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Vガンダムの不振から立ち直るべく放送された

革命的ガンダム(Vは個人的には好きですけれど)

 部隊は未来世紀!
 一つの国に繁栄と富を保持するコロニーと、破滅と貧しさに生きる地球が並行する世界。
 そこでは戦争の代替として、指導国家を決定する為に4年に一度、地球を舞台にガンダムファイトが行われていた。ネオジャパン代表のドモン・カッシュは暴走した兄キョウジの操るデビルガンダムを倒すべく、そしてデビルガンダムを作り出した罪で冷凍睡眠刑に処された父を救うべく、パーチナーのレイン・ミカムラとともにガンダムファイトに参加するのだった。
 
 そして彼は、この1年の戦いで多くのものを得、そして失うことになる。


 みんな大好きGガンダム。
 リアルタイムで見ていたはずなんですけど、いかんせん記憶になくキャラぐらいしか覚えていなかったのですが、ようやっと視聴する運びとなり、1週間ほどでヒートエンド!!しました。


 <以下ネタばれ含む感想>
 ガンダムかガンダムじゃないかと言われれば、私には何がガンダムで何がガンダムじゃないのかその線引きがいまひとつ定めきれていない部分はあるのですが、見る人によっては度し難い程にガンダムではないのでしょう。だって、ガンダムがガッシャンガッシャン動いて格闘するのですから。コロニーだっておもちゃみたいな面白デザインだし、演出も過剰で今までない作風。
 
 まさにガンダムの異端児にして革命児。

 僕はそんなもの一切気にならないので、平気で視聴しました。しかも勇者育ちなので、むしろこちらの方が冨野ガンダムより見やすく楽しめたかも・・・。冨野ガンダムにおいては戦争の悲惨さを押し出す一方で、その後どうなったか、ではその戦争ののちどのような道を歩むのかということについては描写されません。これこそがガンダムたる所以であると言われれば確かにそのとおりでありますし、その答えは作品で描くべきではないというのも最もです。
 ですが、個人的には一つの作品としてそこまで完結してくれたほうが嬉しいですね。その点では、平成ガンダムのGとWは、あとくされない見事な終曲を迎えるのでとても好きです。 

 さて。
このGガンダム、結論から言うに「名作のなかの名作」です。迷ってなどいないッ!一つの作品としての極みに至った至高の作品。熱、友情、愛、そして勝利。
 感動アニメの必須事項をすべて盛り込みかつ、視覚に訴える熱演出、聴覚に訴える名曲、心に訴える激烈台詞で印象に残ってはなれません。

 熱いだけの馬鹿アニメかと思いきや、ドモンを取り巻く環境は終盤につれてその複雑さが露呈し、どんでん返しに次ぐどんでん返し、明らかになる真実と、休む暇を与えません。前半は若干退屈感があるものの、ここまで終盤、そして最終回につれてスラスターを全開にできる作品はそう多くないでしょう。
 ガンダムファイトという驚きの展開を見せつけ、戸惑う視聴者を牽引しつつ、最後にはそのガンダムファイトを物語自体が否定するというやりっぷり。極度に政治家したスポーツとでも言ったところだろうか、下らぬ妄言をたれる政治屋を相手に熱き魂を集め戦うファイターたちの姿は、現実世界の鏡のようで本当にスカッとする。また、政治腐敗のみならず環境についても触れており、そちらはデビルガンダムが絡んでくる。ガンダムファイトが行われるのは貧困層の住む地球であり、ファイト以前から汚染されていた地球はさらに汚染の一途をたどってしまう。デビルガンダムの真の目的とそれからの経緯が明らかになるにつれ、地球汚染はこの作品の中核の一つと成ってくる。Gではその後、ガンダムファイトが再考されたであろう描写もされており、14回以降はマスターアジアの意思をも引き継いだ新のガンダムファイトが開催されたことであろう。
 政治、環境と現実にもはびこる問題を題材とし、それでもファイトというすがすがしい魅せ方をとることで、おもっ苦しくない、しかし深い物語になっていると感じる。

 それでは、覚えている限り各キャラへの思いを。
<ドモン・カッシュ>
 世紀に残る猪突猛進主人公。前半こそ自分勝手で後先考えない、ただシャイニングガンダムのハイパースペックに頼って戦う未熟な男でしたが、師匠との再会、仲間との友情を深めたギアナ高地での修行、決勝大会を通して成長しまくった。「大きくなったぁ・・ドモン」
 感情の突出が激しく、ウジウジするより拳を叩きつける!という男なので感じにくいですが、この男を取り巻く環境はなかなかすさまじいものがあります。優秀な父と兄に反発し家出をして、東方不敗のもとで流派・東方不敗を習得、帰ってみれば父の作ったデビルガンダムを兄キョウジが奪取し地球へ落下。その際に母親は死に、父は冷凍刑に処された。父を救うべく、兄への憎しみを糧に苦しみガンダムファイトを勝ち抜き、終盤で明かされる真実。
 本当の黒幕は今まで仲間のはずだったウラベ、そしてレインの父ミカムラ博士であり、父と兄はその手からデビルガンダムを守っただけだったということ。そんな思い事実を打ち明けられても、素直に涙し、その過程においても仲間とともに幾多の今回を乗り越えるなど、驚くべき精神力があるのでしょうね。その一方で、人間関係の不器用さも人数倍で、レインの気持にもハッキリできなかったり、こと恋愛面に関してはヘタレなど人間味も十分で非常に好感が持てる。
 友情、勝利、そして気づいた本当に大切な人。この男をおいてほかに誰が主人公か!?直球勝負の男に祝杯を。
 
 ゴッドガンダムはまさにガンダム史に残る名機体で、異常な強さを誇っていた。
 「お前が好きだぁーー!!お前がほしいーー!!!」

<レイン・ミカムラ>
 才色兼備、ナイスバディ、性格最良、いうことなし。ドモンほどおバカさんでなければ、レインに自分勝手な言動なんて取れるわけがない。神々しすぎるヒロイン。ヒーローがドモン以外にいなければ、ヒロインはレイン以外誰がいるという感じ。完璧すぎるのに心がもろくて、それでも幼馴染のドモンを助けるために献身する。もうびっくり。このカップルに反対する人間なぞいない。
  ちなみに弓道の経験があるかないかはわからないが、演出に完全に負けた。

<東方不敗>
 ドモンの師匠にして最大の敵。しかして、その真の目的は。うるさくて強い親父の代名詞マスターアジア。生身でMFを破壊するという人間離れした技で視聴者の心をグッとつかみ、10年以上たったいまでのその心を離さない。むさっくるしい声、異常な強さと、のちのアニメ史に残した影響は計り知れない。その実、究極のエコロジストであったりととことん油断できない男である。
 弟子であるドモンをデビルガンダムの生態ユニットとすべく強敵を当たらせ、ついには東方不敗奥義、石破天驚拳を伝授。しかしその裏には、マスター自身も気づいていないところでドモンに勝ってほしく、そして地球再興をドモン自身で目指してほしいという願いもあったのではないでしょうか。マスターとの最終決戦はこれまたガンダムファイト史どころかアニメ史に残る名勝負で、必視です。最後のドモンとのかけあいは、心揺さぶられぬ者はいないはず。
 
 中断
 

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