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【中盤までの感想】
初回からぶっ飛ばしていたWとは違い、じわじわとその面白さを広げていく00。これまでの作品と違うことは、ガンダムサイドではなく、世界情勢視点や民間視点をより多く盛り込んでいること。
宇宙世紀は基本的に戦士サイドからの視点。F91は戦争の悲惨さを描写している部分はあったが、尺の足りなさがあった。
Wは、思想同士のぶつかり合いがあり、Gチームの相手はOZでありロームフェラだった。Gチームは組織こそ持たないが、ある種の私設である。相手も組織であり、民間は対象ではなかった。
00も基本的に序盤はそうで、私設組織が軍を相手に攻撃をするというもの。だが、パイロットがヒイロたちのようにパーフェクトではなく、クルーもどうしようもなく、組織の飼い犬で、思想のぶつかり合いも薄味で、Wと微妙にかぶっているくせにカラッカラのペタンペタンじゃない、という印象を受ける。もう正直序盤は面白くない。だが、トリニティの出現から急変してゆく。ソレスタルは上記のように戦争を幇助する軍や、戦争そのものへの介入をしてきた。つまり、相手は兵士である。が、このトリニティが平気で民間を蹂躙しだし、ソレスタルビーイングでもあった矛盾点である「テロ行為」というものを浮き彫りにしてゆく。
今まではウザイ女だったルイスたちの役目がここでくるのである。一般人の平和の象徴である彼女たちが、トリニティの無意味な行為で傷つくのだ。これは衝撃的である。15話、中盤から00というもののベクトルが定まり始め19話、20話で一気にくる。マイスターたちも過去にこの「テロ」に関する闇を持ち合わせており、このあたりからキャラクターも深みを増してきた。
【終盤と全部の感想】
終盤へは、国連軍との戦闘や裏での暗躍するものもいたりとなるのだが…。クルーの死やプトレマイオスの戦闘参加など、色々と唐突過ぎた。無理やり終局へ向かっている感が強く、正直考えてみれば、2世紀にもわたる計画であったのに、最終的に前線に立つプトレマイオスがなぜこうも弱かったのか、クルーが無能ぎみであったのか、など根本的な疑問点はある。また、刹那とマリナがいつの間にあんなに信頼しあっているのかが説明不足など、構成に問題があったかとも思う。
それから、一番の問題
●グラハムエイカーとコーラサワーはネタキャラとしてどちらを優先したいのか?
●グラハムは仮面枠にふさわしくないのではないか
冗談はさておき。ロックオンの最後が、まるでアノ人と同じだったりと、とにもかくにもフルメタルパニックとの酷似に始まり、中盤は良かったけど、終盤で酷似を思い出させ終わったガンダム00。
現代情勢でもホットな紛争、戦争、テロという問題を扱い、序盤こそグダグダでどうしようもないが、中盤で自身のベクトルを定めきれた。しかし、終盤ではそんなテーマより、刹那の言動や、死の描き方、マイスターの最後などが臭いほどヒロイックすぎる出来になってしまい、若干しらけた。テーマがテーマなのだからもっと泥臭くていいと個人的には思う。戦争介入をし、人の命を五万と奪っているソレスタル・ビーイングの連中があんなにも仲間の死に悲しむのは情けなく、しらけた。その点ロックオンの自己の目的を完遂した後は、自分自身にも罰を下すという、役職上唯一潔い生き方をしているのだが、彼も1から10までクルツ・ウェーバーと酷似しているという癌を患っている。それから、次回に向けてのひき方も…どうよってかんじです。
山形に盛り上がる作品ですかね、ラブやら戦争やら宗教やら色々と要素を詰め込み、どれも中途半端になってしまった惜しい作品でした。
もういっちょ、作画はすばらしかった。キャラデザが崩れやすい絵柄なのか、時々人物が?ってときがあったけど、メカは最高クラス。
初回からぶっ飛ばしていたWとは違い、じわじわとその面白さを広げていく00。これまでの作品と違うことは、ガンダムサイドではなく、世界情勢視点や民間視点をより多く盛り込んでいること。
宇宙世紀は基本的に戦士サイドからの視点。F91は戦争の悲惨さを描写している部分はあったが、尺の足りなさがあった。
Wは、思想同士のぶつかり合いがあり、Gチームの相手はOZでありロームフェラだった。Gチームは組織こそ持たないが、ある種の私設である。相手も組織であり、民間は対象ではなかった。
00も基本的に序盤はそうで、私設組織が軍を相手に攻撃をするというもの。だが、パイロットがヒイロたちのようにパーフェクトではなく、クルーもどうしようもなく、組織の飼い犬で、思想のぶつかり合いも薄味で、Wと微妙にかぶっているくせにカラッカラのペタンペタンじゃない、という印象を受ける。もう正直序盤は面白くない。だが、トリニティの出現から急変してゆく。ソレスタルは上記のように戦争を幇助する軍や、戦争そのものへの介入をしてきた。つまり、相手は兵士である。が、このトリニティが平気で民間を蹂躙しだし、ソレスタルビーイングでもあった矛盾点である「テロ行為」というものを浮き彫りにしてゆく。
今まではウザイ女だったルイスたちの役目がここでくるのである。一般人の平和の象徴である彼女たちが、トリニティの無意味な行為で傷つくのだ。これは衝撃的である。15話、中盤から00というもののベクトルが定まり始め19話、20話で一気にくる。マイスターたちも過去にこの「テロ」に関する闇を持ち合わせており、このあたりからキャラクターも深みを増してきた。
【終盤と全部の感想】
終盤へは、国連軍との戦闘や裏での暗躍するものもいたりとなるのだが…。クルーの死やプトレマイオスの戦闘参加など、色々と唐突過ぎた。無理やり終局へ向かっている感が強く、正直考えてみれば、2世紀にもわたる計画であったのに、最終的に前線に立つプトレマイオスがなぜこうも弱かったのか、クルーが無能ぎみであったのか、など根本的な疑問点はある。また、刹那とマリナがいつの間にあんなに信頼しあっているのかが説明不足など、構成に問題があったかとも思う。
それから、一番の問題
●グラハムエイカーとコーラサワーはネタキャラとしてどちらを優先したいのか?
●グラハムは仮面枠にふさわしくないのではないか
冗談はさておき。ロックオンの最後が、まるでアノ人と同じだったりと、とにもかくにもフルメタルパニックとの酷似に始まり、中盤は良かったけど、終盤で酷似を思い出させ終わったガンダム00。
現代情勢でもホットな紛争、戦争、テロという問題を扱い、序盤こそグダグダでどうしようもないが、中盤で自身のベクトルを定めきれた。しかし、終盤ではそんなテーマより、刹那の言動や、死の描き方、マイスターの最後などが臭いほどヒロイックすぎる出来になってしまい、若干しらけた。テーマがテーマなのだからもっと泥臭くていいと個人的には思う。戦争介入をし、人の命を五万と奪っているソレスタル・ビーイングの連中があんなにも仲間の死に悲しむのは情けなく、しらけた。その点ロックオンの自己の目的を完遂した後は、自分自身にも罰を下すという、役職上唯一潔い生き方をしているのだが、彼も1から10までクルツ・ウェーバーと酷似しているという癌を患っている。それから、次回に向けてのひき方も…どうよってかんじです。
山形に盛り上がる作品ですかね、ラブやら戦争やら宗教やら色々と要素を詰め込み、どれも中途半端になってしまった惜しい作品でした。
もういっちょ、作画はすばらしかった。キャラデザが崩れやすい絵柄なのか、時々人物が?ってときがあったけど、メカは最高クラス。
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