悪という原則を超えて、ロボットである二人が己の意思を持って、何かの為に戦う姿を明確に描いてこそ、このシリーズは終焉の時を迎えることが出来るのではないだろうか。
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