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「今からガンダムを見ようと思う俺に、教えてくれ!ララァ、私を導いてくれ!-アムロ・シャアの宇宙世紀総集編-」
私が見てきた作品を、ちょろっと感想を書きつつ羅列
①機動戦士ガンダム
いわずと知れた名作。とにかく入り口はここ!みんな知ってるガンダムワールドにようこそ。初代にして最高の作品。
②機動戦士ガンダム劇場版三部作Ⅰ、Ⅱ哀・戦士、Ⅲめぐりあい宇宙
劇場で公開された①の総集編+新作カット少し。時間を短縮して理解できるというメリットはあるが、いかんせん急ぎすぎているのと、ニュータイプにこだわりすぎており、TV版とはなかなか違っている。また、現行のレンタルDVDはアフレコ再録なので声優さんがところどころ違う。と、なかなかデメリットも多い。
<この時点でどうすりゃ良いのさ?!>
時間があるなら是非、TV版をお勧めしたい。さらに時間があるならその後に劇場版を見てみよう。美しい作画や名曲『哀・戦士』など、見ておくべきものはたくさんある。無理なら劇場だけ、でもいいが…。やはり急ぎすぎなので、お勧めはしない。TV版は必要かと思う。
さて、次はOVAである。
③機動戦士ガンダム 第08MS小隊
ガンダムの余剰パーツで作られた陸戦型ガンダムが出る話。戦場は地上、時代は初代と同じ0079。魅力的なキャラクターがたくさん登場する、もはやラブ・ストーリー。見た後に非常にスッキリできる後味いいお勧めの一本。また、声優も桧山さん、速水さん、藤原さん、井上喜久子さんとバカ豪華。OP、EDはもはや名曲のひとつなので、是非聴いてもらいたい。
④機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
中立コロニーサイド6での、戦争が市民に与える影響と悲しみ、そして、戦争の中で生まれた青年軍人バーニィと、少年アルとの美しくもはかない友情を描く名作。ガンダム随一の身近な描写はガンダム世界を広げ、とにかく話が悲しくも、すがすがしく、はかなく…。皆で一緒に叫びたい「バーーーニィイイイイーーー!!!」時間も短くてすむので、是非寄り道をしてもらいたい。
⑤機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
パイロット候補生コウ・ウラキがひょんなことからガンダム試作1号機を操縦し、ジオン再建を目指すアナベル・ガトーに奪われたガンダム試作2号機を取り戻す!という話。とにかく、主人公側つまり連邦側に魅力的な人間が少ない少ない。ジオン万歳!ってかんじである。登場人物の一人、ジオンのアナベル・ガトーはシリーズトップクラスの強さと格好良さがあり、しかも中の人は大塚明夫氏だ。もうたまらんはずである。作画も超絶。ストーリー的にはZへのプレリュードで、封印された最強の能力を持つガンダムたち、そしてなぜティターンズができたのか…このようなところを扱うのだが…これこそ実は最後何話だけで、ソレより何より結末の後味の悪さが残る、残念な作品。それ以外はよかったのに…。ちなみに劇場版は結末が違う。もっとひどそう…。
<どうすりゃ、どうすりゃいいんだよーー!>
順位をつけるとしたら、0080、08MS(同着)。0083。0080、08MSはメインストリームからするとそれほど重要ではないのですが、単純に面白いんです。名作です。0083は超絶作画を携えていますが、メインストリームからの重要性は「他の2つに比べればまぁある」程度で、ストーリーがいまいち好きになれませんでした。面白いのは面白いですが、他の2つより劣ります。よって、先の順番です。時間があれば全部見ると良いです。ないなら、チョイスもしくは見ないでも大丈夫。
⑥機動戦士Zガンダム
名作との呼び名高いガンダムシリーズ第2作。反地球連邦組織エゥーゴと、地球連邦軍強硬派のティターンズの抗争。そして最終的に、ネオ・ジオン創設を目指すハマーン・カーンのアクシズを交えた3つ巴の闘いとなっていく。主人公がカミーユ・ビダンに交代するも、前作からの続きなので、シャア・アズナブルやアムロ・レイをはじめ、フラウ、カイ、ハヤト、ちょっとセイラも登場する。…だが、それだけである。やりすぎてわかりづらいぐらい高度に練られたストーリーは基本的に視聴者おいていきぼりなので、よほど集中でもしていない限りwikiは必須。読みすぎてネタバレに注意だ。新キャラクター、特に宇宙のは自身のベクトルが定まらず、ただイライラを周囲にぶちまけるヒステリックな連中ばかりで、こっちもイライラする。まぁ、前作からのキャラは相変わらずいいですが。いろんな意味で見るのがつらかった作品ですね。なんか富野の心の病が垣間見えそうです。でも、これがどうあがいてもキーストーリーになるので、これからも見続けようとしたら必ず通らなければならない門なんです…。
⑦劇場機動戦士Zガンダム Ⅰ星を継ぐもの、Ⅱ恋人たち、Ⅲ星の鼓動は愛
「Zを作り直したい!」と、正常化した監督が打ち出した「新訳」機動戦士Zガンダム!基本的には総集編、しかし途中の端折り具合や結末の違いから、別作品として捕らえてもいいかと思う。新作の超美麗カットが多数。キャラクターの設定も見直され、こちらはぜんぜんイライラしない!!とても面白い作品だ。gacktの歌がまたかっこいいんだ…。
<どっちだ…どっちなんだ…!>
さて。このあとZZ、逆襲と続くんです。まず、単純に見ていてきつかったTV版。見ていて面白かった劇場版、です。しかし、劇場版は端折りすぎているため分からない部分があるはず、というのと、結末がZZに続かないので、新訳…まぁある種の外伝的な扱いにはなってしまいます。なので、ここはTVを見て、「あぁ、これがZZに続くのね…胸糞わりぃ作品だったぜ…」と思って(すんません俺の感想です)、心の換気として劇場版へ行きましょう。ガンダムこのまま行くなら通らなければならない登竜門!
⑧機動戦士ガンダムZZ
疲弊したアーガマが向かった地は、サイドⅠシャングリラ。そこで、ジュドーたち新主人公が登場する。見ていての面白さならZより上でした。ガンダムというより、古きよきロボットアニメというかんじです。後半に行くにつれてだんだんシリアスさが増し、ガンダムの良さと、他のロボットアニメならではの良さを混ぜ込んだいい作品です。今度の敵はネオ・ジオン。総帥はハマーン・カーン。美人なお姉さまです。きっと好きになるはずです。そのほかにも驚くぐらい魅力的なキャラクターがたくさん登場し、なぜこんなに評価が低いのか…と思います。
<コレ見るべきなの?>
ネット上での評価は微妙だし、なんかよくわからないし…。そう思う方、多いはずです。僕もそうでした。しかしまぁ、ガンダムシリーズ見て分かったことは、「評価はひとそれぞれ」という至極基本的なことです。僕はZはいいとは思わないし、ZZは最高だと思います。それほど面白いんです。
単純に、「シャアの逆襲でアムロとシャアとの結末だけ見たい」のであればZZは見なくとも平気なんです。しかし、ブライトさんが全部出ること、そしてハマーンを知っておくことで、逆シャアでのシャアがすることにより思い入れが増します。つまり、直接的には関係ないんだけど、ガンダムと付き合い、たくさんのキャラ、そしてそれぞれの歴史を知っておくことで、結末の感動、考えることがより増す…ということです。ここまで来たなら、もういっとくべきでしょう? ZZは、単純にひとつの面白い作品として薦めたい作品です。
⑨機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
最終局面!ここまでくればもはや何も言うまい!二人の男の結末を、とくと見て欲しい!!
以上。私はコレより、Wへ行く。
例に拠ってネタバレ。
「人類を、地球を想い、愛しすぎるあまり分かり合えなかった二人の男たち」
終局である。
宇宙世紀0093。シャア・アズナブルはネオ・ジオンの総帥となり、地球への隕石落としを開始した。「引力に引き寄せられた人間たちの粛清を-」抗するは、νガンダムを駆るアムロ・レイ、そしてブライト・ノアらが属するロンド・ベル。アクシズが地球へぶつけられようとする中、二人の男たちの決戦が始まる。
さて、まずはいきなり視聴者おいていきぼりの設定の多さです。毎度のことです。もう大丈夫です。ロンド・ベルは地球連邦から派生された機関で、エゥーゴ、カラバが反地球連邦組織として解体され、そこからメンバーなどが寄せ集められできた組織。ジオン残党などの討伐が主任務とされ、連邦には「NT部隊」よろしく煙たがられ、コロニーの人々からはティターンズと同認識を持たれるという板ばさみ状態。
ネオ・ジオンはシャア・アズナブルが総帥の組織。一度はエゥーゴに属し、地球の、そして人類の進化を見つめようとしたシャアだったが…。
結局、シャアはハマーンと同じ道を歩むことになったのである。人類、とりわけ地球連邦政府どもは地球の利権搾取ばかりを考え、一向に宇宙へ出向こうとない。そのような状態で、宇宙の支配をしている。このままでは、人類すべてがNTとなり分かり合える日など来るのだろうか。「ならば今すぐ、全人類にその知恵を授けてみよ!!」劇中の彼の言葉は、地球の限界と、人間の進化の遅さを物語る。その結果として、彼は、地球を、コロニーを案じた結果、人間の業を背負い、地球の反破壊を行う。
正義の敵は、悪ではない。正義の敵もまた、正義なのである。
シャア、ハマーンはまさにその典型だ。彼らの言っていることは真実。アムロやジュドーが言っていた事、人間がいつかニュータイプになれば、きっと解決できる。これも真実である。解決策は二つだ。しかし、その解決過程で、「遅かれ早かれ悲しいことがおきる」のである。
この作品、一度にかなり多くのことを扱っており、それでもしっかりとまとめられていて、その力量には感服だ。NTがどんなものなのか、という明確な答えがここに来てほぼ初めて語られるわけだが、これで今までのニュータイプ連中の行動原理がはっきりくっきり分かるようになる。
クェス・パラヤという少女は、シャアに共感する部分がある。それはまた、悲しいことである。
山ちゃんが出ていたこと。彼のMSがなんかかっこよかったこと。
チェインの死。ハサウェイの毎度おなじみヒステリック行動。チェインが死んだのは納得できなかったし悲しかったが、ラストシーンで「νガンダムは、伊達じゃない!」その台詞で救われた。アムロのチェインが作り上げたこのνガンダムは、地球を救ったのである。
そして、男二人の私戦の描き方もうまい。MSを降りての問答、戦闘も良かったし、武器を次々に破壊され、最終的に格闘戦。熱すぎる。ここでククルス・ドアンに習った格闘術が役立つとは…!また、サイコ・フレームがシャアからのリークであったという設定もたまらなくいい。シャアは、やはりアムロとの決着をつける気でいた。
悲しいのは、いろんな人が死に、アムロも、シャアも死んだというのに、おおもとの地球連邦政府が変わらない限り、第2のアムロ、シャアが出てきてしまうのである。現実世界でも考えるべき問題だ。
何から何までかっこよく、初代、Z、ZZと培ってきた地盤を活かし、それらも含めて伝えたかったメッセージも織り交ぜられ、うまくまとめられた名作であった。
終了!
いっきなり分けの分からない番宣風な第1話!クワトロがかわいそうである!!
大丈夫か…そう思ったが…
待ってくれ!このZZ、なぜコレほどまでに評価が低いのだ?!
正直ネットの情報に惑わされた。面白いよコレ。すっげぇ面白い。100点だよ。
「友情と成長」
物語はZ終了直後。疲弊したアーガマが向かったサイド1シャングリラ。そこでジャンク屋として暮らしていたジュドー・アーシタとその仲間たちが、アーガマ奪取を図るところから始まる。
前作で驚異的な戦闘能力を見せ付けたヤザンがいきなりのネタキャラ化、前作と180度転換したといっても過言ではない作風。これらが、この作品の評価をばらつかせている。確かに、今までの「ガンダム」の続編として捕らえれば違和感があるが、それは初代→Zと引き継いできたガンダムの定義によれば、だ。前回Zの感想で、「この作品を『ガンダムというもの』抜きで評価した場合、どうなるだろうか?」というようなことを述べた。個人的な判断は、『ガンダムというもの抜きならば』Zは見ない、面白くない。そして対に、ZZは見る、面白い。
俺は勇者シリーズが好きなのでこのような感想を得るのかもしれないが、ZZは古きよきロボットアニメの雰囲気と、ガンダムが培ってきた政治的、シリアスな物語を織り交ぜた良い作品であると思う。後の勇者シリーズにつながるような作品だ。
さて、では…
・ジュドー・アーシタ
本作の主人公。少年らしい無鉄砲さと力強さを備えた、主人公らしい主人公。最初こそジャンク屋とアーガマで揺れるなかなかどうしようもない少年だが、リィナ誘拐後から急速に成長していく。ニュータイプであり、ZZのハイスペックとあいまって脅威の戦闘能力を見せ付けるが、彼を戦いへと導くのは妹の奪還であり、純粋に平和を望む心であり、愚かな大人への反抗である。青臭く、いかにも子供であるが、子供ゆえに強く、本当に勇ましい奴である。最後の最後には、(カミーユの助けも合って)自らの意思を大きくぶちまける。ハマーンという悲しい存在を最後まで救おうとする、本当に好きになれる主人公であった。
・リィナ
妹さん。中の人はエマ中尉。お兄ちゃん好きすき、もはや走りである。やるなZZ。生きてて良かった、良かったね!
・ルー
・エル
・ビーチャ
・モンド
ジュドーの仲間、後ろ二人は最初こそふざけているが、最後には非常に頼もしい、正義感のある奴らになった。彼らジャンク屋チームの成長もまた、この作品の特徴ではないか。皆個性的でいいキャラ。衝突も前作のように陰気に描くのではなく、最終的にキッチリ解決していくので気分がいい。ルーとエルはアーガマの華。みんなお幸せに。
・プル
衝撃の登場。プルプルプルプル~~~!!は俺を不安にさせた。ジュドー大好きな「血のつながっていない」妹。走りすぎだ、ZZ!!最初こそわがままで危険な人物であったが、リィナの死で沈むジュドーを励ましたりと、大きな成長を見せた。せっかく普通に暮らせるようになったのに衝撃のラスト。強化人間の不幸を象徴する、可愛そうな少女。
・アストナージさん ト-レス
アストナージさんは最後がめっちゃかっこいい。最後2話くらい。トーレスは悲しすぎる。多分セシリアさんの死は知らない。トーレス、頑張れよ…!
・ブライトさん
ネェル・アーガマを子供に託す史上最強の指揮官。相変わらず無茶な指揮を見せてくれた。この委託は、結局自分は正規軍であり命令には従わざるをえない、もちろん月に向かってから徹底的に言いくるめて、自分も向かう気ではいるが、いかんせんどうなるか分からないしハマーンも待つことはあるまい、ということで同時に作戦をこなせるように、子供たちに任せたはずである。そうしないとこの人ダメすぎるから、これしかない。またこの行為は、ホワイトベース、アーガマと最前線でNTとこなした指揮官だからこそできる判断であり、「なるほど、ブライトさんも丸くなったぜ。やっと信頼できるものたちに出会えたんだな」と感動した。
・マシュマー キャラ グレミー
俺を奮わせた騎士マシュマー。サイド1ではその騎士ぶりをいかんなく発揮し、失敗を喫する。バラを見つめてはハマーンの姿を描くすばらしき男。大好きである。
キャラも不安定ではあるが、洗濯姿が意外に似合っており特徴あるいいキャラだ。
グレミーなんて、何このモブと思っていたが豹変。驚いた。
悲しいことに、この3人の変貌がZZの方向を一気に変えていく。マシュマーは特に、以前の面影がなくなるほどに強化されてしまい、非常にかわいそうなキャラであった。でも大好きである。
・ハマーン様
おろした髪にときめいた(笑 ツンツンツンで、最後の一言でハンデレ。やるぜハマーン様!走りすぎだZZ!!ある意味主人公。悲劇の女性である。シャアに裏切られ、カミーユには「お前は生きてちゃいけない人だ!」といわれ、ジュドーにはNTというものについて同意してもらえなかった。それでも、彼の優しさに触れ、そこは素直にうれしかったんだと思う。潔く、かっこよすぎる女性である。
こんくらいでしょうか。前半のコミカル、後半のシリアスがいいバランスです。中途半端のすばらしさが見えます。ZZガンダムはデザインは好きではないんだけど、劇中の活躍からか好きなMSのひとつです。Z、Mk2など前作では不憫な扱いだったMSも大活躍。敵MSもかなり精密で、いいデザインに仕上がっていますね。戦闘シーンも動きのある爽快感あるものです。前作のダメな点がしっかり改善されています。構成も、大きな筋を一本とおしながら、割と1話構成のものが多いなど、よくできていると思います。ZZ、普通に面白い。お勧めです。
さていよいよ、逆襲のシャアだ!!
つぅわけで。
久しぶりの投稿です。戦争。やっぱり考えるべきです。いつまで同じ過ちを繰り返すのかと。
割と前に考えていたのが、「戦争は必然である」ということ。たとえば、神でもなんでもいい、世界を操る物もしくは者、ある存在があるとして、その存在によって世界が動くのだとしたら。増え続ける人口の定期的抑制、またその存在の退屈つぶし…戦争を通し、人間の無知さをあざ笑う。この世界は箱庭なのではないか。この世界をボードに、何かの存在がゲームを楽しんでいるのではないか。
まぁこれは誰にも分からないことだし、この世界が我々にとっての現実である以上妄想以外の何でもないわけですが、戦争というものに関しては考えるべきですね。探偵ナイトスクープでやっていました。見たでしょうか?岡山の先生のアルバムが、沖縄、太平洋戦争を経て、21世紀の今やっと持ち主のご子息の手に戻った話を。戦争は、少なくとも私たち一般的な人間にとっては、不幸ですね。
SONYがDocomoを縮小。
SNAYOは撤退。
携帯電話事業縮小が始まった。さて、携帯電話どこへいくのか。契約台数は1億台を突破し、数だけでは国民皆携帯時代である。それでは新規の契約数よりも機種変更へと、焦点がシフトチェンジする。
Docomoの携帯電話がここ最近アベレージ5万程度になったのは、確かに機種価格がそれ以上すること、月額料金徴収の見直しなどがあるが、機種変更における利益を上げるためのものかもしれない。
事実、携帯電話は10万近くするらしい。あの程度のもので、だ。日本の携帯事業が縮小傾向にあるならば、海外へ進出すればいいものだが、日本の携帯電話は海外では求められない。こう思いの方が多いだろう、「必要のない機能が多すぎる」それである。日本の携帯価格が異常に高いのは、余計な機能が多いから、だ。
たとえばDocomoの900シリーズ、700シリーズを見ても、コンセプトの違いがもはやよく分からない。当初は700シリーズが比較的低機能・安価というイメージはあったもの、最近は普通に曲は聞けるわ、ワンセグは見れるはで違いが分からないし、価格も変わらない。ゲームのグラフィック処理能力程度か。ここで、「700シリーズはスペックをカメラ程度に抑え、その代わり落ち着いたデザインと、低価格で勝負していきます」ともなれば、機能向上・価格向上だけを求めるのではない、海外で通用する携帯分野が育ったと思うのだが…。
日本の携帯は、その時期の機能・コンセプトなど、メーカーではなくキャリアがたいてい牛耳っている。こういう状況だからこそ、キャリアの思考の方向転換が必要である。でないと、飽和状態に陥り、あとは下落していくだけだ。
この作品に対する私の評価は周囲と違いなかなかだぞ!
さて、21世紀になり「新訳」として、Zが復活です。
「今からZを見る俺に道を示してくれ!ララァ、私を導いてくれ!」というかた。
俺はララァじゃない。いや、っていうかこんな人いるか分からないけど、そういう人は
一番下の【どっち見たほうがいいの?】に直行どうぞ。
以下ネタバレ感想
<機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者>
【作画】
エイジングという処理がなされているようですが、これが逆に気になった。現代の超絶作画は逆に特殊処理なしで見せて欲しかったかもしれない。昔のとはやはりどう頑張っても同調しないのだから、そこは割り切って「みよ!この美しき絵を!!」ってやってもらえたら、そっちのほうが個人的にはうれしかった。
できれば全カット新作でしてほしかったけど。いやしかし美しすぎる。そして動く動く。すばらしいです。
【ストーリー】
アムロとシャアが再会するところまでです。かなり端折っております。TVシリーズ見た人からすると「急いでるな~端折ってるな~」と思うはずですが、見ていない人でもそれなりに話の大まかな筋は通っているので、「別物」として、テンポよく楽しむことができるはずです。
前作の劇場版ガンダムでは、「急ぎすぎて、結果として『間』が無くなり微妙な作品になった」と書きましたが、今Zでは、その間は、グダグダな戦闘シーンやヒステリックなど、基本的にイライラを募らせる場面が大半だったりするので、逆に良いかと思います。
また、カミーユをはじめキャラクターの性格がクリンナップされ、ポジションが明確になることで非常に見やすくなるとともに、キャラクターに好感をもてるようになった。裏切りでこっちに来て、その身分でカミーユをバッチバチ叩くエマさんや、反抗的なカミーユ、来たところで恋人かと思いきや分けの分からない理由でくだらないケンカを繰り広げるファが好きな人は認めたくないとは思いますが、俺はいいです。こっちのほうがいいです。
クワトロ大尉は変わらんですね。いいです。非常に。
総じて好印象。特に、最後の地球での戦闘シーンはほとんどすべて新作カットで圧巻。また、無駄に難解で時にイライラさせられるキャラクターも以上のようになっており、単純に「楽しめる」作品になった。それが賛否両論を繰り広げているが…。
<機動戦士ZガンダムII 恋人たち>
「はやい!はやいよ、スレッガー中尉!!」
さて、いきなり飛行機のキャッチでほめあうシャアとアムロという好感絶大な幕開けをした映画第2作「恋人たち」。
TV版でもこの「地上編」は、(不可解な連中が居らず、)皆分別ある方々で、かつアムロとシャアとのやりとりが見れるという点でお気に入りの期間です。作品の中の位置づけでも、アムロが7年の歳月を経て再び立ち上がるという意味でも、そして、カミーユもフォウ・ムラサメと出会うことで変化していくという点でも、この地上編は大変重要な意味を持っているのではないでしょうかと思います。
しかし、「はやい!はやいよスレッガー中尉!!」
いやはやいはやい。動転するほど早いです。作画ほとんど新作にするぐらい端折っています。開始数分でシャアは宇宙へ帰ります。つまり、開始数分で、いつの間にかアムロがMSに乗るようになるわけで、あの編の葛藤が無い。ここは大事です!!ですよね!?
そしてまた開始20分でサイコガンダムが出ます。しかも夜のサイコガンダム。つまり、シャアが宇宙に出て、それから数分の間にミライさんと会って、フォウと猛スピードでキッスをして、戦います。「はやい、はやいよスレッガー中尉!!」フォウの結末はかなり変わってしまっていますが…、うーん、どちらにせよ切ないね…。けど、宇宙でのカミーユの心変わりの速さはイカンだろ(笑
そして緊急警報!この中に一人素人が紛れ込んでいるぞ!! そう、池脇千鶴演じるサラ・ザビアロフ。私は芸能人起用には反対だ。なぜ富野は、この期に及んでこのような愚行をしでかしたのか。池脇さん好きだけどさ、彼女が演じたところで興行収入増えますか?むしろファンの期待を裏切るだけでしょう?下手ですし。それから、フォウ・ムラサメも変わってますね。ゆかな。ゆかなも好きですけど、やっぱ声優かえちゃあイカンよ。監督の好みの問題じゃない。その作品を見た人たちみんな、もうサラはサラだしフォウはフォウなんだよ。何があったか知らないが、これでいいのか…?監督の指揮に更なる不安も持たせる事件であろう。
…と、物語はかなり急速展開で宇宙に戻るわけですが…。 アレ、どうして、宇宙はこんなにつまらない…ぅおッホン!!オッホン!なんだろうなー、宇宙なんでだろう。Zは活躍せぬままです。
レコアさんが話に聞いただけでシロッコに思いを寄せてしまうという病気ぶりは健在。エマ中尉は…うん、まぁいいんじゃないでしょうか。ファは断然いいね。安定的なポジションをつかんだ。カミーユもいいかんじです。
というか、男どものやり取りが面白いなこれ。「いいな」「あぁ、いいな」であったり、シャアがちょっと独り身を気にしていたり…。
前半の急ぎすぎ、後半そんなに時間要らなくない?(宇宙だし)。みたいな感じの2作目。また声優の変更もあり、確実に勢いが衰えました。地上ではもう少し「間」を大事にして欲しかったです、個人的にですけれど。宇宙での話の流れは分かりますが、地上でのやりとりは初見では確実にわからないでしょうね。ここのアムロの再起だったり、フォウとの出会いはかなり重要だと思うんだけどな~…。というわけで、2作目ははじめてみるには向いていないですね。
物語はついにアクシズに接触するところまで来ました!さていよいよ最終作!巻き返せるのか!?
<機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛>
いきなりだが、これはすばらしかった。
前作は急ぎすぎていたが、今回は無理なく、かつうまくまとめ切っている。
TV版との変更点は多々あるものの、最も異なるのはラストシーンです。個人的には、劇場版のほうが好きです。というか、TV版は全体を通して「好き」という程でもないので…。
聞くところによると、このEDではZZ、逆襲のシャアにつながらないようですね。まだ僕はそれらを見ていないので、この辺無駄にこだわらずに鑑賞できました。続編を考慮せぬ場合、つまりはひとつの作品としてZを捉えたとき、こちらのほうがよくまとまっているとは思います。アニメを見て陰鬱な気分にもなりません。
前編通して、キャラクターの見直しが最もよかったのではないでしょうか。より際立たせ、ポジションをはっきりさせることに成功しています。
カミーユは反抗さがおさまり、むしろ思いやりの強い青年へと変わっており、主人公として好感がもてます。終盤になり多くの人が散っていく中で、彼は戦争を憎み、そして戦争を愉しむもの、利用するものを憎むようになります。TV版でも劇場版でもこの点は変わらないのですが、TV版では「今まで散々すき放題やってきたお前が何言ってんのよ…」と、素直に受け入れられなかったのですが、劇場カミーユは素直に応援したくもなりました。この点は大きいはずです。
エマ中尉はよりお姉さんらしい感じに。ただの暴力的な危険女というレッテルを見事に払拭し、その死に感動できます。ヘンケン艦長にはいやにツンツンしてますがwwいいんじゃないでしょうか。きっとツンデレなんです。そういうことにしておきます。
ファも、カミーユの理解者の一人であり、カツとカミーユの宇宙空間でのケンカの仲裁に入ったときは「おぉ、いいキャラに生まれ変わった!」と深く実感しました。TVのファは嫌にツンケン、常にケンカ腰で「お前が介入すると話がややこしくなるんだよすっこんでろファ!!」だったですけど、劇場版は上手に仲介し、カミーユの気持ちを大事にしてあげています。いいですね。
ブライト艦長のお父さん属性がアップ。鈴木さんはこれが遺作になってしまいましたね…。シグナスでもお世話になっておりました。どうも、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。
レコアはより自己主義な女に。TVの中途半端なポジションを払拭し、とにかく自分を第一に考えるというキャラクターに生まれ変わったことで、いやらしさが格段にアップし、無駄なアクがなくこれもいい感じです。
カツはより自分勝手なキャラに。まさに若さ故の誤ち。いいです。コイツはもうこれでいい。結局アムロにもらった銃を無駄にするとか…。何者だよ…。
そしてヤザン。この男さらにヒールになった。己のみのために平気で味方を裏切り、そしれそれを実現するための圧倒的強さを持つ。狡猾さが非常にまし、分かりやすくかつ、悪役としてさらに惚れ惚れするかんじになりました。
ジェリド。もはや空気。
キャラクターについては、全体的に必要の無いアクをとりさり、良くなりました。
ストーリーも肝心な点を残しつつ、逆にスピーディーに展開するので間延びすることなく楽しめます。ラストでフォウやロザミアが出てきたときに、彼女らの描写が非常に少なかったため、はじめて見る人は「何なの?!」と思うはずです。ここだけ残念でした。もう少し、もう少し掘り下げられていれば、より感動できました。作画はもはや言わずもがな、とんでもない美しさです。やはりエイジングが逆に気になりますが…。
とにかくテレビで感じたフラストレーションを払拭していたのは好印象でした。ラストも、単発で考えるならばこの上ない終わり方だと思います。
【シリーズを通してどうなの?】
この3部作。たぶん当時ファンであれば大喜びしていたでしょう。全体的には良作です。第2作、それだけが惜しかった。フォウなどの強化人間とは何なのか、その悲しい運命、その上でのフォウ、ロザミアとの出会いがもう少し描かれていれば…第3作でのラストシーンで彼女たちが出てきたときの感動はよりすごいものになったでしょう。確かにアクシズ・ティターンズ・エゥーゴのやり取りは「宇宙世紀的には」大事ですが、結局ZZなどにつながらないのであれば、もう少しその分を強化人間に割く、というのもアリだったとは思います。そのほうが、後での感動爆発につながったかとは思いますね。
アムロの再起は、終盤であまりアムロが活躍しないのでこれはあの程度で良かったのではないでしょうか。また、クワトロの演説もなくなっていますが、この後がなくなるのであれば、シャアが自由を失い、皆の上に立つ「きっかけ」である演説は無くても良かったと思います。
【どっち見たほうがいいの?】
難しいです。どちらも「不完全」ではありますね。
感想は今までも書いてきましたが個人的には、TV版は人間を好きになれません、結果としてイライラが募ります。これが26話ならいいのですが、50話もあるのでかなりのガッツが必要です。もちろん、ここは個人差があり、「あの難解で偏屈な性格のキャラ」を好きになれれば苦にはなりません。存分に楽しんでいただきたいと思います。
劇場版はそういったイライラの素は解消されており、素直に楽しめます。ですがやはり50話(20時間)を、3部作(5時間弱)にまとめるわけですから、苦しいとこはあります。4部作なら…非常に惜しいです。
よって、まずはやはりTVから手を出すべきかと思います。いけるなら最後まで。時間的余裕が無い!もしくは、「こいつらもう無理や!やってられへん!」なら、もうストーリーを知ってる話が上手な人に聞くか、もしくはネットで筋を追い、劇場版へ突入してください。
感想は多々あるものの、なんにせよ「Z」の劇場版。テレビシリーズのやり直し、そしてロボットアニメの底力を見せる意味でも、非常にすばらしい作品です。
というか、気になってこの記事の字数調べたらなんと6000字弱。多い…
ん~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
という作品でしょうか。
MSは、なんかこう色々でるんだけど、どれもデザインとかカラーリングが同じようで、どうにもこうにも…。
この作品を機に、商業主義にまみれてきた感じは否めません。
さて、以下感想でネタバレです。
【キャラクターそれぞれ】
・アムロが大人になっててよかった。技術は相変わらずすごい。ベルトーチカもいい女になりそう。
・セイラさん相変わらず美人。最高。
・ミライさんいいお母さん。
・カイさん登場で燃えた。
・ハヤト変わってない。
・レツどうした?!元気ないぞ。
・キッカどうした?!元気ないぞ。
・カツはどうでもいい。
・ブライト艦長も大人になっていた。しかし相変わらず指揮能力に疑問があるガッツ男。
・ヘンケン艦長にはいろんな意味でもえる。
・エマ中尉はこれぞ「終わりよければすべてよし」の体現。終盤こそ美しかったものの、ぶっちゃけ感情的暴力的な女性。嫌いではないけど。
・ファは感情的。カツも感情的。彼らはなぜに見方の邪魔ばかりするのか、イライラする。
・レコアさんは自分主義者。最後のほうになってシロッコの「依存心が強い」というのがわかる。イライラする。
・アポリーさんに一番泣いた。本当に悲しかった。
・序盤イライラ。
・フォウは悲しかった。死んで悲しい。
・ロザミィは…なんかいろんな意味で悲しい。かっこいい女性だったね。
・シロッコはラスボスにふさわしい男。先見性があり、NTとしてもかなり強い。
・ハマーン様は独特の魅力がある。その衣装は何だ。シャアとの2ショットは貴重であった。瞬間的にデレになる。
・ミネバ様は走りすぎた。いや、これが始まりか?(なんのだ)
・ヤザンは驚くべき戦闘能力。強すぎる。コイツはヤバイ。好きなキャラの一人である。常に同じ機体で、歴戦戦士の重みがある。機動力と正確な攻撃で幾度となくアーガマを苦しめている。
・クワトロ大尉。俺はあんたについていくよ。味方になった瞬間弱くなるキャラっていっぱいいるけど、シャアは別の意味で輝き続けたね。「サボテンの花が咲いている…」「まだだ、まだ終わらんよ!」今回もよさそうだけど、よく考えたらよく分からないような台詞をたくさん残してくれた。戦闘は、スタイルが無難で完成されているせいか、描写が少なかったが、それは彼の技術の表れだろう。殊、終盤の先頭では、キュベレイ、ジ・O(しかも両方かなりのNT)に対して格段に劣る百式でかなり持ちこたえている。すばらしいお方である。
また、アムロとシャア共闘というのは、嬉しいものであった。この男たち、これからどうなるのか楽しみだ。
・ジェリドはお前もう少し頑張れ。失敗続きなのになぜ出世しているのかわからない。何人もの女をとっかえひっかえ殺す男。毎回毎回新機体で登場するため、パイロット技術がすごいのかどうかも見せ付けられないかわいそうなライバルもどき。カミーユにはほとんど相手にされていない。もうたぶん史上に残る可愛そうなライバルキャラ。
・カミーユ 序盤こそ感情的でそれはもうイライラするが、中盤、終盤とかなり成長し、なんか最終的にはかっこいいキャラクターにしあがった。若さゆえの理想を持ち、それを実現できる精神力と戦闘技術を伴ってきた。NTとしても優れていて、まぁ曖昧すぎて分かりづらいものの、最終的にはかなりの人々との共感を実現し、その結果として精神崩壊をおこしてしまった。なんか最後はやはり悲しかった。
ラストシーンは死んだ人みんな出てきて(イライラする人も)ちょっと萎えはしたが、フォウ・ロザミアがあぁいう形で報われていてうれしかった。特にフォウは。生きているうちは壮絶な人生だったんだろうけど、カミーユと出会い、そして幸か不幸か得ることができたNT能力であぁやって心を通わせることができるってのはいい。
【MS】
当時マクロスが流行っていたとかで?無駄に変形するMSが多い。多すぎる。何でもかんでもするものだから、「変形をする優位性・希少性」が、だんだんと薄れてきてしまった。Zガンダムは期待していたよりいささかパワー的差をつけられなかったようだが、これは前作でガンダムが圧倒的性能を誇っていたので、それを避けたのかもしれない。それはソレで面白いのだが…。 やはり勇者からロボットものに突入したものからすれば、Zには強くいて欲しかった。何せタイトルのガンダムである。今まで散々やられてきた相手を、「親機体だ!」といって1話ぐらいバッキバキにして欲しかったという気持ち、物足りなさはある。それどころか、鉄器の撃破数が多いという印象さえ受けない、個人的にはデザインも微妙なガンダムである。Mk2のほうがよほどいい。
また、MSの作画は向上しているのだが、動かなくなってしまった。前はいまひとつなりにしっかり動いていたのだが、それが今回は少ない。ビームをピシュンピシュン撃つばかりで、ランバラル・との陸上戦のような、黒い三連星との戦闘のような躍動感のあるものはいまひとつ無い。
【ストーリー】
小説とか読んでなくて、単純にアニメだけからです。前作「ガンダム」は、連邦VSジオンという構図がはっきりしていました。それに付随する、ザビ家とジオン家との因縁など、物語を深くするための複雑さもあり、非常に明快かつ奥深い作品でした。
さてZ。これはガンダムより数年後の話であります。とりあえず0083を見たので、わりとすんなり入れました。先の一年戦争における停戦は不完全であり、結果としてジオンの残党を残らせ、またそれを駆逐しようと連邦にも派閥ができた。それがティターンズである。俺は強硬派と認識している。彼らはジオンの駆逐、ひいてはスペースノイドを否定し、アースノイド至上主義を作り上げようとする。対するはエゥーゴ。こちらは主義主張などは最初無かったが、クワトロ大尉の演説を機に、スペースノイドの自治権の獲得、ひいては地球からの人間の撤退が大々的に掲げられ、対立図式が強くなる。(クワトロ大尉はソレとは別にスペースノイドが獲得できるNTという能力によって、人間の新しい時代を期待しているそして終盤では、ジオン復興を掲げるアクシズも登場し、戦争は三つ巴の戦いとなっていく。)前作以上に思想の対立というものが色濃く現れている。
NTという前作では終盤に出たものをより掘り下げている。若干やりすぎというほど。最終的には人と人の共感に行き着くのだが、それまでに起こるNTをめぐる悲劇。強化人間という悲しき存在、政治に巻き込まれる人間の悲劇など、確かに難解ではあるものの、今でも無いような良くも悪くも一大巨編を作り上げている。
…が。
全体的に「これは監督の暴挙だろう」というのがチラホラしてていやだ。なんっつぅか、ヒステリックな行動が異常に多い。
心理描写はすごい。もうすごすぎて理解のどを超えているほどであるが、グダグダし過ぎではないか。心理・思想大いにあって結構だが、ここに出るものたちは-殊若い者たちは 真剣に議論しようとはしない。ヒステリーに、暴力に任せねじ伏せようとする。一向に学習をせず、そこでまた誤解とすれ違いが生まれ、悪い方向へ発展していく…という、簡単に済むはずのものを無理やり難解にしている感じが否めない。しかもその繰り返しである。
監督自身の個人的なその場の心境の変化が作品に表れてはいないだろうか。
また、視聴者おいていきぼりの演出・構成は自己満足か?何度wikiを引いたことか。リアルタイム視聴者はさぞ大変だったと思う。3つ巴の対立状況も、思想を抜きにしてしまえば簡単な図式とも取れる。親宇宙のエゥーゴ、親地球のティターンズ、ジオン派のアクシズである。これをさまざまなオプションをつけてそして高度な物語へと昇華しているが、その一方で分かりやすさが大いに欠如してしまっている。DVDで見れば戻せるが、これはTV放映作品として致命的ではないか。
まぁ、極論、俺は富野という監督にいまひとつなじめていないのだと思う。これからガンダムという要素をとったらどうだろうか。ロボは出てくるがガンダムの続編ではない、もちろんアムロやシャアも出ない。そうなれば?評価は変わってくるはずである。この物語は深く、巨編でありながら、とり方によってはカランカランのペタンペタンとも取れるし戦闘シーンは爽快感は無い、何より局所的に致命的なもろさを抱えていると思う。
あれから10数年たった劇場版で、監督はいかなるZを見せてくれるか、どうなっているのか。楽しみである。
以上、岩本先生の公式(?)ページ
さて、ついに話が進んできております。
その名も、
R20 ロックマン&ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス
有賀先生の日記に「宣伝してくれー!」と書いてあった。力及ばず、しかし、俺とてロックマン歴15年は行ってるはずだ!ならばせぬわけにはいくまい!!
異常なテンションを抑えつつ、色々書いていきたい。
まずは、商品情報をロックマン公式ポータルサイトから抜粋させていただく。
【http://www.capcom.co.jp/rockman20th/】
昨年12月、20周年を迎えた『ロックマン』。その初代『ロックマン』シリーズを皮切りに、続編『ロックマンX』シリーズまで40タイトル以上を網羅した、『ロックマン』イラスト集が、ここに登場です!
歴代シリーズのイラストを3000点以上収録し、本家キャラクターデザインの稲船敬二氏をはじめ、加治勇人氏、石川ヒデキ氏、末次治樹氏、吉川達哉氏、コマキシンスケ氏、日暮竜二氏など、ロックマンイラストレーターの強力な絵が結集! 監修には稲船氏に加え「ロックマンメガミックス」の有賀ヒトシ氏を迎え、カプコンの総力をもって制作したイラスト集。ロックマンファンには絶対に損のさせない、必携のイラスト集です。
- ページ数:336ページ
- 価格:¥3,360(税込)
- 発売日:2008年3月25日
さて、まずは物量的な話だ。
そうページ336P。これはパッとしないが、「キングダムハーツアルティマニアα」とほぼ同等である。すなわち、たいていのアルティマニアシリーズよりある程度少ないくらいだ。十分すぎる、イラスト集でこのページ数はとんでもない。また、A4判ということで…もうなにがなにやら。
それから、あまり表には出てこないカプコンデザイナー陣。この説明文を見る限り、どの絵をこの人が書いた、とか分かるのかもしれない。かなりマニアックな楽しみ方である。
また、監修は自他共に認める史上最強のロックマンファン有賀ヒトシ先生!
以前ロックマンX大全集たるものが出ており、これも確かによかったが、「イラスト集」というかたちでしかも、初代&Xのみという神コンビで出版されてしまう!あぁいかん、もう耐えられん!!
ゼロやエグゼはこういったものがでている。
しかしこの2作品、最近のシリーズのように設定資料がまとめられていないはずである。
だから、今まで出せなかった。20周年にしてはじめて出るのである。
今で考えれば、イラスト集など至極当然なもの。
しかし、膨大な資料を探し、リファインし、構成する…。こういった作業さえも困難なこの2作品で、最も愛されている2作品でついに発売されること、言い表せぬ感激である。
セブン&Yの予約ランキング6位!この2作品はまだまだ死んでいない!オールドファンよ、購入し、それを証明するときが来た!!彼らのプロ魂に、俺たちのファン魂で答えるときが来た!!
さぁ、公式(?)ページリンク先から予約開始であるぞ!!!
俺の脳みその中をぶちまけたり、商品情報だったりレビューふだったり、あまり自分の私生活を繰り広げないこのブログである。
最近家庭に変化が起こり始めた。じっちゃとばっちゃが諸々の理由により一緒に住むことになったわけで…。
当初の予想よりそれは大きな波紋を広げ、なんというのか、まぁその負担がかなりお袋にきているわけです。やっぱり今までお世話になって、たぶんこれからも世話をかけていくわけで、やっぱそれだけじゃまずいんで何か力になりたいとは思いつつも、十二分に力になれないことが歯がゆいわけでね…。
家の中の整理状況が色々あってお袋が今までしてきたのと変わってきていたり、そもそも当初から仮スペースを無理やりあけていたりで、なかなか不完全な状況で同居がはじまっていたりして、その負担が数ヶ月たった今、かなり大きくなっているんじゃないかと。こんな事かいたってどうしようもないのにね。
それでも、(いくら酒で酔っている中での記事でも)どうにかしなければならない。やっぱこんままでいるわけには行かないし、それに誰よりも世話になってきたおふくろです。もう恩返し、孝行始めてもいいんじゃないか。
そんなことを考える深夜。妙に感傷的だ。困ったものである。
こんなことここに書いていいのかわからなんだけど、この記事はもはや自分で見直すためのものだろう。
現在Zを1クール分視聴した。
外伝を3作見てから見たため、しばらくぶりの富野節に戸惑ったが、今は大分取り戻した。
それにしてもこのカミーユ、困ったものである。
映画やアニメ、ゲームなど、主人公(もしくは登場キャラクター)に感情移入ができるか?というのは、楽しむ上で割りと大きなところであると考えているのだが、アムロをはじめどうにもこうにも、感情移入はできない。特に、カミーユは。
両親を殺され軍にそのまま入りかけている そういう境遇の経験も無ければ経験者の話を聞いたことも無いので、実際のところどうかはわからないが、そういう不安定な状況下での青年の心情というものの描写をしている、といわれれば、確かに生生しすぎるほどリアルなのかもしれない。
実際のところ、このような境遇こそが、彼の独特の思想、心情を生み出し、ゆえにわれわれにはとっつきにくいものになってしまっているのかもしれない。
これらの作品に関しては、あくまで客観的に見ていくのが面白いのかな?と思い出している。必要以上に感情移入を図ろうとすると、彼らの感情的行為のために逆に反発を覚えてしまうので。