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終了!

いっきなり分けの分からない番宣風な第1話!クワトロがかわいそうである!!
大丈夫か…そう思ったが…
待ってくれ!このZZ、なぜコレほどまでに評価が低いのだ?!
正直ネットの情報に惑わされた。面白いよコレ。すっげぇ面白い。100点だよ。

「友情と成長」

物語はZ終了直後。疲弊したアーガマが向かったサイド1シャングリラ。そこでジャンク屋として暮らしていたジュドー・アーシタとその仲間たちが、アーガマ奪取を図るところから始まる。

 前作で驚異的な戦闘能力を見せ付けたヤザンがいきなりのネタキャラ化、前作と180度転換したといっても過言ではない作風。これらが、この作品の評価をばらつかせている。確かに、今までの「ガンダム」の続編として捕らえれば違和感があるが、それは初代→Zと引き継いできたガンダムの定義によれば、だ。前回Zの感想で、「この作品を『ガンダムというもの』抜きで評価した場合、どうなるだろうか?」というようなことを述べた。個人的な判断は、『ガンダムというもの抜きならば』Zは見ない、面白くない。そして対に、ZZは見る、面白い。
 俺は勇者シリーズが好きなのでこのような感想を得るのかもしれないが、ZZは古きよきロボットアニメの雰囲気と、ガンダムが培ってきた政治的、シリアスな物語を織り交ぜた良い作品であると思う。後の勇者シリーズにつながるような作品だ。

 さて、では…
・ジュドー・アーシタ
 本作の主人公。少年らしい無鉄砲さと力強さを備えた、主人公らしい主人公。最初こそジャンク屋とアーガマで揺れるなかなかどうしようもない少年だが、リィナ誘拐後から急速に成長していく。ニュータイプであり、ZZのハイスペックとあいまって脅威の戦闘能力を見せ付けるが、彼を戦いへと導くのは妹の奪還であり、純粋に平和を望む心であり、愚かな大人への反抗である。青臭く、いかにも子供であるが、子供ゆえに強く、本当に勇ましい奴である。最後の最後には、(カミーユの助けも合って)自らの意思を大きくぶちまける。ハマーンという悲しい存在を最後まで救おうとする、本当に好きになれる主人公であった。

・リィナ
 妹さん。中の人はエマ中尉。お兄ちゃん好きすき、もはや走りである。やるなZZ。生きてて良かった、良かったね!

・ルー
・エル
・ビーチャ
・モンド
 ジュドーの仲間、後ろ二人は最初こそふざけているが、最後には非常に頼もしい、正義感のある奴らになった。彼らジャンク屋チームの成長もまた、この作品の特徴ではないか。皆個性的でいいキャラ。衝突も前作のように陰気に描くのではなく、最終的にキッチリ解決していくので気分がいい。ルーとエルはアーガマの華。みんなお幸せに。

・プル
 衝撃の登場。プルプルプルプル~~~!!は俺を不安にさせた。ジュドー大好きな「血のつながっていない」妹。走りすぎだ、ZZ!!最初こそわがままで危険な人物であったが、リィナの死で沈むジュドーを励ましたりと、大きな成長を見せた。せっかく普通に暮らせるようになったのに衝撃のラスト。強化人間の不幸を象徴する、可愛そうな少女。

・アストナージさん ト-レス
 アストナージさんは最後がめっちゃかっこいい。最後2話くらい。トーレスは悲しすぎる。多分セシリアさんの死は知らない。トーレス、頑張れよ…!

・ブライトさん
 ネェル・アーガマを子供に託す史上最強の指揮官。相変わらず無茶な指揮を見せてくれた。この委託は、結局自分は正規軍であり命令には従わざるをえない、もちろん月に向かってから徹底的に言いくるめて、自分も向かう気ではいるが、いかんせんどうなるか分からないしハマーンも待つことはあるまい、ということで同時に作戦をこなせるように、子供たちに任せたはずである。そうしないとこの人ダメすぎるから、これしかない。またこの行為は、ホワイトベース、アーガマと最前線でNTとこなした指揮官だからこそできる判断であり、「なるほど、ブライトさんも丸くなったぜ。やっと信頼できるものたちに出会えたんだな」と感動した。

・マシュマー キャラ グレミー
 俺を奮わせた騎士マシュマー。サイド1ではその騎士ぶりをいかんなく発揮し、失敗を喫する。バラを見つめてはハマーンの姿を描くすばらしき男。大好きである。
 キャラも不安定ではあるが、洗濯姿が意外に似合っており特徴あるいいキャラだ。
 グレミーなんて、何このモブと思っていたが豹変。驚いた。
 悲しいことに、この3人の変貌がZZの方向を一気に変えていく。マシュマーは特に、以前の面影がなくなるほどに強化されてしまい、非常にかわいそうなキャラであった。でも大好きである。

・ハマーン様
 おろした髪にときめいた(笑 ツンツンツンで、最後の一言でハンデレ。やるぜハマーン様!走りすぎだZZ!!ある意味主人公。悲劇の女性である。シャアに裏切られ、カミーユには「お前は生きてちゃいけない人だ!」といわれ、ジュドーにはNTというものについて同意してもらえなかった。それでも、彼の優しさに触れ、そこは素直にうれしかったんだと思う。潔く、かっこよすぎる女性である。

 こんくらいでしょうか。前半のコミカル、後半のシリアスがいいバランスです。中途半端のすばらしさが見えます。ZZガンダムはデザインは好きではないんだけど、劇中の活躍からか好きなMSのひとつです。Z、Mk2など前作では不憫な扱いだったMSも大活躍。敵MSもかなり精密で、いいデザインに仕上がっていますね。戦闘シーンも動きのある爽快感あるものです。前作のダメな点がしっかり改善されています。構成も、大きな筋を一本とおしながら、割と1話構成のものが多いなど、よくできていると思います。ZZ、普通に面白い。お勧めです。


 さていよいよ、逆襲のシャアだ!!

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ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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