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それは、ディズニー史上最も”アリエナイ”魔法

 全米でもヒットを飛ばし、一月ほど前から日本でも公開されていましたが、やっと行ってまいりました。アニメと実写の融合?なんじゃそりゃ、予告面白そうやん!っつぅわけだったんですが…

 面白かったです。

 期待を裏切らないつくりは流石ディズニーですね。このところ傘下のピクサーばかりがヒットを飛ばし、本家ディズニーは過去の力を存分に見せ付けられぬままが続いていましたが、これは正直感服。
 何よりも、セルフパロディはお見事。白雪姫、シンデレラ、アラジン…過去の作品をパロディしまくってます。●アニメのように歌を歌えば、NYでは変質者
●アニメそのままのジゼルはまるで精神異常者、動物を呼び寄せては掃除をいっしょにするという異常さ
●恋人のエドワードは歌を歌い出そうとすれば自転車とぶつかって阻止される…。
 というように、まるで、「今までの作品って、現実でやったらこんなかんじでとても奇妙だろ?ありえないっしょ?」という感じ。要するに、今までのディズニーのタブーに自らで全部挑戦してみましたという、新風を吹き込んだ作品。「ディズニー映画ってありえないよね」っていうタブー突っ込みをディズニー自らが体現し、それでも、抑えるところはしっかり抑えててディズニー映画としてまとめきっている、新しい道を開拓できたかな、と思います。久しぶりのディズニープリンセス誕生も良かったですね。

 作画はもう言うことなし。今回セルの復活らしく、美しい色合いと自然な動きは健在。やはり世界最高のアニメーション技術を持っています。背景の動き方などが絵本のようで、すごく上手でした。まぁ、制作費が違うわけですが…。
 音楽も言うことなし。過去のディズニー映画を参考に、懐かしくも新しい「プリンセスが出るディズニーらしい」音楽でした。

 今週末で多くの劇場が公開終了しそうです。割引で千円とかなら超お得。懐かしさの中に新しさがある過去のディズニーを見てそのお約束展開を知っていれば、「ここまでするか?!」とより楽しめます。

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ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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