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伝説の勇者ダ・ガーン
第44話 オーボス星の決戦

 同じ宇宙に生きているから


 傷ついたビオレッツェとピンキーをかくまっていたのは、何と蛍だった!星史やヤンチャーはなぜそんなことをするのか分からなかったし、レディもそれを拒んでいた。蛍の言うその理由は、「同じ宇宙に生きているから」

 高杉大佐の居場所を教える代わりに、オーボス星へ連れていけというビオレッツェの要求。この策士に幾度となく追い込まれた星史だったが、彼を信じることにした。星史自身、「同じ宇宙に生きていること」と感じ取っていたのだろう。
 そして見逃せない根元さんの見せ場!目の前で洗車していたパトカーが変形・合体しGダ・ガーンGXへなる。巨大で謝るダ・ガーンに、久しぶりに笑みがこぼれる。そう、それだよ!これが根元さんのポジションなんだよな!!始末書も報われた瞬間だった。

 さて、レディの若さを取り戻してやったビオレッツェは、追い込まれた中レディに「同じ宇宙に生きる」ということを説く。命がけで彼女を救おうとしたこの男に、レディの強情な心も変わりゆく。「出来れば、あんたともう少しそういう生活がしたかったわ・・」くそ。なんてかっこいい野郎なんだビオレッツェ!勧善懲悪の否定、というテーマも大きい。悪は悪だが、罰せられぬ悪も存在する。それこそが、ビオレッツェであり、レディであり、ブッチョだ。人は変わることができる。それを示すのがこの3人であり、ダ・ガーンの面白いポイントだ。
 ビオレッツェは、オーボスのやり方に賛同できなくなった。いつしか、星史たち人間の言う絵空事のような希望に、彼らの優しさに賭けたくなったのだろう。巨大な敵にひるむことなく、自分の信じた道を貫き通すその姿は、敵味方の線を越え、心に染みいる。
 ビオレッツェは猫に変えられてしまったが、辛くもオーボス星から脱出。レディの心も氷解し、星史たちと分かりあえることが出来た。父の存在、母の存在、そして昨日の敵は今日の友。この3作で、最終決戦への道は開かれる。

 かつては敵だったが、この同じ宇宙に生き、分かりあえた友の想いを心に―

 次回、地球絶体絶命
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ロックマン、遊戯王、勇者シリーズ、はたまた政治なんかも時々取り上げる自分日記。行きついちゃった人は、記事検索してくれると思いのほか良い情報が手に入ることが…いや、ほとんどないはずです。
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