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すこぶるよろしくない。正確には先週から1週間ほど、いいこともあるがそれ以上にしんどいことが多い。
しんどいことは試練か。
俺のストレス耐性が落ちたのか、もしくは体制をうわ回る負荷がかかっているのか・・。
俺も自分の悲運より友のために涙を流せるようにならねば。
GANBARUZO--!
男たちは己の悲運より、友のために涙を流した。
泣いた。
ことばだけではなく、文字通り涙が流れた。こんな作品、反則だ。
Final Fantasy Ⅶのその前の物語を描く今作。主人公は、本編では回想でしか登場しなかったザックス。こんな脇役の脇役(無論非常に重要なポジションには位置しているが)が主人公でも80万本売るとは、ロックマンファンとしてこの贅沢はうらやましいなぁと思う。
多くのコンピレーショん作品(映画などのスピンオフも含めて)は、どことなく満足度の低い作品になりがちだが、今作は決してそんなことなく、本当に一つの英雄譚として満喫することができた。
ゲームシステムはRPG。モンスターハンターに近い操作性。アクションは難易度低めで、雑魚戦はボタン連だの単調なものになりがちだが、背後をとることでクリティカルになったりと自分次第で戦い方を変えて楽しむことは十分可能。DMWというスロット機能が搭載されており、戦闘中はスロットが自動で回る。リーチ画面になるとカットインが始まり、そろった絵柄や数字に応じて、リミット技や、マテリアやザックスのレベルアップが決定されるという面白いシステム。窮地になってリミット技が発動したりした時は爽快感MAX。
難易度は低めで、シナリオをクリアするのみなら初心者でも安心して挑めるレベル。ちなみにミッションという突き詰めると鬼難しいのもあるが、こちらはストーリーには大きくかかわってこないので安心。
物語を進めると昔のマップに行けないのは少し物足りない部分はあるものの、終盤以降はストーリーとしてもその意味が大きくなってくるので納得。彼には帰る場所がたくさんあったはずなのに、ある日突然それが奪われてしまうのだから。
さて、いよいよ核心に迫る感動の感想を描いていきたいと思うので、この先はネタばれ注意です。
この物語のキャッチコピー「男たちは己の悲運より、友のために涙を流した」は、本当にこの作品そのものを描いている。
ザックスが実にその象徴で、どんな苦境でもあきらめず、夢を持ち、ソルジャーの誇りを捨てず全身し続ける。万人が好きになれるまさに主人公。しかし彼を襲う悲劇の連続には心を痛めずにはいられない。信頼していた先輩アンジールに降りかかっていた悲劇、そしてそれを集結させるために己が手で彼に剣を振うこととなる。このアンジールがまたいい男で、ザックスの師匠たるさすがの人物。
セフィロスが実はとてもいい人で、でもアンジールのような強さは持ち得なかったというのがFFの核。アンジールは自身がプロジェクトGの結果生み出された怪物であり、劣化により自分の生命の終りが近づいていることを悟るも、愛でるべき後輩ザックスの言葉に、勇敢な人間としてその生涯を終えることとなる。自分の運命を受け入れ、その中で夢を、誇りを捨てなかった。
一方でセフィロスは、アンジール同様悲しい過去を持ち、自身の過去を誤解し(事実を知っていても同じ結果になり得たかもしれないが)狂気に陥り、過去の占有も無関係の村も破壊し、果てには星そのものも破壊せんとする。セフィロスにアンジールのような精神的強さがあれば、それ以上に心を許せ、救ってくれる友人がいたとしたら、(アンジールがその時生きていれば)結果は変わっていたかもしれないと思う。
ラスボスであるジェネシスは意外と空気だったりして何ともコメントしにくいのだが、ガクトヴォイスが意外とよかったこと、それからその自己中心ブリには敬意を表さねばなるまい。
さて、エアリスについても。
不思議少女に変りはないのだが、この作品で俺は確実にエアリスにも心が動いた(FFⅦ本編ではティファ派)。というのも、これはクラウド、ザックスどちらが好きかに左右される問題だと思う。クラウドが好きならば、彼に献身し時に叱咤するティファに心が動くし、今作、ザックスが好きになれば彼の生きる原動力であり、支えであるエアリスに心が動くであろう。
古代種としてツォンに幼少期から監視されていたという彼女が初めて恋した相手がザックスだった。知らない世界を恐れるのか、空を怖がり、しかしザックスと一緒に見に行くと決意する。おそらく、それは「ささやかなニジュウサンの約束」の一つだったはずだが、残念ながら果たされることはなかった。
「もう一度会う」
その簡単なはずな約束は、ザックスがニブルヘイムにいったその日、そして電話で話したその日を最後に守られることはなく、彼女が出した89通の手紙は、最後の1通だけ読まれるも、おそらく彼女はその事実を知らぬままだったはずだ。ツォンから真相を聞いたのかどうかは定かではないが、その後ミッドガルのプレートで花を売るその姿に、感動を覚えざるを得ない。
その後出会ったクラウドはザックスを完全に忘却しており、ザックスがエアリスを思い続けていたことなどは、その生涯を閉じるまで遂に知ることはないと思うと、よけいに悲しくなってきて、そしてACで二人一緒なのを見ると感動で前が見えなくなってしまうだろう。
親友を全て亡くし、それでもなおその存在は無くさず、ひたすら前に進み、自由と約束を求めた男ザックス。その最後はあまりにも悲しく、このはかない人生に「なぜ?」と疑問を投げかける以外にどうしようもない。主人公の死がEDという事実は知っていたはずなのに、彼の生涯を振り返ると涙が止まらなくなる。
「お前が、俺の生きた証だ」
彼に手渡すは親友から譲り受けた夢と誇り。あまりにも重いその剣を引きずるように歩くクラウドの戦いは、ここから始まったのである。
テーマソングは、あっていないという声もありますが、僕はありだと思います。『eyes on me』程ではないけどね。「Why?」はまさにこの悲劇、ザックスへの悲運や人生への疑問であると思うし、その歌詞は、ザックスを忘れたクラウドへのそして振り返るザックスへのエアリスの思いが表れているんじゃないかな、って。この歌詞が描く人物はまさにクラウドだと思う。で、おおさびの前でフラッと出てくるのは、クラウドを見てて思い溢れるザックスのことだと思います。
さて、On the way to a smileも読み、すべての土俵は揃いました。
すべての物語を、その感動を胸に、今一度Advent Childrenを視聴します。
もちろんフェンリルの影響である。
フェンリルかっけぇなぁ・・。フェンリルフェンリル。
現実モデルならYAMAHAの最上位モデルが一番好み。
しかし俺は当然、原付免許しか持っていない。
一回見ましたが、小説版『on the way to a smile』を現在読んでおり、それを踏まえもう一度視聴したところでレビューを投下したいと思います。
2回見ようという時点で作品の面白さが伝わっていただけるかと思います。見ていない方はぜひ、PS3持っていない方は早急に同梱版を購入して視聴していただきたく思います。
中断
4月下旬誕生日で、しかもその日が祖父の命日になりまして。
別に引きずっているわけではにないのですが、その関係でいろいろと忙しくなり、そのあとFFⅦをものすごい頑張っちゃったりして、こんなかんじです。
豚インフルエンザがいよいよフェーズ5となり、驚きです。
昨年からインターンシップを通して新型インフルエンザのパンデミックについては学習・調査をしていたのですが、いよいよその時が来たか、という気持ちです。引きこもりの時代来たれり。さらばリア充!!
それから、最近ファン太郎のCMが好きです。
あとイチローさんの「うまく絞ってる」CMも好きです。
グリーのCMが最高に許せない。
セフィロスの真の目的は星と一体化し、神となること
そして母親を今も思い続けている
ジェノバ(厄災)が舞い降り、星に大空洞を作った
セトラたちはそれを修復しようと試みるも、ジェノバにウィルスをばらまかれモンスターと化した
残ったセトラがジェノバを封印
星の防衛システムウェポンは使用されることはなかった
ガストとイファルナの子供がエアリス
生後20日、宝条を筆頭とする神羅に連れ去られてしまう
5年前、セフィロスは死亡したとアナウンスされている。
クラウドは7年前神羅兵になるも、セフィロスの事件を機に引退。
というより、ニブルヘイムでの事件で負傷し、宝条の実験体となる。ソルジャーとは本来、ジェノバの細胞を人に埋め込み身体能力を強化したものである。精神力が強く、細胞をコントロールできるものだけが無事ソルジャーとなれるのだが、そうでない人間にジェノバ細胞を埋め込んだ場合は細胞に支配されてしまう。これこそが「セフィロス・コピー」であり、コピーはジェノバを求め「リユニオン」する。
クラウドは北条のセフィロス・コピーの一つであり、失敗作でナンバーはなかった。ザックスの手で脱出に成功するも、ザックスは途中で絶命。クラウドはその存在を忘却し、ミッドガルにてティファと再会。ティファの記憶に適合・擬態し、自身の存在をザックスと置き換えていた。
セフィロス・コピーは5年前に動き出し、黒マテリアをセフィロスのもとへ集める。セフィロスは5年前のニブルヘイムで死ぬことなく、そのままライフストリームに流され、意識を拡散させることなく北に身を置く。クラウドたちの目の前に現われていたのはセフィロス自身ではなくそのコピーであり、ジェノバの奪還に成功した。星を傷つけ、その際に集中する星のエネルギーを得、一体化することを企てる。
そのために必要だったものが、「メテオ」を使用できる黒マテリアであり、セフィロス・コピーのリユニオンを利用した。もちろん、クラウドも例外ではなく、セフィロスを追っていたと思っていたが実際には呼ばれていたというこ側面もある。
さて、歴史に残る名作のなかの名作FFⅦついに終結を迎えました。
エアリスの顛末についてはすでに有名でしたが、クラウドの生い立ちについては明かされておらず(物語を理解する必要が出るのでネタバレしにくいのか)、驚きました。
毎度毎度のことですが、40時間のプレイ時間を飽きさせることなく、しかもどんでん返しをこめて送ってくるFFシリーズには脱帽です。FFは毎回新たなシステムの導入をしてきますが、このⅦはわりとシンプルだな、という印象を受けました。レベルをあげる意味がまだ残っており、かつマテリアを利用することで魔法、召喚やその他アビリティを付加させることができる。今までのRPGを正統に進化させたというかんじです。
さて、世界観は毎度のごとく壮大。
Ⅶの大きなテーマは命。
この星には、今生きているものだけではない・・これまでに死に行く命の上にわれわれは存在している。そして亡くなった命は消滅することなく、この星の中に、ライフストリームとして生き続けている。石油なんですよね、魔晄って。今までの命を糧にして今の生活を豊かにしている。物語の始まりは、そんな魔晄を際限なく消費する神羅への反抗グループアバランチに、クラウドが参加するところから始まります。
そして彼らは、多くの出会いと別れを繰り返し、その人の夢を見て、その人の死を経験し、いつしか星を守る、というより、大切な人を守るという目的を得ていくのです。ジョブなどでキャラクターの差別化は薄くなりましたが、個々のキャラクターには強烈な個性が与えられ、敵味方問わず動き回る。最後にスタッフロールを見ているとき、「あぁ、これは本当に映画だな」と思える作品でした。
FFシリーズが大きな転機を迎えることとなった今作は、その後も語り継がれる日本ゲームの金字塔となった。そのゲームをプレイできたことに、そして10年前、この作品を生み出したすべての人の力に敬意を表する。
諸君!これよりこのブログは、Final FantasyⅦのメモサイトへと化す!!
前回の更新より半年以上経過していましたので、もう一度コピペを。
・エアリスの最初のイベントで花を買い損ねた。
・クラウドは出だしアバランチに雇われの身。
・ミッドガルは、神羅カンパニーを中心とした大商業都市。
8枚のプレートで出たその都市には、各プレートに魔晄炉、高級住宅街がある。
・魔晄炉とは、星のエネルギー「魔晄」からエネルギーを抽出し、発電などをする機械。
・その魔晄炉を運営するのが神羅カンパニー。
・魔晄を搾取する神羅カンパニーに反するのが、レジスタンス組織アバランチ。
・神羅カンパニーには「ソルジャー」という兵士がおり、クラウドもかつてはソルジャーだった。
・また、タークスというエージェントも存在する。トップはツェン?
・神羅カンパニーは、「古代種」というこの星の正当なる後継者を探している。
・古代種は、至高の幸福へ導く存在である、らしい。
・クラウドに語りかける声はかつての英雄、セフィロスなのか。誰なのか。
・セフィロスも古代種であるのか。
・セフィロスの目覚め「約束の地は渡さない」
・セフィロスの母親はジェノバ、父親は・・・?
・クラウドの父親は死んでおり、母親はニブルヘイム事件の数日後に死亡
・ニブルヘイム事件
・ドレミシーラー ドレミソファドレド
・魔晄エネルギーが凝縮されることでマテリアができる
・マテリアには古代種の知識が封じ込まれている。大地、星の力を自在に操る知識。
・ガスト博士、宝条の師か
・ニブルヘイムの魔晄炉には、ジェノバと書かれた装置
・ジェノバは2000年前の古代種
・そしてもうガストによって実行されたジェノバ・プロジェクト
・ジェノバ・プロジェクト セトラ(古代種?)の能力を持った人間を作り出す
・宝条は魔晄を冷やす装置で、魔晄に人間を浸しモンスターを作っていた。
・そして、セフィロスも
・この星はもともとセトラのもの。セトラは星を旅する民族。その苦難の先に約束の地を見つける
・その中で安住を求めるものが現れた。
・この星で起こった災害に、セトラが犠牲となり、人間は助かった。
<コスモキャニオン>
・セトラは苦難の末に休むべき死に場所を求めた。それこそが「約束の地」なのではないか。
・魔晄とはこの星の失われた生命の精神エネルギー。
<ニブルヘイム>
・逃亡者に関して
ミッドガル近辺で発見
A:元ソルジャー マコウ照射・ジェノバの影響なし 射殺
B:一般 影響過多 逃亡 意識が薄れていた。
・ジェノバはリユニオンを
・何らかのコピーは、ニブルヘイムを離れず、リユニオンへ行きたがる
・ルクレツィアはガスト博士の助手であり、人体実験によってセフィロスを出産した。
不吉な数字を強調し、抜擢されたのは黒の組織。
<ストーリー:wikipediaより抜粋、改編>
関東圏内で起こった広域連続殺人事件。現場にはいずれもアルファベットが刻まれた麻雀牌、「たなばた、きょう」というダイイングメッセージが残されていた。警視庁では一都五県の刑事達が合同捜査会議を開き、特別顧問として小五郎も招かれた。会議終了後、参加していた一人の刑事がジンの車と同じ車に乗り込むところをコナンが目撃。黒の組織を追うために、周囲への被害を防ぐため単独捜査に挑む。
そして、ついに訪れる7月7日。
複雑にいりくんだ殺人事件、そして暗躍し警察を翻弄する黒の組織。
すべての協力を失ったコナンを待つ運命は―!?
<感想>
13という不吉な数字を強調した今作は、1クールの節目でありコナンの原点、5作目以来に黒の組織が登場する。あれから8年、ジンとウォッカ以外にもメンバーが増え、そこをいかに使い作品として仕上げるのか。また、ある種別工程で進行する劇場版において、黒の組織を完結させることなく、いかに新たなエピソードとして残していくのかが個人的な注目ポイントであった。
近年のコナンではおなじみとなるダブルサスペンスを取り入れ、連続殺人と黒の組織二つの要素を複雑に絡み合わせて進行する今作は、今まで以上に事件の複雑性に的を得た作品だ。ミステリーや、そこに存在する過去など、深くて退屈を催すのではないかと思える程複雑ではあるが、同時に印象的なシーンも残すことで、複雑さと面白さを共演させることに成功している。
しかし、冒頭での黒の組織に関する説明が少し不足していたり、事前におもな人間関係が分かっていた方がよかったりと、いわば「やや上級者向け」である感は否めない。「やや」というのは、上級者じゃなくても一つの作品として楽しめることはできるが、それらコナンワールドの遺産を知っておくことでより十分に楽しめることができるためだ。
前置きが長くなったが、このように今作は今までの劇場版のようにアクションに重きを置いたものではないと感じる。もちろん、爆発的なアクションシーンは毎回おなじみ顕在ではあるが、それ以上に事件の複雑さが目立つな、という印象。そのため、今までと同じ物差しで測ることは難しいと言える。かなりきわどい作品であることに変りはないのだが、「黒の組織」と、ある種単発である劇場版でからませることの困難さを考えれば、十分に満足いく出来であった。問題をあげるとすれば、「黒の組織」が絡むとこちらとしても否応無しに期待してしまうし、それに応えるように予告編もテンションを挙げてくることだ。水準以上のクオリティに間違いはないが、予告編や「黒の組織」に過度の期待をかけると人によってはつらい結末になりうるので、いつもの作品を見に行くテンションを保ってほしい。
コナンファンであればあるほど楽しめる本作。10周年時よりファン向けなのではないかと思わせるつくりである。本作で入門するという方は少し事前に知識を仕入れておくことをお勧めするし、今までコナンと付き合いのある方は過去の戦いを思い出しつつ本作に浸ってほしいと思う。
<ネタばれを含む感想>
窮地に陥るコナンは、史上1,2位を争うほどではないだろうか。警察からの情報を失った彼が頼れるのは西の高校生探偵だけであり、その二人のやりとりはなかなか面白い。平次の出番は少ないが、十分なインパクトを残しかつ、この戦いにおけるコナンの危機的状況を浮き彫りにし、クライマックスへの加速を担った。コナン孤独の戦いを強調する為か、灰原や蘭との絡みは逆に少ない。それでも、毎回のロマンスは少しながら盛り込まれているし、お約束は裏切らないつくりだ。孤独という点では、コナンの行動と別個に進む警察の捜査に力を入れている点でも異色と言えよう。濃いい警察がバンバン出てきて、これはこれで面白いな、と思った。これまではコナン:警察=7:3とか8:2だったと思うが、今回は5:5か6:4かぐらい。ありそうでなかった警察演出は、黒の組織に話題性で押されてしまったが、本作にはこのような側面もある。
ちなみに、毎度気になるメインテーマだが、今回もかなりあげてきている。メインテーマの変遷は、
1作摩天楼はTVヴァージョンの正統アップグレードで、2作標的はそれをさらに改造した印象。名作と呼び名高い3作目世紀末はトランペット冴えわたる情熱的な印象だ。こちらは本編演出との相乗効果も忘れてはならない。4作目暗殺は一転しTV版への原点回帰。しかしスピーディーなアレンジが加わっており、懐かしさの中に進化を感じさせるつくり。
さて、5作目天国からは第2世代ともいうべきアレンジになる。何より出だしから原型を大きく変えてきており、より壮大な仕上がりとなった。このOPを初めて見た時はなかなか度肝を抜かれたものだ。この2世代ヴァージョンは次回作ベイカーヴァージョンにも継承されている。
そしてこだま監督が最期を務めた7作十字路では、和をイメージし、出だしが前とことなる3世代を生み出したと言える。このヴァージョンは特に本編にマッチしており、印象深い。8作銀翼は、十字路をベースに和のテイストを取っ払い、より重量感あるパワフルなアレンジだ。9作謀略は、2世代を海風に反響を利かせアレンジ。残念ながら印象には薄い。
10作鎮魂歌は、またしても新たな世代を生み出したといえる。エレキギターをかきならし、最も印象的なのは出だしだ。これも本編演出ジェットコースターに合わせスピーディーで10周年の重みを与える。11作目紺碧はミステリックな印象のあるで出したが、あとは変わらず。また本編が史上最高の駄作であったため、コメントは控えたい。
さて、12作目からは楽器を変えることで印象を変えた。また、12作目から有名なメインのメイン部分ではなく間奏の部分で大きく冒険をしていくことになる。戦慄では間奏だけだと何かわかりづらいくらいアレンジを利かせている。
そして今作漆黒である。静かなスタートに始まり、一気に盛り上がるメインテーマ。メイン部分は非常に1世代に近い。原点回帰ともいうべきか、目新しい楽器やアレンジも少ないのは逆に印象的。しかし特筆すべきは間奏部分で、いきなりギターが入ってきて、またしてもここだけ聞いたらわかるか!?というアレンジ。静と動、そして全体に漂う緊張感と渋い暗さは作品の雰囲気をより高めている。かなりの力作である。
さて、今後に気になる伏線などを少し上げておこう。
・EDの歌詞で「すぐ」であろう部分が「すく」となっていたのは誤字なのかな。DVDでは修正されているのだろうか。
・佐藤刑事が別組織の行動について勘付いており、これについて今後いかなる展開があるのか。また、高木刑事がそれについてわざとらしい程の否定っぷりを見せたことについて、まさかとは思うのだが・・・。
・ジンとコナンとの接触。おそらくは今回が初めて?「なんだこいつは・・!」に現れる驚きには、今後の激戦を予感せざるを得ない。今までジンを追い詰めた数少ない敵として認識されたコナンは、今後徹底的な調査をされるはずである。また、アイリッシュから「工藤新一」の話題を振られた直後の敗北だけに、ジンが勘付くのはそう遠くないはずだ。
覚えている限りではこのくらいだが、この映画は2,3回ほど鑑賞することでうまみが出てくるタイプの深いものであるはずなので、また今後見ていきたい。
ッてみてプッチ神父しか出てこなかった俺。
「っ」が学習によって「ッ」と変換されるようになった。俺の変換ソフトはジョジョ脳。
ワリオとかどうでもいい。
Vガンダムの不振から立ち直るべく放送された
革命的ガンダム(Vは個人的には好きですけれど)
部隊は未来世紀!
一つの国に繁栄と富を保持するコロニーと、破滅と貧しさに生きる地球が並行する世界。
そこでは戦争の代替として、指導国家を決定する為に4年に一度、地球を舞台にガンダムファイトが行われていた。ネオジャパン代表のドモン・カッシュは暴走した兄キョウジの操るデビルガンダムを倒すべく、そしてデビルガンダムを作り出した罪で冷凍睡眠刑に処された父を救うべく、パーチナーのレイン・ミカムラとともにガンダムファイトに参加するのだった。
そして彼は、この1年の戦いで多くのものを得、そして失うことになる。
みんな大好きGガンダム。
リアルタイムで見ていたはずなんですけど、いかんせん記憶になくキャラぐらいしか覚えていなかったのですが、ようやっと視聴する運びとなり、1週間ほどでヒートエンド!!しました。
<以下ネタばれ含む感想>
ガンダムかガンダムじゃないかと言われれば、私には何がガンダムで何がガンダムじゃないのかその線引きがいまひとつ定めきれていない部分はあるのですが、見る人によっては度し難い程にガンダムではないのでしょう。だって、ガンダムがガッシャンガッシャン動いて格闘するのですから。コロニーだっておもちゃみたいな面白デザインだし、演出も過剰で今までない作風。
まさにガンダムの異端児にして革命児。
僕はそんなもの一切気にならないので、平気で視聴しました。しかも勇者育ちなので、むしろこちらの方が冨野ガンダムより見やすく楽しめたかも・・・。冨野ガンダムにおいては戦争の悲惨さを押し出す一方で、その後どうなったか、ではその戦争ののちどのような道を歩むのかということについては描写されません。これこそがガンダムたる所以であると言われれば確かにそのとおりでありますし、その答えは作品で描くべきではないというのも最もです。
ですが、個人的には一つの作品としてそこまで完結してくれたほうが嬉しいですね。その点では、平成ガンダムのGとWは、あとくされない見事な終曲を迎えるのでとても好きです。
さて。
このGガンダム、結論から言うに「名作のなかの名作」です。迷ってなどいないッ!一つの作品としての極みに至った至高の作品。熱、友情、愛、そして勝利。
感動アニメの必須事項をすべて盛り込みかつ、視覚に訴える熱演出、聴覚に訴える名曲、心に訴える激烈台詞で印象に残ってはなれません。
熱いだけの馬鹿アニメかと思いきや、ドモンを取り巻く環境は終盤につれてその複雑さが露呈し、どんでん返しに次ぐどんでん返し、明らかになる真実と、休む暇を与えません。前半は若干退屈感があるものの、ここまで終盤、そして最終回につれてスラスターを全開にできる作品はそう多くないでしょう。
ガンダムファイトという驚きの展開を見せつけ、戸惑う視聴者を牽引しつつ、最後にはそのガンダムファイトを物語自体が否定するというやりっぷり。極度に政治家したスポーツとでも言ったところだろうか、下らぬ妄言をたれる政治屋を相手に熱き魂を集め戦うファイターたちの姿は、現実世界の鏡のようで本当にスカッとする。また、政治腐敗のみならず環境についても触れており、そちらはデビルガンダムが絡んでくる。ガンダムファイトが行われるのは貧困層の住む地球であり、ファイト以前から汚染されていた地球はさらに汚染の一途をたどってしまう。デビルガンダムの真の目的とそれからの経緯が明らかになるにつれ、地球汚染はこの作品の中核の一つと成ってくる。Gではその後、ガンダムファイトが再考されたであろう描写もされており、14回以降はマスターアジアの意思をも引き継いだ新のガンダムファイトが開催されたことであろう。
政治、環境と現実にもはびこる問題を題材とし、それでもファイトというすがすがしい魅せ方をとることで、おもっ苦しくない、しかし深い物語になっていると感じる。
それでは、覚えている限り各キャラへの思いを。
<ドモン・カッシュ>
世紀に残る猪突猛進主人公。前半こそ自分勝手で後先考えない、ただシャイニングガンダムのハイパースペックに頼って戦う未熟な男でしたが、師匠との再会、仲間との友情を深めたギアナ高地での修行、決勝大会を通して成長しまくった。「大きくなったぁ・・ドモン」
感情の突出が激しく、ウジウジするより拳を叩きつける!という男なので感じにくいですが、この男を取り巻く環境はなかなかすさまじいものがあります。優秀な父と兄に反発し家出をして、東方不敗のもとで流派・東方不敗を習得、帰ってみれば父の作ったデビルガンダムを兄キョウジが奪取し地球へ落下。その際に母親は死に、父は冷凍刑に処された。父を救うべく、兄への憎しみを糧に苦しみガンダムファイトを勝ち抜き、終盤で明かされる真実。
本当の黒幕は今まで仲間のはずだったウラベ、そしてレインの父ミカムラ博士であり、父と兄はその手からデビルガンダムを守っただけだったということ。そんな思い事実を打ち明けられても、素直に涙し、その過程においても仲間とともに幾多の今回を乗り越えるなど、驚くべき精神力があるのでしょうね。その一方で、人間関係の不器用さも人数倍で、レインの気持にもハッキリできなかったり、こと恋愛面に関してはヘタレなど人間味も十分で非常に好感が持てる。
友情、勝利、そして気づいた本当に大切な人。この男をおいてほかに誰が主人公か!?直球勝負の男に祝杯を。
ゴッドガンダムはまさにガンダム史に残る名機体で、異常な強さを誇っていた。
「お前が好きだぁーー!!お前がほしいーー!!!」
<レイン・ミカムラ>
才色兼備、ナイスバディ、性格最良、いうことなし。ドモンほどおバカさんでなければ、レインに自分勝手な言動なんて取れるわけがない。神々しすぎるヒロイン。ヒーローがドモン以外にいなければ、ヒロインはレイン以外誰がいるという感じ。完璧すぎるのに心がもろくて、それでも幼馴染のドモンを助けるために献身する。もうびっくり。このカップルに反対する人間なぞいない。
ちなみに弓道の経験があるかないかはわからないが、演出に完全に負けた。
<東方不敗>
ドモンの師匠にして最大の敵。しかして、その真の目的は。うるさくて強い親父の代名詞マスターアジア。生身でMFを破壊するという人間離れした技で視聴者の心をグッとつかみ、10年以上たったいまでのその心を離さない。むさっくるしい声、異常な強さと、のちのアニメ史に残した影響は計り知れない。その実、究極のエコロジストであったりととことん油断できない男である。
弟子であるドモンをデビルガンダムの生態ユニットとすべく強敵を当たらせ、ついには東方不敗奥義、石破天驚拳を伝授。しかしその裏には、マスター自身も気づいていないところでドモンに勝ってほしく、そして地球再興をドモン自身で目指してほしいという願いもあったのではないでしょうか。マスターとの最終決戦はこれまたガンダムファイト史どころかアニメ史に残る名勝負で、必視です。最後のドモンとのかけあいは、心揺さぶられぬ者はいないはず。
中断