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一年越しに、宇宙世紀を終結させようと見出しました。

今春休みの目標は、
・ガンダムシリーズの視聴
・FFⅦのクリア
・部屋のレイアウトチェンジ(半期に一度の恒例行事)
・Hi-νガンダムの完成

で。

 さて、再開したはVガンダム。富野監督は「見ちゃいかん」みたいに言っていますが、いいんです。わたくし、ガンダムは好きですけど監督はそうもないですから。むしろ・・ゲフン!!

 主人公はウッソ君。カサレリアに住む地球の不法居住者で、シャクティという女の子と暮らしていたのですが、ひょんなことからMSに乗ることになり、サイド2から地球へと政権を拡大してきたザンスカール帝国の軍部ベスパ、と対抗する地球のレジスタンスであるリガ・ミリティアと行動を共にすることになります。

 このウッソ君がとてもいい子でして。自分も苦労人なのにみんなへの思いやりを忘れないんですね。弱音もめったにはかないし、勇気あるし、感受性も豊か。Zテレビ版の主人公とは大違いで、僕は感動です。キャラデザがやわらかく、一見すればハウス劇場で、しかもキャラクターがみんな良い。オジサマからお姉さまから仲間から長なじみからハロから犬までみんなそれぞれのポジションで大事な役割を担っています。みんな優しくてでも芯があってすばらしい人たち。ところが、

 死にすぎ。

 次回予告で名前を呼ばれたキャラは死ぬという親切設計。当時の視聴者たちは一週間モヤモヤせずに済んだはずです。しかもまたこの死に方が痛々しい・・・。

 ともあれ。私も富野節というか、あの男のやり方に慣れてきたのか、違和感を笑いものにして楽しく見させていただいております。ウッソ君、グッドラック!
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片ひざ立ちもなんのその!!


指を切断したので、こんなポーズもできまウィッシュ!

いやーすげぇ、ガンプラすげぇ。今回は組み立てを楽しもうと、まずフレームから組みましたが、もう満足です。


サイズ比 俺のハムさん(友情出演)
 
今日からセンター試験!
頑張れ受験生。

悩みに悩んだ末、ゴッドガンダムではなくνガンダムを選びましたが、ぶっちゃけこの色は気に入っていません。ですので、旧カラーに変えていきたいと思います。

大学の試験モードに入ったため、更新がとどまるか、もしくは集中力切らして更新を細々するかのどちらかだと思います。

※00視聴前に書いたものなので色々と内容の時系列がおかしい
※ところどころやわらかいネタバレがあるので


【機動戦士ガンダムF91】
 珍しく幸せ結末(笑。俺の中では「逆襲のシャア」見たし、まぁ宇宙世紀はもういいか…なんて思っていたんですが、近所のTSUTAYAが半額ということで、F91視聴。 最初は設定知らんので毎度のごとくおいていきぼりですが、「もういいやめんどくせ」と思って、wikiもひかず、それほど期待もせずに見たんですが…。
 やばいねコレ。トゥバラティ。
 まず目を引くのが、人が死ぬときの絵がものっそいリアルなこと。痛すぎる。しかもパイロットじゃなくて、民間人が殺戮されていく様子がギリギリまで描写されている。痛すぎる。こういう戦争が市民に与える影響ってのは、0080をいい感じに意識していてそうでいい。というのも、シーブックたちが今まで以上に市民なので、こういう演出は非常に効果的だったと思います。元から軍人だったりしたら、こういう見方や描写は生まれないだろうから。シーブックはジュドーに良く似ていますかね、妹がいて、正義感が強くて。それなので、すぐに好きになれました。
ニュータイプ?なのかな。でも、アムロやカミーユみたいにニュータイプを前面に推しだすのではなく、ラストの戦闘シーンでも母親の作ったバイオシステムとの共鳴、そして何よりセシリーを助けるためのフルブーストという描かれ方が強く、難しいこと抜きで、ひたすら愛の為の戦闘という感じでこれも良かった。  
 っていうか今回皆いい人ばっかです。 地球連邦軍の体たらくぶりも変わらず。クロスボーン・バンガードの、おじいちゃんが言っていたことに「なるほどぉ」と思い、これまた連邦なのかクロスボーンなのかで迷うところ。そんなこんなしているうちに相手の鉄火面が独断行動を働きさぁ大変!
 
 実際、この物語は「鉄仮面」というクロスボーン・バンガードのごく一部を倒したに過ぎず、連邦の腐った体制や、クロスボーンのソレに対する粛清、どっちが支配権を握るのかというような、大きく政治的に重要な問題は殆ど解決していないのですが、シーブックとセシリーが最後で会えたのでよかった。終わりよければなんとやら。取りあえず二人にとって幸せな結末でどうでしょう?って感じです。非常にいい物語。
 それから、テーマソングが半端じゃなくいい歌。ヘビーリピートです。

【新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別版】
 ガンダム史上、最高のハッピーエンドだよ。
 AC196クリスマス-地球連合政府と、ホワイトファングの戦闘から一年。人々は今、真の「平和」とは何かを、改めて問われることになる。トレーズやゼクスの意思もむなしく、人々は、与えられた平和を享受するだけであった。そんな中、マリーメイア・クシュリナーダ-そう、OZの総指揮官トレーズ・クシュリナーダの娘が、地球への宣戦布告をした。地球権の平和が、今脅かされる-。
 OVA三巻があり、新作カットを追加しての映画化。毎度のパターンですが、これは2回見ても全然OKでした。っていうか面白い。まず作画。手抜きポイント一切なしで、MSも動く動く。ドンだけ金かかってんだろう(汗 カトキデザインのMSも、話は知らないながら昔から好きでしたから、「やっと楽しめた~~」というところ。やっぱカッコいいわ。
 トレーズの死、ゼクスの反乱、そしてガンダムパイロット達によって人々に与えられた平和。人々は、その平和維持の困難さも特に考えず暮らしているが…。いつだって前線のこの人たちは孤独ですね…。今回はゼクスやトレーズなどがぶつけ合う難しい思想衝突は少なく、ただ、「地球圏の支配をもくろむデキム・バートン」VS「地球圏に再び戦争を起こし、その中でも平和を維持できるかを試す五飛」VS「ただ、リリーナの進める平和を守る為に率先して戦うガンダムパイロットと、ゼクス、ノイン」という構図です。
 最後の明夫さんのセリフですべてが報われたと思います。彼らのこれまでの運命も、未来も。こと劇場版では、その後がチラホラ描かれていて良かったなぁ。一点気になるところといえば、理由のないデザイン変更。どうせならイヴ戦争の後に改造が加えられたとかいう話とか作っちゃえば良いのに。最初からこの機体でした、っていうスタンスはいただけなかった。まぁ慣れればなんのことはなかったけど。
 ガンダムW。何も知らないながらボンボン読者だったので存在は知っており、何気に(デザインだけでしたけど)、昔から好きな作品でしたが、ストーリーを追うことで余計に好きになりました。初代とか見ていなくても全然いけるので、気になる方は是非見て欲しいですね。もちろん、エンドレス・ワルツまで。

【中盤までの感想】
初回からぶっ飛ばしていたWとは違い、じわじわとその面白さを広げていく00。これまでの作品と違うことは、ガンダムサイドではなく、世界情勢視点や民間視点をより多く盛り込んでいること。
 宇宙世紀は基本的に戦士サイドからの視点。F91は戦争の悲惨さを描写している部分はあったが、尺の足りなさがあった。
 Wは、思想同士のぶつかり合いがあり、Gチームの相手はOZでありロームフェラだった。Gチームは組織こそ持たないが、ある種の私設である。相手も組織であり、民間は対象ではなかった。
 00も基本的に序盤はそうで、私設組織が軍を相手に攻撃をするというもの。だが、パイロットがヒイロたちのようにパーフェクトではなく、クルーもどうしようもなく、組織の飼い犬で、思想のぶつかり合いも薄味で、Wと微妙にかぶっているくせにカラッカラのペタンペタンじゃない、という印象を受ける。もう正直序盤は面白くない。だが、トリニティの出現から急変してゆく。ソレスタルは上記のように戦争を幇助する軍や、戦争そのものへの介入をしてきた。つまり、相手は兵士である。が、このトリニティが平気で民間を蹂躙しだし、ソレスタルビーイングでもあった矛盾点である「テロ行為」というものを浮き彫りにしてゆく。
 今まではウザイ女だったルイスたちの役目がここでくるのである。一般人の平和の象徴である彼女たちが、トリニティの無意味な行為で傷つくのだ。これは衝撃的である。15話、中盤から00というもののベクトルが定まり始め19話、20話で一気にくる。マイスターたちも過去にこの「テロ」に関する闇を持ち合わせており、このあたりからキャラクターも深みを増してきた。

【終盤と全部の感想】
 終盤へは、国連軍との戦闘や裏での暗躍するものもいたりとなるのだが…。クルーの死やプトレマイオスの戦闘参加など、色々と唐突過ぎた。無理やり終局へ向かっている感が強く、正直考えてみれば、2世紀にもわたる計画であったのに、最終的に前線に立つプトレマイオスがなぜこうも弱かったのか、クルーが無能ぎみであったのか、など根本的な疑問点はある。また、刹那とマリナがいつの間にあんなに信頼しあっているのかが説明不足など、構成に問題があったかとも思う。

 それから、一番の問題
 ●グラハムエイカーとコーラサワーはネタキャラとしてどちらを優先したいのか?
 ●グラハムは仮面枠にふさわしくないのではないか

 冗談はさておき。ロックオンの最後が、まるでアノ人と同じだったりと、とにもかくにもフルメタルパニックとの酷似に始まり、中盤は良かったけど、終盤で酷似を思い出させ終わったガンダム00。
 現代情勢でもホットな紛争、戦争、テロという問題を扱い、序盤こそグダグダでどうしようもないが、中盤で自身のベクトルを定めきれた。しかし、終盤ではそんなテーマより、刹那の言動や、死の描き方、マイスターの最後などが臭いほどヒロイックすぎる出来になってしまい、若干しらけた。テーマがテーマなのだからもっと泥臭くていいと個人的には思う。戦争介入をし、人の命を五万と奪っているソレスタル・ビーイングの連中があんなにも仲間の死に悲しむのは情けなく、しらけた。その点ロックオンの自己の目的を完遂した後は、自分自身にも罰を下すという、役職上唯一潔い生き方をしているのだが、彼も1から10までクルツ・ウェーバーと酷似しているという癌を患っている。それから、次回に向けてのひき方も…どうよってかんじです。
 山形に盛り上がる作品ですかね、ラブやら戦争やら宗教やら色々と要素を詰め込み、どれも中途半端になってしまった惜しい作品でした。

 もういっちょ、作画はすばらしかった。キャラデザが崩れやすい絵柄なのか、時々人物が?ってときがあったけど、メカは最高クラス。

「頑張れ北京オリンピック!(いろんな意味で)」

ちょうど00見てて、聖火が消えちゃってなんかこう、今しかない!っていう気分になりました。
ガンダム00マジフルメタだよ。ひでぇひでぇ。イヤ、話自体は現代情勢をうまく盛り込みつつやっててまぁ面白いんだけど、フルメタとかぶりすぎて鼻につく。

セツナ・Fセイエイ=相良宗介…ちっちゃなころから傭兵で~15でロボ~に乗ったんだ♪いや、15かどうか知らんが中東で活躍してたあたりとか、もうそのまま

ロックオン・ストラトス=クルツ…もはや常識。ロックオンの外見がクルツに似てて「コイツ絶対クルツだよ!中の人三木さんだぜ!」とかふざけて言ってたら本当に三木さんで完全なクルツになって流石にひいた。劇中でも立派にクルツしてます。

ソレスタル・ビーイング=ミスリル…どこぞの国にも属さず、世界を圧倒する武装を有する私設組織。紛争への武力介入を行使することで、火消しを行う。まぁ、ミスリルよりソレなんとかのほうがくさいですが。

こんな感じ。

さて、ヨーロッパでは北京五輪に対する反抗の表れとして、聖火リレーへの武力による介入行動が起きておりますね。これまた難しい問題です。
 昨今のチベット問題では、チベット独立に対して中国が武力による鎮圧をしたとか、一部ではチベット独立派の僧侶は中国側の猿芝居だとか、報道規制が強いてあるとか…様々な情報が錯綜しており、加えて世界的に見て日本は中立的な報道?といわれれば疑問符がつくし、首相に習えで、「この問題はノータッチ方面でいきまでょう」みたいな流れが出来合っているので、考えるには乏しいのだが。福田総理は中国にものも言えない売国奴といわれても仕方ない。食品問題だって、結局ズルズルになりつつあるし、決定的な打開策の提示もできていないのだから。
 話を戻しましょうか。チベット抜きにしても中国がオリンピック成功のために強行的な工事を行い、田舎の人々や、環境に多大な悪影響を及ぼしているのは周知の事実です。上海の空気は最悪で、死者も多く出ているそうです。
 報道規制、政府の強行的指導、紛争鎮圧など、決して民主主義、政治的先進国とはいえない中国でのオリンピックです。もちろん、発祥の地に近いヨーロッパの一部市民が反対するのも分かります。が…、開会式に出ないのは大いに結構!むしろもっとやれ。中国に、それぞれの国の意思を示す必要はある。しかしまぁ、聖火を消すっていうのはねぇ…。それは流石に、古代ギリシャからの教えなんだから、しなくていいんじゃないだろうか。中国への反抗ではなく、オリンピックが可愛そうだと思います。

 オリンピックは国家力を見せる政治的舞台なのか。オリンピックは平和を願うスポーツの祭典なのか。そして、北京オリンピックは「何事もなく無事に」終わるのだろうか?それとも…   様々な議題をふっかけてれますね。

視聴、完了。


ということで。楽しみにしておりましたW、ついに視聴完了。
いやぁ、面白かったね。

 5人のガンダムパイロットが美形で女性ファンを獲得、まぁそれが両面で評価される作品ですが、いやいやいや、話も過去のガンダムにまったく劣らぬほどかなり深いし、超えているかもしれません。戦闘状況は色々な事態に転々としていくので、もう説明すると面倒ですが、すごく良くできています。Zは政治的駆け引きが多かったですが、ソレを超えるほど。んで肝心なのが、重くシリアスな話なんだけど、登場人物皆が信念を持ち、非常にいい振る舞いをするので、イライラすることなく、素直に、半端じゃなく楽しめました。要らないエピソードが思い浮かびません。ゼクスが見た目シャアやなぁ、と思っていたら、本当にシャアみたいなことし出して、リリーナはセイラさんみたいやなぁ、と思ったけど、セイラさん以上に完全平和へ向けて頑張っていたんじゃないかな。まぁ、セイラさんとリリーナとじゃ立場が違うのでなんともいえませんけどね。

 100点!!


 んじゃアレをば。

●ヒイロ・ユイ
 自爆マニア。最初は「うわははははは」とか言ってて「えぇー、こんな人だったっけ?」と思ったけど、大丈夫でした。自爆マニア。最終回で初めて笑ったわ。吹いたわ。「残る武器は…自爆か」って。後半で、なんか仲間と出会う中で協調性が出てきたんじゃないかと。なんにせよいいキャラです。
●デュオ・マクスウェル
 一番社交性がある。デスサイズスキスキ。多分愛車みたいな感じなんだろうねぇ。コイツの明るさは下手すると重くなりがちなこの作品をどん底に突き落とすの防止に貢献した。ありがとうデュオ!デスサイズは好きですね。
●カトル・ラバーバ・ウィナー
 お金持ちの優しいお坊ちゃん。皆をまとめようと奮戦してくれた苦労人。「僕の」サンドロックと異常に強調するあたり、こいつもかなりのサンドロックスキスキと伺える。そしてサンドロックもかなりのカトルスキスキと伺える。いや、あれは多分マグアナックの人たちとかが自爆時にはハッチが開くように改造を…ゲフンゲフン!!!!!  マグアナックといえば彼らも男らしくていいですね。
●トロワ・バートン
 本編をはじめてみて株価を上げた男。ただ暗くてヒイロとかぶってるんじゃね?と思ったら、こいつはこいつで違うクールさがあり、非常にかっこいい。何気にやさしいし、カトルスキスキだし。キャスリンと末永くお幸せにー!!絶対これはうまくいくと思うんだ。ヘビー・アームズもかなりいいガンダムですね。
●張 五飛
 中国人。自分基準。自分勝手。しかもガンダムという最強兵器を手にしているためたちが悪い。「俺が正義かどうか確かめてやる!」って、オイオイ。え?いいコメントないのかって?……アルトロンは、かっこよかったかな。あ、パイロット技能はかなり高いね。

●リリーナ・ピースクラフト
 よく分からない兄を持つわ、この年で国家元首になるわ、命は狙われるわ、DQNな女に付きまとわれるわの苦労人。セイラさんとよく似てますね。って最初思ったんだけど、なんかやっぱ違うのかな。リリーナ強いです。最後のシーンなんか特によかったね。
●トレーズ・クシュリナーダ
 置鮎ヴォイスにしびれる。騎士のなかの騎士。終盤に向かうにつれ株価を急速に上げた。かっこいいです。
●ゼクス・マーキス
 騎士なのかと思ったら急に反乱して、えーでも真意そういうことだったのー!?と、驚かせてくれる男。そもそもあの仮面、シャアだろ。と思ってたら、シャアと同じことしだしてまた驚き。とりあえず子安ヴォイスにしびれる。あと、驚くほどの美形。ライバル…とはちょっと違う気がするな。コイツは「正義と悪、という区分けの難しさ」を体現している。ゼクスも、トレーズもリリーナも「完全平和」を目指しているのだけど、そのやり方が様々ある。そのやり方で戦争が起こったわけだが、皆それぞれ、正しい部分もあるし間違っている部分もあるしで。そういう思想のぶつかりの末に起こる抗争とか、非常に難しいテーマを扱ってると思います。
●ノイン・リュクレツァ
 表記あってんの?とりあえず、「お嫁にしたいキャラNo1」です。知的で献身的。すばらしいじゃないですか。ゼクスこんの野郎、ノインさんの気持ちにこたえてやれよこの意気地なし!!!って感じですね。前回あって何日目とか、どれだけゼクスすきなのかと。


疲れた…
MSもかっこよく、5機とかなりのガンダムとパイロットが出ますが、それぞれ単独行動をとっているようでどこかでつながっている。という、展開に感心させられます。非常に良くできた構成、そして美学丸出しの脚本。かっこいいです。

「今からガンダムを見ようと思う俺に、教えてくれ!ララァ、私を導いてくれ!-アムロ・シャアの宇宙世紀総集編-」

私が見てきた作品を、ちょろっと感想を書きつつ羅列
①機動戦士ガンダム
 いわずと知れた名作。とにかく入り口はここ!みんな知ってるガンダムワールドにようこそ。初代にして最高の作品。
②機動戦士ガンダム劇場版三部作Ⅰ、Ⅱ哀・戦士、Ⅲめぐりあい宇宙
 劇場で公開された①の総集編+新作カット少し。時間を短縮して理解できるというメリットはあるが、いかんせん急ぎすぎているのと、ニュータイプにこだわりすぎており、TV版とはなかなか違っている。また、現行のレンタルDVDはアフレコ再録なので声優さんがところどころ違う。と、なかなかデメリットも多い。

 <この時点でどうすりゃ良いのさ?!>
 時間があるなら是非、TV版をお勧めしたい。さらに時間があるならその後に劇場版を見てみよう。美しい作画や名曲『哀・戦士』など、見ておくべきものはたくさんある。無理なら劇場だけ、でもいいが…。やはり急ぎすぎなので、お勧めはしない。TV版は必要かと思う。


 さて、次はOVAである。
③機動戦士ガンダム 第08MS小隊
 ガンダムの余剰パーツで作られた陸戦型ガンダムが出る話。戦場は地上、時代は初代と同じ0079。魅力的なキャラクターがたくさん登場する、もはやラブ・ストーリー。見た後に非常にスッキリできる後味いいお勧めの一本。また、声優も桧山さん、速水さん、藤原さん、井上喜久子さんとバカ豪華。OP、EDはもはや名曲のひとつなので、是非聴いてもらいたい。

④機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
 中立コロニーサイド6での、戦争が市民に与える影響と悲しみ、そして、戦争の中で生まれた青年軍人バーニィと、少年アルとの美しくもはかない友情を描く名作。ガンダム随一の身近な描写はガンダム世界を広げ、とにかく話が悲しくも、すがすがしく、はかなく…。皆で一緒に叫びたい「バーーーニィイイイイーーー!!!」時間も短くてすむので、是非寄り道をしてもらいたい。

⑤機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
 パイロット候補生コウ・ウラキがひょんなことからガンダム試作1号機を操縦し、ジオン再建を目指すアナベル・ガトーに奪われたガンダム試作2号機を取り戻す!という話。とにかく、主人公側つまり連邦側に魅力的な人間が少ない少ない。ジオン万歳!ってかんじである。登場人物の一人、ジオンのアナベル・ガトーはシリーズトップクラスの強さと格好良さがあり、しかも中の人は大塚明夫氏だ。もうたまらんはずである。作画も超絶。ストーリー的にはZへのプレリュードで、封印された最強の能力を持つガンダムたち、そしてなぜティターンズができたのか…このようなところを扱うのだが…これこそ実は最後何話だけで、ソレより何より結末の後味の悪さが残る、残念な作品。それ以外はよかったのに…。ちなみに劇場版は結末が違う。もっとひどそう…。

 <どうすりゃ、どうすりゃいいんだよーー!>
 順位をつけるとしたら、0080、08MS(同着)。0083。0080、08MSはメインストリームからするとそれほど重要ではないのですが、単純に面白いんです。名作です。0083は超絶作画を携えていますが、メインストリームからの重要性は「他の2つに比べればまぁある」程度で、ストーリーがいまいち好きになれませんでした。面白いのは面白いですが、他の2つより劣ります。よって、先の順番です。時間があれば全部見ると良いです。ないなら、チョイスもしくは見ないでも大丈夫。

⑥機動戦士Zガンダム
 名作との呼び名高いガンダムシリーズ第2作。反地球連邦組織エゥーゴと、地球連邦軍強硬派のティターンズの抗争。そして最終的に、ネオ・ジオン創設を目指すハマーン・カーンのアクシズを交えた3つ巴の闘いとなっていく。主人公がカミーユ・ビダンに交代するも、前作からの続きなので、シャア・アズナブルやアムロ・レイをはじめ、フラウ、カイ、ハヤト、ちょっとセイラも登場する。…だが、それだけである。やりすぎてわかりづらいぐらい高度に練られたストーリーは基本的に視聴者おいていきぼりなので、よほど集中でもしていない限りwikiは必須。読みすぎてネタバレに注意だ。新キャラクター、特に宇宙のは自身のベクトルが定まらず、ただイライラを周囲にぶちまけるヒステリックな連中ばかりで、こっちもイライラする。まぁ、前作からのキャラは相変わらずいいですが。いろんな意味で見るのがつらかった作品ですね。なんか富野の心の病が垣間見えそうです。でも、これがどうあがいてもキーストーリーになるので、これからも見続けようとしたら必ず通らなければならない門なんです…。

⑦劇場機動戦士Zガンダム Ⅰ星を継ぐもの、Ⅱ恋人たち、Ⅲ星の鼓動は愛
 「Zを作り直したい!」と、正常化した監督が打ち出した「新訳」機動戦士Zガンダム!基本的には総集編、しかし途中の端折り具合や結末の違いから、別作品として捕らえてもいいかと思う。新作の超美麗カットが多数。キャラクターの設定も見直され、こちらはぜんぜんイライラしない!!とても面白い作品だ。gacktの歌がまたかっこいいんだ…。

 <どっちだ…どっちなんだ…!>
 さて。このあとZZ、逆襲と続くんです。まず、単純に見ていてきつかったTV版。見ていて面白かった劇場版、です。しかし、劇場版は端折りすぎているため分からない部分があるはず、というのと、結末がZZに続かないので、新訳…まぁある種の外伝的な扱いにはなってしまいます。なので、ここはTVを見て、「あぁ、これがZZに続くのね…胸糞わりぃ作品だったぜ…」と思って(すんません俺の感想です)、心の換気として劇場版へ行きましょう。ガンダムこのまま行くなら通らなければならない登竜門!

⑧機動戦士ガンダムZZ
 疲弊したアーガマが向かった地は、サイドⅠシャングリラ。そこで、ジュドーたち新主人公が登場する。見ていての面白さならZより上でした。ガンダムというより、古きよきロボットアニメというかんじです。後半に行くにつれてだんだんシリアスさが増し、ガンダムの良さと、他のロボットアニメならではの良さを混ぜ込んだいい作品です。今度の敵はネオ・ジオン。総帥はハマーン・カーン。美人なお姉さまです。きっと好きになるはずです。そのほかにも驚くぐらい魅力的なキャラクターがたくさん登場し、なぜこんなに評価が低いのか…と思います。

 <コレ見るべきなの?>
 ネット上での評価は微妙だし、なんかよくわからないし…。そう思う方、多いはずです。僕もそうでした。しかしまぁ、ガンダムシリーズ見て分かったことは、「評価はひとそれぞれ」という至極基本的なことです。僕はZはいいとは思わないし、ZZは最高だと思います。それほど面白いんです。
 単純に、「シャアの逆襲でアムロとシャアとの結末だけ見たい」のであればZZは見なくとも平気なんです。しかし、ブライトさんが全部出ること、そしてハマーンを知っておくことで、逆シャアでのシャアがすることにより思い入れが増します。つまり、直接的には関係ないんだけど、ガンダムと付き合い、たくさんのキャラ、そしてそれぞれの歴史を知っておくことで、結末の感動、考えることがより増す…ということです。ここまで来たなら、もういっとくべきでしょう? ZZは、単純にひとつの面白い作品として薦めたい作品です。

⑨機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
 最終局面!ここまでくればもはや何も言うまい!二人の男の結末を、とくと見て欲しい!!


 以上。私はコレより、Wへ行く。

例に拠ってネタバレ。


「人類を、地球を想い、愛しすぎるあまり分かり合えなかった二人の男たち」

 終局である。
 宇宙世紀0093。シャア・アズナブルはネオ・ジオンの総帥となり、地球への隕石落としを開始した。「引力に引き寄せられた人間たちの粛清を-」抗するは、νガンダムを駆るアムロ・レイ、そしてブライト・ノアらが属するロンド・ベル。アクシズが地球へぶつけられようとする中、二人の男たちの決戦が始まる。

 さて、まずはいきなり視聴者おいていきぼりの設定の多さです。毎度のことです。もう大丈夫です。ロンド・ベルは地球連邦から派生された機関で、エゥーゴ、カラバが反地球連邦組織として解体され、そこからメンバーなどが寄せ集められできた組織。ジオン残党などの討伐が主任務とされ、連邦には「NT部隊」よろしく煙たがられ、コロニーの人々からはティターンズと同認識を持たれるという板ばさみ状態。
 ネオ・ジオンはシャア・アズナブルが総帥の組織。一度はエゥーゴに属し、地球の、そして人類の進化を見つめようとしたシャアだったが…。
 結局、シャアはハマーンと同じ道を歩むことになったのである。人類、とりわけ地球連邦政府どもは地球の利権搾取ばかりを考え、一向に宇宙へ出向こうとない。そのような状態で、宇宙の支配をしている。このままでは、人類すべてがNTとなり分かり合える日など来るのだろうか。「ならば今すぐ、全人類にその知恵を授けてみよ!!」劇中の彼の言葉は、地球の限界と、人間の進化の遅さを物語る。その結果として、彼は、地球を、コロニーを案じた結果、人間の業を背負い、地球の反破壊を行う。

 正義の敵は、悪ではない。正義の敵もまた、正義なのである。

 シャア、ハマーンはまさにその典型だ。彼らの言っていることは真実。アムロやジュドーが言っていた事、人間がいつかニュータイプになれば、きっと解決できる。これも真実である。解決策は二つだ。しかし、その解決過程で、「遅かれ早かれ悲しいことがおきる」のである。

  

 この作品、一度にかなり多くのことを扱っており、それでもしっかりとまとめられていて、その力量には感服だ。NTがどんなものなのか、という明確な答えがここに来てほぼ初めて語られるわけだが、これで今までのニュータイプ連中の行動原理がはっきりくっきり分かるようになる。
 クェス・パラヤという少女は、シャアに共感する部分がある。それはまた、悲しいことである。
 山ちゃんが出ていたこと。彼のMSがなんかかっこよかったこと。
 チェインの死。ハサウェイの毎度おなじみヒステリック行動。チェインが死んだのは納得できなかったし悲しかったが、ラストシーンで「νガンダムは、伊達じゃない!」その台詞で救われた。アムロのチェインが作り上げたこのνガンダムは、地球を救ったのである。

 そして、男二人の私戦の描き方もうまい。MSを降りての問答、戦闘も良かったし、武器を次々に破壊され、最終的に格闘戦。熱すぎる。ここでククルス・ドアンに習った格闘術が役立つとは…!また、サイコ・フレームがシャアからのリークであったという設定もたまらなくいい。シャアは、やはりアムロとの決着をつける気でいた。

 悲しいのは、いろんな人が死に、アムロも、シャアも死んだというのに、おおもとの地球連邦政府が変わらない限り、第2のアムロ、シャアが出てきてしまうのである。現実世界でも考えるべき問題だ。
 何から何までかっこよく、初代、Z、ZZと培ってきた地盤を活かし、それらも含めて伝えたかったメッセージも織り交ぜられ、うまくまとめられた名作であった。


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ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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