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ひたすら、かっこ良い。
いつまでも、かっこ良い。

試験も終わり、ついに見たかったトロンを見てきました。
しかも、IMAXで。

結論から言うと、これは必見…とまではいかないかもですが、とんでもない満足感を覚えました。

全作トロンから28年。
DVDをレンタルしてみましたが、今では非常にチープなこの作品も、時をさかのぼればCG映画のパイオニア。そして時を経て、このトロン:レガシーもまた、映像革命を起こしたと言っても過言ではないと思います。そう感じるのは、映画そのものの質の高さとIMAXという最上級の環境の相乗効果。どちらがどう、と切り離すことは出来ず、まるでアトラクションと楽しんでいるかのような、それでいて映画そのものの感動も見ることが出来る至上の時間を過ごしました。

 まず、映像について。
 2Dと3Dをうまく組み合わせ、現実世界とCG世界をすみ分けて表現。技術をやみくもに使うのではなく、演出とうまく重ねていくあたりが非常に憎く、しかも効果的。電脳世界は全作の雰囲気をそのままに、しかし美麗な映像を楽しめます。あらゆる衣装、セットがクールで、魅力をビンビン感じっぱなし。とりわけ、ケヴィン・フリンの部屋は大好きで、めちゃくちゃ住みたいと思いました。
 ライトサイクルも生まれ変わり、3次元かつ曲線も含めてより進化したライトサイクル・バトルは、前作を見ている方は必見でしょう。アイテムを前に構えて飛び出すと、ラインが浮き出てきて物質を構成したり、ディスク・バトルでは人体がキューブ上になって拡散したりと、極上に恰好よいCG映像のオンパレード。しかし、後から知って最も驚いたのは、ケヴィン・フリンが実は61歳で、若いときの顔は全てモーションキャプチャーによるCGだったということ!!
 トランスフォーマーが、自分の中での第1次映像革命だとすれば、こちらは第2次映像革命。ついに、背景との溶け込みが完璧でCGだと分からない、という状況から、CGであることを脳さえも認識できない、レベルまで達してしまいました…。
 この映画のCG担当は、デジタル・ドメイン。トランスフォーマーやベンジャミン・バトンを手掛けた世界屈指のCG制作スタジオ。これまでの技術を、このトロンで総動員したという感じです。
 また、3Dのうまみをさらに引き立てたのがIMAX環境。上映前からかなりの気合いの入れップリで「ほんとにすごいんかよ?」と思ってたが、土下座を20回はするレベル。Real3Dと同じくらいの明るさだったかな、と思いましたが、映像のなめらかさでは圧倒。また、画面がでかいので本当に迫ってきます。落下するシーンや、猛スピードで突っ込むシーンなどは恐怖を感じるほど。また、後述しますが音響設備とも相まって、これまでの映画の感動を全て過去のものにしてしまいました。この環境も、ぜひ一度試してほしいです。

 そして音楽。Duft Pankというのを、おはずかしながら初めて知ったのですが、近未来的かつ重厚感ある音楽は、この映画に完全にあっていました。多くのシーンを印象的にすることを見事に手伝っています。また、ここでもIMAXが大活躍。大画面よりむしろ、音響面でのクオリティに度肝を抜かれました。腹に響き渡る重低音。割れることのない高音。そして申し分ないサラウンドと、音響面の強さが迫力をさらにすごいものに。
 また、映像面と同じく音楽も、劇中のBGMとして融合しているシーンがいくつかあり、それがまた印象的。Separate waysは、ゲームセンターの時代がとまったままということや新たな世界の幕開けを示すようであり、Duft Pankによるディスコシーンでの音楽も、テンションを否応なく上げてくれます。

 ストーリーとキャラクターも文句ない仕上がり。電脳世界という不思議舞台で繰り広げられる戦いですが、そこにあるのは、親子愛。きわめて感情移入がしやすい地盤に、トロンならではのスパイスがちりばめられています。ストーリーがくどすぎると今度は映像に集中できない面も。その点で、このトロンは映像の魅力を全面的に押し出し、それでも盤石なストーリーがあるという点でとてもよかった。
 キャラクターの配置や、それぞれの個性も光っている。旧作の相棒トロンが的に洗脳されるも…という熱い展開もあったりで、さすがキャラクターをたたせます。とりわけ、ヒロイン役であるクオラには完全に心を射抜かれました!もう最後はクオラばっか見てました!調べると、女優さんはオリヴィア・ワイルド。どうにもクオラの衣装をとるとそうでもない。だがクオラになるとドストレートで攻めてくる。うん、やれらた!

 と、まぁ批判する点が皆無であり、映像と音楽に関してはハイランクに位置するかと思います。それらを支援したIMAXの圧倒的な火力もあり、より高い迫力、より高い満足度へ導いてくれました。もしかしたら、家で2D映像として見ちゃうと「確かにすごいけど、そうでもなくない?」と、感動が並みの水準に下がる可能性も…。だからこそ、この映画は特にIMAXで見てほしいです。俺も、BDが出たらテレビを新調してしまうかも、って具合にはまってしまいました。

 30年弱という時を経て続編を作ってなお成功する力。思えば、ディズニーは2Dアニメ時代にもパイオニアとして圧倒的な輝きを放っていました。CGの進歩とともに、一時はその勢いも衰えることがありましたが、3Dという新たな鉱脈が発見され、そして今。その魅力を活かし、またも映像革命を起こす集団としての圧倒的地位を確立していますね。

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ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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