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なんと、もう3月なのに今年2本目なんですね。映画見るの。
BSでほろ酔いでみ出した理想の恋人.comです。
良かった。就職活動で心がすさんでいたこともあり、心に潤いを得られました。
ラブストーリー、しかも犬付き。
恋に臆病な人たちに、
将来に少し恐れを感じている私の心がマッチしたのかもしれません。
ストーリーは特に新しいこともなく、
ネットで知り合った男性といい感じになっていく、っていう話。
目新しさもなければ華々しさもない。
だけど、DVDじゃ絶対に手にしない分、テレビで偶然見る面白さというものが
ありますよね。それがこういう映画の良さなのかな、と。
時間がないのでここまで。
随所に流れる曲もすごく良くて、アメリカっぽさも満載。留学してた時を思い出しました。
またゆっくり見たいです。
前言撤回しません。
まぁ好みに合うとか合わないのレベルです。作品としてのレベルは流石、というところです。
●良かった点
・子役二人の声優ぶり。キャラクターの特徴がめちゃくちゃ良く出ていた。驚いた。
・作画。化け物クオリティですね。動き方もさることながら表情の描写が秀逸。この数秒で30分アニメに相当する枚数かせいでるな、と感じます。
こんだけ。
●いまいち…な点。
・声
・声
・声
・声
・声。2時間も見てればさすがに慣れては来るが、それは一時の気の迷い。子役以外は破滅的。思い出しても胸糞が悪いね。なんで声優さん使わないんですか?
●賛否両論あるだろうという点。であり、この映画の優れている点。
・伏線を一切回収せず(後述)
月の謎、埋もれる町の現実、変な液体、フジモリの真の狙いや過去、環境汚染…などなど、いろいろと伏線がちりばめられているのに、何の解決にも至っていない点。個人的には、汚れた海を描写しており、それを浄化するためにフジモリはなんかしているんだろうと思うんですが、それを一行一瞬で片付け、何も見せないこと。子ども用には人魚姫物語として、大人用には現実感たっぷりのメッセージを込めたつもりなのだろうか。
見事といえば見事だが、これは一本に絞るべきだと思う。
絵本の雰囲気と現実感の雑居が非常に気味悪い。ポニョと宗助のやり取りが面白いなぁ、と思っていたら、現実感たっぷり少子高齢老人ホームが出てきて、気味悪いトンネルが出てきて…と。本当に見終わっていまいちな後味しか残らない。
でもまぁ、これがジブリという意見もごもっともなのだが…。
自分の中でいろいろと片付けられない作品。
今年の夏の新作に期待。
●十戒
●TF;R
●テイルズオブヴェスペリア
●仏陀再誕
●This is it
●重力ピエロ
●天空の城ラピュタ
●ターミネーター1
●MOONWALKER
●ファイトクラブ
●最高の人生の見つけ方
●ストレンヂア
●ベンジャミン・バトン
●WALL・E
●MAKOTO
●魔女の宅急便
●紅の豚
●FFⅦACC
●漆黒の追跡者
●アイアンマン
●クローバーフィールド
●フォレスト・ガンプ
●嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
この中からオレデミー賞を選べと言うのか…!
WALL・Eは残念ながら落選。CG、ストーリーの両面でこの2作です。トランスフォーマーは毎回最高レベルのCG、そして爽快な演出とストーリーを押し出してきますので、最も俺デミー最優秀賞に近かった。しかし、2作目ということで衝撃の面では若干劣ってしまいました。そこだけですね、間違いなくすごい作品。
この2作も、トランスフォーマーと並んでかなり近い所に行っていました。ベクトルの方向は違っても、大きさは同じ。総合点で100点といったところなんです。この2作に共通するのは「人生」というテーマ。ここにかなり心動かされましたね。人には様々な生き方があり、そんな人生の素晴らしさを教えてくれた2作は間違いなく私にとっての優秀賞です。幸せな人生の見つけ方は、とにかく爺さん二人が実によい雰囲気を醸し出していて、2時間やさしい気持ちで映画に浸れます。男二人の友情はいつまでも永遠に。悲しさを感じさせないその死に、感動すること間違いなし。ベンジャミン・バトンは、感動する要素はそんなに無いのですが、その人生を追うことで、タイミングと選択の連続を実感します。自分の人生もそうでしたし、みんなの人生がそうなのだと思います。だからこそ、共感できる。共感できればこの映画は間違いなく名作になるのです。また、CGの技術も必見で、ブラピのおじいちゃん姿は驚愕。静かな映画なのに実はすごい技術が詰まっています。
しかし何より、その衝撃度。
これこそが、この映画に最優秀を称するゆえんです。07、08年と、今まで経験したことがないような「何か」を持っている映画に俺デミー賞を贈らせていただきました。ならば、やはり09年。数多くの名作あれど、この作品こそが俺デミー賞です。
今年逝去したマイケル・ジャクソン最後のライブ。これが実現していたら、いったいどんなことになっていたのだろうかと息をのむ作品でした。彼の息遣いが、存在感が満載で、あたかもそこにいるような感覚、そして、彼はまだ死んでないんじゃないか、なんていう感覚さえ覚えた映画でした。マンパワーを存分に感じることができる本作。見た人すべてに、優しさを届けてくれる作品に違いありません。
今年は俺ベリー賞はなしです。仏陀もなんだかんだ笑ったので。
さて、今年は視聴した本数こそ少なかったものの、名作ぞろいでかなりの激戦でした。最後はやはり09年の人、MJがさらっていきましたが、正直、他の4作も間違いない作品勢です。来年はどんな映画が入ってくるのでしょうか。アバターなんかはCGが気になりますし、カールじいさんやクリスマス・キャロルも来年見ることになるはずなので、すでに激戦の予感がします。それでは、また俺デミー章2010で…。
お付き合いさせて頂いている議員から勧められた映画。アポロ計画13番目の一部始終を、事実に基づいて映画化した作品。美しい宇宙の映像。危機迫る展開にハラハラ。そして最前線で戦う男たちに魂が震えること間違いなし。月の美しい日にご覧あれ。
●十戒
こちらもおすすめされた一本。世界史で有名なモーセの人生を描く物語。奴隷の生まれでありながら、養子として王家同然に育てられ、ついに次期の王を目前にしたその時、彼はその事実を知ることとなる…。
偉大なる運命を背負い、壮絶な人生を送った男の物語。モノこそがすべてと思えてしまうようなこの時代で、皆がすさんでしまったと思っているこの日本で、大切なもののヒントを与えてくれているような気がします。
●トランスフォーマー リベンジ・オブ・ザ・フォールン(BD)
メガトロン様、あなたは臆病ものではありませんが
ときには臆病ものが生き残ることもあるのです。
もう一回見ましたよ!これで終わってもよいような終わり方でしたね…。
しかし、成長を遂げたサムの次回の物語をまた見てみたいと思います。惑星ネメシスの卵なんかも解決できてないですし。そんなわけで、劇場よりBDのが画質もよく、DTS音声をフルに堪能出来て大満足の一本!
●テイルズオブヴェスペリア The First Strike
本編をクリアしてから見に行きました。ユーリとフレンの過去物語という位置づけで、二人が騎士団に入団後を描きます。ストーリーの詳細は割愛しますが、ゲーム同様王道の中の王道を突き進む物語で、とくに変わった話の展開などはありません。だけどそれが良くて、こんなストライクもの来たら涙腺ダム崩壊しちゃいますよ…。予想だにしない展開も面白いですが、やはりそのキャラクターにいかに感情移入できるかどうか、そしてどう魅せつけるかっていうのも大事、と。
また、最初からコアユーザーにターゲットを絞っているので、もう中途半端感が一切なく、完全なファンサービス・あとくされない満足いく物語に仕上がっています。制作はProductionI.Gということで、作画も安心して見ることができました。 何度見ても感動できる映画。ホクホク感を得られます。
●仏陀再誕
ペアチケットに応募したら当たったので、ベランスさんと一緒に云った作品。この日、ZeroはVAIO TypeTの予約をしてから見に行こうとベランスを誘ったのだが、生憎この日は予約開始の初日!今季は注目のTypeXも発馬されるため、SONYのサーバーが相次ぎダウン。予想以上に予約にてこずり、その間ベランスはビックカメラですることもなく待ちぼうけ。彼は映画を観る前にして、苦境を前に悟りを開いてしまったのだ!
その節では大変申し訳ございませんでした。ベランス。
映画はと言いますと、声優さんが滅茶苦茶に豪華でした。子安、置鮎、三木、雪野五月などなど。ストーリーは簡単に言うと、女子高生が突然の霊の可視化能力に戸惑い、怪しい宗教に引き込まれそうになったところを、仏陀部隊のエージェント=元彼から反対され、最終的に子安の教えに感動するんだけど、そこで宗教と子安部隊との抗争がはじまり、人知をはるかに超えるドラゴンボールよろしくの法力戦を展開するというもの。
良くわからないって?いえいえ、これは頭で理解するんでなく、感じるものなんです。とにかく結構精神を鍛えることができるこの映画。もう何が何だかわからなくて笑います。タダだから笑えたんですけど。
ちなみに、EDの大川隆法が作詞をつとめた「悟りにチャレンジ」は必聴!!声優マニアで「逃せない!」って人は見てね。
●Michael Jackson -This is it-
やばいお!これは必見だお!思わずやる鬼。
今年、ロンドンを皮切りに世界を席巻するはずだったKING OF POPマイケル・ジャクソンのコンサートツアー「This is it」。しかし、その開始を目前に、彼はこの世を去ってしまった。このニュースは瞬く間に世界を駆け巡った。私はそれを契機に彼の楽曲に触れた口である。いわばミーハー。でも、彼の曲の良さは分かる。そして、彼の楽曲のメッセージ性の強さから、否応なしに「彼」という人間性が伝わってくるのである。
この映画は、伝説のツアーになったであろうThis is itのリハーサル映像をもとに制作されたライブのプロット版と言えば正しいだろう。マイケルのすごさが本当に伝わる映画。すごさをいちいち挙げると多すぎて面倒なので、見てくれ!!最後のMan in the mirrorには涙するはず。映像でこのクオリティ、リハーサルでこのクオリティなら、一体ライブが実現していたらどうなっていたのだろう、と本当に気になるし、実現しなかったことが残念でなりません。大好評につきまだ公開している劇場もあるはずなので、ぜひ!!
●重力ピエロ
今年かなり話題になった作品だと思います。例のごとくあらすじは割愛。「泣けない感動作」という感じですね。家族愛が良い、という側面もありですが、個人的には「罪」について考えさせられる作品でした。最後、小日向さんの台詞には本当にしびれます。
邦画の良さっていうのは、サクッと噛み切れる後味の良さより、口の中にまったりとまとわって心に残って考えさせるこういう映画なのかもしれません。
●天空の城ラピュタ
「いいだろう、3分くれてやる!」
「シータ、一緒に言おう。その呪いの呪文を・・」
「でも・・」
「教えて」
「・・・分かったわ。最初の2文字はバル。そのあとにス。いい?バルスよ」
どっかの掲示板で見たネタ。ワロタ。しかし良く動くアニメですな。宮崎駿絶頂の時。名作すぎて言うことねぇよ・・。
いいアニメ映画に出会ったという満足感でいっぱいです。
かっこよさに震えました。
ベンジャミンより前に見たのですが、遅レビュー。
<あらすじ>
時は戦国。強きものが生き残り、覇者となる時代。
身寄りを亡くした一人の少年仔太郎は、養ってもらってた寺が襲撃されたことで、僧侶の祥庵のもとを離れ、愛犬飛丸とともに赤池城を目指すたびに出る。
道中、ある荒れ寺で仔太郎は、名と刀を捨てた男にであう。その時、当国の武士とそれを率いる異国の戦士に襲撃され、仔太郎はその男の驚異的な強さを目撃する。
時同じくして、その国では明に使者によって、不可解な建物が建造されており、明の死者は仔太郎の命を狙っているのだった。
<感想:ネタばれ含む>
まずストーリーは、青年と少年の友情をベースに、謎の組織と戦いを繰り広げるという王道もの。敵は怪しげなドーピングチャイニーズというのがつぼですね。
基本的に相手国の人間はくるってるイメージがあるんですが、中にはできるやつもいたり。特に山寺さんが声優をされた金髪は最大のインパクトがありますし、それに対峙する名無し、あと国の武士と、それぞれの陣営に代表的な人間がいて、激しい戦いを繰り広げるわけです。それぞれの男の命のやり取りはいやがおうでも燃えてしまう。
映像がめちゃくちゃかっこよくて、死に際の演出も、「アニメでしかできない」ような映像になっており、しかも超絶クオリティなので「ぅおお・・・」とため息が出る。もひとつ、最後の戦いでは「高さ」を取り入れることで普通の時代劇アクションとは違った立体的な戦いを繰り広げているのもおみごとでありました。背景画もとても美しい。
<お勧め度>
高いです。なぜか避けている部分があったのですが、ストーリーは熱く、映像はさすが劇場超絶です。背景画もとても美しいので、注目してください。
ブラッド・ピット主演の09年のヒット作。
映画館行きたい!と思いながら結局いけなかった作品でしたので、楽しく拝見いたしました。
<あらすじ>
ベンジャミン・バトンは80歳で生まれた。普通の人間の生き方とは違う生き方をしなければならないという運命を背負って。そして出会う数々の人々。すべての人生の不確実なタイミングと選択の連続の中で、彼が思う「永遠」とは何か。
<感想:ネタバレあり>
フォレスト・ガンプか?と一瞬思います。でも、ガンプとベンジャミンのキャラクターが大分異なるので、こちらはこちらで違う味が十分に染み出ている。(コメントで監督も投げていていた部分です)
何よりもこの映画、ブラピの集客力に救われています。映画の出来が悪いのではなく、基本的に人生を追体験する映画なので、どうしても「華」に欠けがちになってしまう。そういった欠点をブラピが補うことでヒット作となったのでしょう。
で、肝心の映画の内容ですが、これはUnderstand<Feelだと思います。「絵」を見て、登場人物の行動や気持ちを理解するのではなく、感じようとする、その人に近づこうとする、そうすることで、この映画の魅力は何倍にも膨れ上がると思う反面、それが出来なかった場合は、ある男の人生を3時間延々と見るだけの退屈な映画になるとも言えます。僕はベンジャミンと共感できる部分が多く、非常に楽しめました。
途中まではある程度予想できるんですが、終盤はいよいよ心に来ます。身なりは少年なんだけど、中身は70歳とかの老人。だがしかし、彼の脳は高齢化するかのように機能を縮小させ、恋人はおろか自分が歩んできた人生さえも思い出せない。ここで奇跡が起きた!みたいにデイジーのことだけ思い出していたら一気にしらけていたところだろうが、ここは淡々と、彼の人生を描いたのみで、悲しみが込み上げてくる。
それから、風景の一つ一つがとにかく美しい。この映画を引き立てる重要な一部ですね。
<お勧め度>
本当に人によって賛否両論分かれる映画だと思います。ブラピ映画はこういうのが多いですね。私は強くお勧めしたいです。愛って何だろう、そして、心で生きることって何だろう、人との出会いって、人生ってなんだろう。そういうことをじっくり感じることができる良作。夜中にお酒を片手にごゆるりと見てほしいですね。
3時間近くあるので何度も、というわけにはいかない映画ですが、その分一度見ることでの満腹感は大きいです。心を開いて、じっくり感じてください。
いいですねぇ。
<あらすじ>
古びたビルと思いきや、それはブロックに圧縮されたごみが積み上げられてできたタワーだった。
荒廃した不毛の土地・・人間はおろか、奇麗な水、青空、そして植物も存在していない。そんなあれ切った地球の上、WALL・Eと冠されたごみ処理ロボットはただ一人、懸命にごみ処理に従事していた。
彼はごみの山の中から素敵と思えるものを拝借し、自宅にコレクションしていた。中でも古いビデオテープに記録された映像がお気に入りで、その中に出てくるワンシーン・・男性と女性が手をつなぎダンスをするシーンが大好きだった。それを見て彼は、誰かと手をつなぐことを切望するのだった。
ある日、空から巨大な飛行艇が飛来し、中から美しいロボットが現れる。
求めていた自分ではない「誰か」の登場に心躍らせるWALL・Eだが、彼女との出会いが、そして、WALL・Eの宝物の一つが、あらゆる者の未来を変えていくことになる。
<感想:ネタばれありますんで見ていない方はやめたほうがよろしいかと>
ピクサーにはなんだって期待してしまう。カーズは07年俺デミー賞を受賞、さらにそのほか名作を多々織り出している。そんなピクサーが放った映画は、言葉をしゃべらないロボットのアニメーション。
前半は理解できない言葉が続く。まるで無声映画。しかしそこはさすが作品一本を車だけで作り上げた名門で、ロボットらしからぬ豊かな表情と細かな風景描写で、28世紀の地球の様子がよくわかる。加えて、言葉を離さぬ二人に感情移入さえしてしまうのだ。
その後、WALL・Eが探した植物を格納したEVEは宇宙へ向かう。そこで見る驚愕の事実、まだ人間が生きているということだ。ネタばれ一切なしでこの映画を見たのでショックを受けた。そしてこのWALL・Eは今までの作品以上にメッセージ性の強い作品だろう。
2110年くらいだったかに、人間は地球を離れAXIOMで宇宙で出、その間地球上はWALL・Eたちが清掃するとう計画だった。いつかは地球に戻ろうとしていたわけだ。だがしかし、地球の汚染は想像を超えるひどさで、以後700年、人類は地球に戻れず宇宙船で人畜のような生活を送ることになる。
すべてはロボットで管理され、人間がすることは一切ない。ただ娯楽を享受するのみの、「生きている」が「生きていない」生活を送っている。
これは非常に強烈なメッセージである。
一つは環境と地球保護のメッセージ。
もう一つは、極度のオートメーションがもたらす危機というメッセージ。
その生活の中で人間は退化していた。文字を満足に読めなくなるだけでなく、歩かないので足は短くなり、手は何も工作をする必要がないので指も短くなり体はブクブク。恐怖である。機械化は便利だが、あまりにも人間の仕事がなくなればこうなってしまうのだろう。機械の故障に際しても、それを察知し修理するのは機械で人間はその構造さえ知らない。すべては機械の中で循環し、その循環から生成されるものを人間が消費するという恐ろしくも、非現実的ではない構図だ。実際に起ころうとしている。
おとくいの感動物語に加え、こういった今まで以上の強烈なスパイスを利かせたことは大いに評価させた頂きたい。さらにそれをしつつも、前面に出しすぎるのではなくあくまで、WALL・EとEVEとのやり取りに話の重心を置いており、物語そのものは全く破たんせず、すべてを終着駅までスムーズに運ぶという素晴らしさだ。
最後のワンシーンは賛否両論を呼ぶところだろう。
WALL・Eの感情はどこに依拠していたのか。コンピュータであれば、それは基盤に備え付けられたCPU、すなわち脳みそである。人間でも心は脳みそによるだろう。一種の記憶喪失で、手をつないで思い出したというご都合主義解釈をしてもつまらない。
あれはおそらく、EVEの持つ記憶がWALL・Eに電波したのではないだろうか。二人が接触するときに電流が走る描写がいくらかあったが、あれによって二人はそれぞれの記憶や感情の一部をやり取りしており、最後においてもEVEの持っていたWALL・Eに関する情報と、EVEのメッセージが届いたのだと考える。二人が無線機を搭載していても時代的に齟齬はない。
また、エンディングもよかった。
人間はまた紀元を最初からやりなおすことになる。だがしかし、すべての文明の頂点であるロボットは存在しており、農耕、工業といった進歩は彼らとしていくことになる。
2回目の挑戦。願わくば、よき方向に向かわんことを。
さぁ、これで完璧だ!
と言いたいところだが、満足度はカーズにはかなわず。どうやら、私はアンドリュー・スタントン氏と相性が合わないらしい。彼はファインディング・ニモの監督をされたが、その作品もよかったのだが、満足度は高くなかった。何が悪いというわけでもないが、作品の雰囲気やオーラが僕に適していないのかなぁ・・。
<お勧め度>
だがしかし、作品の質は最高位である。またひとつここにピクサーの名作が生まれたのだ。
非常によくまとまっているので、「まだ」という方はぜひ見ていただきたい。
ブルーレイで!
MAKOTO
初の邦画なのではないだろうか。基本的に邦画は見ない。部活感覚をぬぐえていない作品群の強さが、邦画の魅力を押し下げているように思う。
しかし傑作もないわけではなく、たとえば今年でいえば重力ピエロやディア・ドクター、そろそろレンタルがはじまる私は貝になりたい等、
真剣さをひしひしを感じる作品もあるので、これからはこちらにも触手を伸ばしていこうかと思う。
<あらすじ>
さぁ、MAKOTO。深夜帯に放送していた映画である。
法医学者の主人公には、「霊」が見えた。
彼らはこの世に未練を残しており、それを伝えようと成仏をしないのである。普通なら自殺で片づけられるような事件。
しかし、彼にはそこに居座る霊が見えてしまうので、「自殺」と簡単に処理することができず、あらゆる事件を徹底的に調べ、
「死者」の「言葉」を聞かなければならないのだ。しかし、それゆえに重要なことを見落としていたのである。
<感想:ネタばれほとんど無>
という映画。非常に良い材料だと思います。
「死者」の霊が見える主人公が法医学者なので、そういう視点で映画は進みます。
ですが、事件性と、恋愛と、なんかゴタゴタ混ぜてしまってオチはすごくいまいちだったなぁ・・・と。
最初30分くらいは一気に引き込まれるんですが、途中から失速して眠気を誘ってくれました。夜中だったということもあるんですが…。
<お勧め度>
低い、とまではいかないけど、わざわざ借りて探すまではないかな、と思います。
主演が東山さんで、あとは室井滋、愛川翔、べッキー、和久井えみなど。気に入った人がいれば視聴してみては?
べッキーのちょっとエロいシーンが拝める。いや、真相は大したことないんだが絵的に若干ね。
僕は東山さんが出てたので見てみました。
魔女の宅急便
あ、の、ひ、とが、ままにあうためにッ!
ヤマトが協賛じゃなかったら「宅急便」じゃなかったんだぜ…。
名作のなかの名作で、本当にもう何回目?っていう感じの金曜ロードショーで見ました。
実は、一回真面目に通して見たことある人って少ないんじゃないでしょうか。僕のその一人ですが。
新たな発見というか、こうして見ると奥が深いなぁ、という良い作品です。
<あらすじ>
キキが魔女になるために街へ出て1年間の修業をする足かけがこのお話。
そこで経験するキキの出会い、恋、挫折、成長の物語。
<感想>
素晴らしい映画です。ジブリの中で一番好き。最近のジブリはわけ分かんない。
このころのは本当に歴史に名を残すお話ですね。絵も半端じゃなく動く。
さて、あらすじは実にあっさりなんだけど、見せ方が上手。2時間無駄がない。
ジジのポジションが見事だなぁ、と。
彼はキキの心が投影された存在で、それが折れ、そして成長を経ることで「ジジ」というキキにとっての「救い」が必要なくなったということなんでしょうね。
「新たな街で、新たな仲間と頑張って」というメッセージなんだと思います。
絵を描くのが嫌になったら書かない、とことん別のことをしているうちに、時期に絵が描きたくなる。とか、この年になってグッと共感できることがたくさんあって、
また明日頑張ろうというような元気が得られる本当に素晴らしい作品でした。
<お勧め度>
きわめて高いです。
特にジブリ作品って日テレの安売りにさらされるんですが、この80年代から90年初頭にかけての作品はメッセージ性だけが突出したりすることなく、
かといって馬鹿作品でもない。見ていて面白く、見込むと深さが味わえるという素晴らしいバランスなんだと思います。
で、今までなんとなくみんな見たことあって、でも、一回真剣に見てみるとまた新たな味わい方ができるのだと思います。
ゲゲゲの鬼太郎 2作目
途中で寝た。
メインキャストは完璧。大泉洋の演技力・はまり方がぴか一。あと猫娘としょこたん可愛かった。
<あらすじ>
・・人間に危害をもたらす妖怪を退治するという物語。
ごめんなさい、よう覚えてない・・。
<感想:ネタばれなし>
メインキャストはいい。衣装も結構作りこんであって某こち亀とは雲泥の差。こだわりが見える。
しかし。
わきを固める役者が本当にゴミ。まぁ敵のボスクラスは立派なんだが、下っ端連中は年5後、この映画を見ると懐かしくなること請け合いのメンバー。
「あぁ、こんなやついたなぁ」要するに、流行に乗ってる人間出そうぜ、みたいなフジテレビの介入が垣間見えて鼻につく。
<お勧め度>
べつにいい。
紅の豚
飛ばない豚は、ただの豚。
ネットでの評価が異常に高いにも関わらず今まで見たことがなかったので挑戦。
良かったですよすごく。
<あらすじ>
第一次世界大戦後のイタリア・アドリア海を舞台に、そこで活動する空賊と、それを相手に生計を立てる賞金稼ぎの飛行艇乗りの「紅の豚」との、男の生きざまを描く物語である。
<感想:若干バレ>
とにかくポルコ・ロッソがかっこいい。こういう男にあこがれるだろう普通!っていうくらい!
ある事件を契機に軍隊主義を抜けたことで、「紅の豚」として自分に呪いをかけてしまったんですが、この「紅」っていうか例の赤の国・主義であったりしてるんですね。
世界恐慌時代で、ズタズタになったイタリアの描写もところどころ含まれており、「いいところ」だけではなく、「難しい現実」を描くあたり大人の映画と言えるかもしれません。
しかし、まぁそういった政治情勢を抜きにしても、男のロマン物語としての完成度は至高。
魅力的な女性も多々登場し、作品を盛り上げます。時々笑えるシーンも入っていて、すごく見事なバランスだと思います。
<お勧め度>
これもきわめて高いです。
かっこいいので何度でも楽しめる。お気に入りの一作になりました。
ディセプティコンは全滅したはずだったのに・・・!
前情報全くなしに見てきました!ネタバレは厳重に管理してレビューしていきます。
とりあえず、この映画は安い!!
最初並んでいる列におじいちゃんおばあちゃんが凄く多くて、「まさかトランスフォーマー!?」と興奮しましたが、何のことはない、隣のスクリーンの剣岳でした。
上映時間が約2時間40分ほど。お恥ずかしながら開始1時間で尿意を催しまして・・・。途中抜けようかな、と思ったりもしたんですが、そんな抜けられるほどお話がゆっくり進まず次から次に料理が出てくるような映画だったので、あきらめました。それほど面白かった・・!
さぁ、では。
<ややネタバレ含むあらすじ>
前作から2年、オプティマス・プライムの呼びかけに応え多くの戦士が地球に降り立った。セクター7は解体されたものの、オートボットは、2年前ともに戦った米軍の兵士を中心に構成される特殊部隊「NEST」とともに、各地に点在するディセプティコンの残党処理にあたっていた。
一方で、サム・ウィトウィッキーは普通のティーン・エイジャーとなりミカエラと平和な日々を送っている。今日は大学に進学したことで一人暮らしへの引っ越しの日だ。大学の決まりでバンブルビーを一緒に連れていくわけにはいかず、そのことをいつ打ち明けるか、ミカエラとの関係はどうしようか、そんなわけでいろいろ、平和な悩みを持っていた。そしてその準備のとき、偶然にもオールスパークのかけらを発見するのだった。
ここ半年で頻繁に出没するディセプティコンだが、彼らの狙いは一体何なのか。メガトロンなのか、オールスパークなのか・・・それとも・・・。
<完全にネタばれを含む感想>
見に行ってください。これは。
まずお話について。セカンドならではのダークサイドな部分が出ていてそれらしいです。1は華やかに、2はダークに、そして3で飛躍というのが順当な3部作の組み方ですが、本作はそれを踏襲すると同時に2はそれとして一つの作品で仕上げ、次回への楽しみを残しつつ決して後味の悪いものにしていないというのが非常に高評価です。人間という第3者が出てきて、彼らとの協力でもめるというのが今回のオートボットの試練でしょうか。それはサムしかり、政府しかり。サムはもう普通の生活に戻りたい一心なんだけど、否応なしに巻き込まれていき、そしてプライムの死を目前に意志を固めるわけです。2でよくある主人公ヘタレ化現象と、そこからの超進化は、お約束ながらグッときます。目覚めの瞬間の相棒、バンブルビーとの会話は感動しました。バンブルビーは今作でもしゃべることはできないのですが、それもまたプラスに働いていました。さて、政府側については、大統領がなんとあのオバマ氏に!しかも彼、中盤でNESTの解体を命じてしまいます(笑)政府側は米軍と違ってあくまでもオートボットに懐疑的なので。というのも、序盤で上海をメッタメタに破壊してその事後処理とかで嫌だったのかもしれないです(笑)この映画の米軍はまるで世界連邦軍のように世界をめちゃくちゃに破壊するので・・・。しかしこの決断、ひいては大間違いでレノックス少佐と軍と独断で最終的には間に合うのですが、今のオバマのかじ取りの危うさを風刺しているようで面白いな、とおもいました。GM株買ったはいいけど、効率性と支持母体である労働組合どう折り合い付けるの?みたいな問題も出てきていますし・・話がそれました。
次に映像面ですが、音楽と見事に同調し、非常に重量感ある大迫力なファイトを楽しめました。CGではなくもはや実写であることは言わずもがな。迫りくる演出は身震いします。生産中止になったF22スタースクリームとこれまた経営破綻になったGM社オートボットとの戦いは見ものです。次回大丈夫なのか・・?
キャラクターについても、限られた時間でよく個性が出ていて、かっこよさだけではない、トランスフォーマーならではという色が前作にも増して出てきました。スタースクリームが前作よりもドジっ子になっていて、メガちゃんとのやり取りは笑えます。ほかのディセプティコンはほとんどやられ役なので名前もよくわからないのですが・・、オートボットのおじいちゃんもいい味出していました。前作から登場するキャラクターも新たな一面を見せてくれたりと、キャラクターが更に掘り下げられていて、第3作が非常に楽しみになりますね。まぁ、悲しかった点といえばラチェットがほとんど空気状態だったということでしょうか。あとバイクも少し不憫だったかな・・?ジャズにはぜひ復活してほしいけど・・。
さぁ、この夏!この映画を見ずして何を見る!
こんなに、歴史的建造物を、他国の都市をめちゃくちゃに壊しちゃっていいのか!まぁいいか中国だし!壮絶な破壊の嵐、大迫力の映像!熱いストーリー!金かかってる映像を楽しめる大盛り映画!
トランスフォーマー リベンジ ぜひ!!!
平日なので結構人少なかった。巨大ポップを撮影!